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2024年8月12日

★タカーチ弦楽四重奏団のシューベルト:弦楽四重奏曲第8番/第15番


シューベルト:弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D887
       弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調 D112

弦楽四重奏:タカーチ弦楽四重奏団

        エドワード・ドゥシンベア(第1ヴァイオリン)
        ハルミ・ローズ(第2ヴァイオリン)
        リチャード・オニール(ヴィオラ)
        アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)

CD:Hyperion CDA68423(TMP JCDA-68423)

 このCDは、タカーチ弦楽四重奏団の新録音で、若きシューベルトと円熟のシューベルトの弦楽四重奏曲を収録。まだ10代であった若きシューベルトが1814年9月5日から13日までの短い期間に書き上げた弦楽四重奏曲第8番。そしてシューベルトが作った弦楽四重奏曲の最後となった第15番。こちらもわずか11日間で書かれた作品。第15番は、シューベルトの存命中に全曲演奏されることはなかったが、その野心的な作風は彼の室内楽曲を代表するものに値する作品といえる。

 タカーチ弦楽四重奏団は、ハンガリー、ブタペストのリスト音楽院教授のアンドラーシュ・ミーハイの門下生であったガボル・タカーチ=ナジら4人の学生によって1975年に結成された。1977年にフランスのエヴィアンで開かれた「国際弦楽四重奏コンクール」で一等賞および批評家賞を受賞したことで一躍を注目を集めた。1978年「ブタペスト国際弦楽四重奏コンクール」優勝、ボルドー音楽祭でゴールド・メダル受賞。その後、アマデウス四重奏団、ハンガリー四重奏団に師事するなど研鑽を積み、世界に知られる弦楽四重奏団に成長を遂げた。現在はアメリカ合衆国のコロラド州ボルダーを拠点としている。2020年、グラミー賞受賞(3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わり活動している。

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