2018年8月30日
モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.14 (ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.30 (ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)
転調する前奏曲 K. deest (ピアノ・ソロ)
「ロンドンのスケッチブック」 K.15より [ウィリアム・ヨン編]
(1)第32番 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏 K.15gg
(2)第15番 ヴィオラとピアノのための間奏曲K.15p
(3)第16番 クラリネットとヴィオラのための二重奏K.15q
(4)第23番 クラリネット、ヴィオラとピアノのための二重奏 K.15x
「泉のほとりで(ああ、恋人を失えり)」による6つの変奏曲 ト短調 K.360
ヴィオラ:ニルス・メンケマイヤー
ピアノ:ウィリアム・ヨン
クラリネット:ザビーネ・マイヤー
ヴァイオリン:ユリア・フィッシャー
CD:ソニーミュージックジャパン SICC30481
今最もヨーロッパで活躍するヴィオラ奏者、ニルス・メンケマイヤーによる、「ケーゲルシュタット・トリオ」を中心に、アレンジ作品も含めてヴィオラでモーツァルトの魅力が堪能できる新録音。ヴィオラのニルス・メンケマイヤーは1978年ドイツ、ブレーメンの生まれ。2006年「ドイツ音楽コンクール」、2005年「ORF国際ヴィオラ・コンクール」で優勝、2005年「カール・フレッシュ賞」、「プリムローズ・ヴィオラ・コンクール」優勝など輝かしい受賞歴の持ち主。WDRケルン放送交響楽団首席奏者を経てソリストに転向。現在、ハイデルベルク・フィルハーモニー管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務め、2017年「リューゲン春の音楽祭」の音楽監督を務めた。
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2018年8月27日
モーツァルト(クライスラー編):ロンド(「ハフナー・セレナーデ」より)
クライスラー:プレリュードとアレグロ、美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び、ウィーン風小行進曲
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
R.シュトラウス(プシホダ編):歌劇「ばらの騎士」より “ワルツ”
ヴァイオリン:青木尚佳
ピアノ:中島由紀
録音:2017年10月4日、Hakuju Hall(ライヴ録音)
CD:フォンテック FOCD9778
ヴァイオリンの青木尚佳は、東京都出身。2014年「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」で第2位受賞、併せてコンチェルトの最良の解釈に贈られるモナコ大公アルベール二世賞を受賞。また同年10月、中国・チンタオで行われた第4回「中国国際ヴァイオリンコンクール」にて第2位受賞。2015年7月に受賞記念リサイタルを東京の浜離宮朝日ホールで開催。2016年「仙台国際コンクール」において第3位。これは青木尚佳のCDデビュー盤。
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2018年8月23日
モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
ヨハン・クリスティアン・バッハ:クラヴィーア協奏曲 ニ長調 作品13-2
モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
フォルテピアノ:小倉貴久子
管弦楽:ピリオド楽器による室内オーケストラ
CD:ALM RECORDS ALCD1176
フォルテピノの小倉貴久子は、東京都出身。アムステルダム音楽院卒業、東京藝術大学大学院修了。 1995年「ブルージュ国際古楽コンクール」のフォルテピアノ部門において第1位と聴衆賞を受賞。平成24年度「文化庁芸術祭」レコード部門〈大賞〉(CD「イギリス・ソナタ」)受賞。このCDは、2012年以来継続している、小倉貴久子の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」第30回記念演奏会のライヴ録音。
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2018年8月20日
ラヴェル:ピアノ協奏曲
ガーシュイン:ピアノ協奏曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ピアノ:デニス・コジュヒン
指揮:山田和樹
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
録音:2017年7月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
CD:キングインターナショナル KKC-5893
ピアノのデニス・コジュヒン(1986年生れ)は、ロシアのニージニー・ノヴゴロド出身。バラキレフ音楽学校で学ぶ。2009年リスボンの「ヴァンドーム・コンクール」で第1位、「リーズ国際コンクール」では3位入賞した。2010年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」で優勝。2011年、初来日し絶賛を博す。
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2018年8月16日
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 「お気に入り」 Rv.277
独奏ヴァイオリンとエコー・ヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 Rv.552
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
ポレーナ:ヴィヴァルディ
ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グリエルモ
合奏:東京ヴィヴァルディ合奏団
CD:マイスター・ミュージック MM‐4036
わが国のバロック演奏を牽引する東京ヴィヴァルディ合奏団と2017年に逝去したヴァイオリンのジョヴァンニ・グリエルモの共演盤。ジョヴァンニ・グリエルモは、イタリア合奏団の創設者で、ポリーニ音楽院の院長、オリンピコ劇場の芸術監督などを務め、イタリア・ヴァイオリン界を代表する重鎮として知られていた。
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2018年8月13日
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
