2023年1月23日
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 K219
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz112
ヴァイオリン:中野りな
指揮:広上淳一
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
CD:フォンテック FOCD9875
仙台市が2001年に創設した「仙台国際音楽コンクール」は、コンチェルトを課題曲の中心に据えるという特色を持っており、セミファイナルとファイナルでは仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演する。2022年5月~6月におこなわれた第8回「仙台国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門では、中野りなが優勝した。日本が世界に発信する若き才能の登場である。
ヴァイオリンの中野りな(2004年生まれ)は、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」にて森川ちひろ、「ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー」にてポール・ロチェックに学ぶ。現在、桐朋女子高等学校音楽科3年に特待生として在学し、辰巳明子に師事。幼少より、「アルテュール・グリュミオー国際コンクール」(ベルギー)カテゴリーA第1位・グランプリほか国内外の数々のコンクールで優勝、入賞実績を持つ。2021年には第90回「日本音楽コンクール」で優勝、併せて岩谷賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒栁賞、増沢賞を受賞。2022年の第8回「仙台国際音楽コンクール」では、史上最年少の17歳で優勝し大きな注目を集めた。2020年第7回「アリオン桐朋音楽賞」受賞。