2022年5月30日
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29
ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 「エジプト風」Op.103
ピアノ:アレクサンドル・カントロフ
指揮:ジャン=ジャック・カントロフ
管弦楽:タピオラ・シンフォニエッタ
CD:キングインターナショナル KKC-6501
ピアノのアレクサンドル・カントロフ (1997年生まれ)は、フランス出身。父はヴァイオリニストのジャン=ジャック・カントロフ。2013年にパリ国立高等音楽・舞踊学校(CNSMDP)に入学、2017年にマスター課程を首席で卒業。卒業後はエコール・ノルマル音楽院で学ぶ。2019年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門において優勝。これはフランス人初のピアノ部門の優勝であり、チャイコフスキーの協奏曲第2番を弾いて優勝したのも初めてのケースである。
このCDで指揮をするヴァイオリンのジャン=ジャック・カントロフ(1945年生まれ)は、フランス、カンヌ出身。ニース音楽院を経てパリ音楽院に学んだ。1962年「カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクール」第1位、1964年第11回「パガニーニ国際コンクール」第1位、1967年第12回「ロン=ティボー国際コンクール」第4位。パリ管弦楽団の首席コンサート・マスターも務めた。実に繊細で、豊かな感情表現に富んだヴァイオリン演奏を行い、世界のトップクラスに位置づけられる演奏家。