クラシック音楽 新譜CD情報


2023年4月17日

★風に…波に…鳥に… 舘野泉 86歳。ピアノが語りかける、生命のつづら折り。

一柳 慧:ファンタジア ―左手のピアノのための
パブロ・エスカンデ:音の絵 ―3手連弾のために ※
光永 浩一郎:海と沈黙
吉松 隆:アイノラ抒情曲集 ―ピアノ(左手)のために 作品95 より
      第1曲 「ロマンス」
      第5曲 「モーツァルティーノ」
      第3曲 「バラード」
     タピオラ幻景 作品92 より 第3曲「水のパヴァーヌ」
ミシェル・ルグラン/吉松 隆 編曲:シェルブールの雨傘 ―3手連弾 ※
梶谷 修:祈り
      土曜日の森
      風に・・・波に・・・鳥に・・・
山田 耕筰/梶谷修 編曲:赤とんぼ
ウラディーミル・ヴァヴィロフ/吉松 隆 編曲:カッチーニのアヴェ・マリア

ピアノ:舘野泉、藤田真央※

 舘野泉、86歳の新録音。プログラムのほとんどが舘野に献呈された作品群で構成され、ゲストに藤田真央を迎えている。2022年11月7-9日、南相馬市民文化会館「ゆめはっと」にて収録。

 ピアノの舘野 泉(1936年生れ)は東京都出身。東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。1964年よりヘルシンキに在住し、シベリウスをはじめ、フィンランドの近現代作曲家の作品に取り組む。1968年「メシアン・コンクール」第2位。同年より国立シベリウス・アカデミーの教授を務め、1981年以来フィンランド政府より芸術家年金を与えられる。2002年フィンランド、タンペレでのリサイタル中に脳溢血で倒れ、その後遺症として右半身に麻痺が残る。以後、左手のピアニストとして演奏活動を継続。2012年「東燃ゼネラル音楽賞」を受賞。左手のための委嘱作品を充実させることを目的とした「左手の文庫」を設立。

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