2024年2月29日
ワイル:ユーカリ~タンゴ・ハバネラ~
ビジョルド:エル・チョクロ
ガルデル:首の差て
サンダース:アディオス・ムチャーチョス
マルティヌー:3つのマドリガル
ロッラ:3つのニ重奏曲 第3番 変ロ長調
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのためのニ重奏曲 変ロ長調 K. 424
ヴァイオリン:川田知子
ヴィオラ:須田祥子
編曲:荒井英治
CD:マイスターミュージック MM-4525
優美な歌と超絶技巧が魅力のタンゴ4曲に、多作家としても知られるマルティヌーの独自の響きが美しいマドリガル、そして、デュオ・レパートリーとして近年演奏機会も多いロッラの佳品を経て、モーツァルトの名作が最後を飾るという、聴いて楽しいプログラム。
ヴァイオリンの川田知子は、東京都出身。1983年中学校3年生の時、第37回「全日本学生音楽コンクール」東京大会で奨励賞受賞。1988年東京芸術大学入学。1989年第36回「パガニーニ国際コンクール」5位入賞。1991年東京芸術大学を首席で卒業し、同年第5回「シュポア国際コンクール」優勝。平成15年度国際交流基金日本文化紹介派遣事業でトルコおよびエジプトでリサイタルを行う。2002年イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会開催。2003年度第33回「エクソンモービル音楽賞」洋楽部門奨励賞受賞。Kitaraホールカルテット、イシハラ・リリック・アンサンブル、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、鎌倉芸術館ゾリステンのメンバーとして活動する。
ヴィオラの須田祥子は、6歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向し、1998年同大学を首席で卒業。1997年第7回「日本室内楽コンクール」、1999年第7回「多摩フレッシュ音楽コンクール」、1999年第23回「プレミオ・ヴィットリオ・グイ賞国際コンクール」、2000年第2回「淡路島しづかホールヴィオラコンクール」の全てのコンクールで優勝。国内の数多くのオーケストラに首席として客演したほか、宮崎音楽祭、倉敷音楽祭、鎌倉芸術ゾリスデン、サイトウ・キネン・オーケストラ等に度々出演。2013年ヴィオラ演奏集団「SDA48」を創設。現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、洗足学園大学非常勤講師。