クラシック音楽 新譜CD情報


2023年8月21日

★久石 譲指揮FOCの「ブラームス交響曲全集」

<Disc1>

ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68

<Disc2>

ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
      交響曲 第3番 ヘ長調 作品90

<Disc3>

ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98

指揮:久石 譲

管弦楽:フューチャー・オーケストラ・クラシックス (FOC)

録音:第1番:2023年5月10-11日 長野市芸術館 メインホール(セッション)
   第2番:2021年7月8日 東京オペラシティ コンサートホール、10日長野市芸術館 (ライヴ)
   第3番:2022年2月9日 東京オペラシティ コンサートホール(ライヴ)
   第4番:2022年7月14日 東京オペラシティ コンサートホール、16日長野市芸術館 (ライヴ)

CD:オクタヴィアレコード OVCL-00820

 このブラームス全集のCDアルバムは、2020年から取り組んだブラームス・ツィクルスより第2番・第3番・第4番と、新たにセッション録音をした第1番が3年半という時間をかけ、久石譲のもと若手トッププレーヤーが集結したFOCにより収録。

 作曲・指揮の久石 譲(1950年生まれ)は、長野県出身。国立音楽大学在学中より現代音楽の作曲家として出発。1984年の映画「風の谷のナウシカ」以降、「風立ちぬ」まで宮崎駿監督の10作品の音楽を担当。その他、北野武監督「HANA-BI」、滝田洋二郎監督「おくりびと」、李相日監督「悪人」、山田洋次監督「東京家族」、高畑勲監督「かぐや姫の物語」など国内外の数々の映画音楽を手掛ける。2001年、映画監督として初メガホンをとり「Quartet カルテット」を製作、音楽・共同脚本も手掛け、日本初の音楽映画としてモントリオール映画祭のワールドシネマ部門正式招待作品に選ばれた。演奏活動においては、ピアノソロやオーケストラなど様々なスタイルを披露。近年は指揮者としても活動中。国立音楽大学招聘教授。受賞(章)は、2009年紫綬褒章、2011年第34回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「悪人」)、2014年第37回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「風立ちぬ」)、2002年第30回アニー賞 音楽賞(「千と千尋の神隠し」)、2009年第3回アジア・フィルム・アワード 作曲賞(「崖の上のポニョ」)、2014年第16回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)アニメーション部門ベストオリジナルスコア賞(「風立ちぬ」)など多数。

 フューチャー・オーケストラ・クラシックス(FOC)は、久石 譲が芸術監督を務めていた長野市芸術館で、2016年から活動を行っていたナガノ・チェンバー・オーケストラを母体に、2019年に創設されたオーケストラ。古典や現代作品など様々な楽曲の演奏を行い、ベートーヴェンとブラームスの交響曲全集の録音を発表。また、2023年宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」で演奏を担当した。

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