クラシック音楽 新譜CD情報


2023年4月03日

★第16回「ショパン国際ピアノコンクール」優勝者アヴデーエワ 復活の力 音楽に込めた混迷社会を克服する希望

シュピルマン:マズルカ
シュピルマン:組曲「機械の生活」
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番Op.12
ヴァインベルク:ピアノ・ソナタ第4番ロ短調Op.56
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84

ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ

CD:キングインターナショナル KKPT-2001

 2010年第16回「ショパン国際コンクール」優勝者ユリアンナ・アヴデーエワの最新アルバムは、社会的災害とその克服への希望というメッセージ性の強いもの。

 ピアノのユリアンナ・アヴデーエワ(1985年生れ)は、ロシア出身。5歳でピアノを始め、グネーシン音楽学校(モスクワ)にてエレーナ・イワノヴァに師事。その後、チューリヒ音楽大学に留学。並行してモスクワ・グネーシン音楽院のトロップのもとでも学んだ。2008年に両校を卒業後、W.G.ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて学ぶ。2006年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」で1位なしの第2位。2007年「パデレフスキー国際ピアノコンクール」で第2位。そして2010年第1位、合わせて、最優秀ソナタ演奏賞も受賞。マルタ・アルゲリッチ以来、45年ぶりの女性ピアニストの優勝者として注目を浴びた。同年の12月に来日し、NHK交響楽団と共演。東日本を支援するため、2011年秋にチャリティCD「ショパン:ソナタ第2番『葬送』/英雄&幻想ポロネーズ」をリリースした。

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