第1楽章 水晶の典礼/第2楽章 世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ
第3楽章 鳥たちの深淵/第4楽章 間奏曲
第5楽章 イエスの永遠性への賛歌/第6楽章 7つのトランペットのための狂乱の踊り
第7楽章 世の終わりを告げる天使のための虹の混乱/第8楽章 イエスの不滅性への賛歌
録音:2017年8月28~30日、ベルリン、Siemensvilla
クラリネット:マルティン・フレスト
ピアノ:リュカ・ドゥバルグ
ヴァイオリン:ジャニーヌ・ジャンセン
チェロ:トーレイヴ・テデーン
CD:ソニーミュージックジャパン SICC30482
メシアン:世の終わりのための四重奏曲は、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、チェロという楽器編成で書かれ、初演は1941年1月15日に収容所内で行われた。クラリネットのマルティン・フレストは、1970年スウェーデン生まれでクラリネットの魔術師の異名をもつ名手。ピアノのリュカ・ドゥバルグは、1980年生まれのフランス人で2015年チャイコフスキー・コンクールで頭角を現した鬼才。ヴァイオリンのジャニーヌ・ヤンセンは1978年オランダ生まれの実力派。チェロのトーレイヴ・テデーンは1962年スウェーデン生まれのベテラン。
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2018年8月09日
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番
フォーレの名による子守歌
ドビュッシー:星の夜
ヴァイオリン・ソナタ
亜麻色の髪の乙女
プーランク:愛の小径
ヴァイオリン・ソナタ
平和のためにお祈りください
録音:2018年1月31~2月1日、稲城iプラザホール
ヴァイオリン:正戸里佳
ピアノ:菅野 潤
CD:キングレコード KICC1455
ヴァイオリンの正戸里佳は、広島市出身。10歳で、ルーマニア第2の都市ヤシにてモルドバ・フィルハーモニーとブルッフ作曲ヴァイオリン協奏曲を共演し好評を博した。その模様はルーマニア国営ラジオでも放送された。さらに13歳でポーランド国立クラクフ室内管弦楽団とメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲を共演。そして2006年には17歳で「パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール」で第3位を受賞(日本人最高位)。桐朋学園女子高等学校音楽科を首席卒業後、同大学ソリスト・ディプロマ特待生を経て2009年に渡仏。パリ国立高等音楽院修士課程をプルミエ・プリ(一等賞)およびフランソワーズ・ドゥロー賞を受賞し首席で卒業後、同音楽院アーティスト・ディプロマコースを修了。パリを拠点に、約10年にわたりヨーロッパ、アメリカなど各国でリサイタルやコンチェルト、室内楽の公演を行う。このCDはデビューアルバム。
ピアノの菅野 潤は、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。来日したオリヴィエ・メシアン夫妻との出会いを機に、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノをメシアン夫人のイヴォンヌ・ロリオ、室内楽をモーリス・クリュット、ブルーノ・パスキエ各氏に師事し、ピアノ科、室内楽科をそれぞれ一等賞を得て卒業。 その後、パリ・エコール・ノルマル音楽院に在籍し、審査員全員一致で演奏家資格を得て、ジェルメーヌ・ムニエ氏の助手となる。さらにヴラド・ペルルミュテール、ゲオルギー・シェベックの両氏について研鑽を積む。数々の国際コンクールに上位入賞の後、パリを拠点とし、内外で演奏活動を行っている。これまでに、バッハからメシアンまでのレパートリーを収めたCDがフランス、スイス、及び日本でリリースされている。
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2018年8月06日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第27番/第30番/第31番/第32番 ハ短調/バガテル ト長調 Op.126-5
リスト:告別(ロシア民謡)/ピアノ・ソナタ ロ短調/夢の中で(ノクターン)/エステ荘の噴水
ショパン:マズルカ(5曲)(Op.6-2, Op.17-4, Op.24-4, Op.41-2, Op.41-4)
ピアノ・ソナタ第2番/子守歌
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番/練習曲「音の絵」 ハ長調 Op.33-2/楽興の時 ホ短調 Op.16-4
メトネル:「忘れられた調べ」 より
(夕べの歌 Op.38-6、田舎の舞曲 Op.38-5、波の舞曲 Op.40-5、優美な舞曲 Op.38-2、
祝祭の舞曲 Op.38-3)
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番
マズルカ イ短調 Op.67-4/練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7/マズルカ ハ短調 Op.30-1
メトネル:おとぎ話 変ホ長調 Op.26-1
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
録音:東京文化会館・小ホールにおけるライヴ録音
2017年8月26日(ベートーヴェン)、2017年11月18日(ショパン)、
2018年2月24日(リスト、ラフマニノフ、メトネル)
CD:若林工房 WKSP-1018~21(4枚組)
ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)はロシア、ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、アジア各国で演奏活動を展開。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」(クラシック部門、独奏独唱部門賞)受賞。現在、京都市立芸術大学音楽学部専任講師。この4枚組CDアルバムは、イリーナ・メジューエワが日本コンサートデビュー20周年を記念して東京文化会館で行った3回のリサイタル・シリーズのライヴ録音。更なる高みを目指して歩み続けるアーティストの、かけがえのない記録。
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2018年7月30日
芥川也寸志:交響曲第1番、交響三章
指揮:鈴木秀美
管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ
CD:オクタヴィア・レコード OVCL00660
作曲の芥川也寸志(1925年―1989年)は、文豪・芥川龍之介の三男として東京・田端に生まれる。1947年東京音楽学校本科を首席で卒業。1950年「交響管絃楽のための音楽」がNHK放送25周年記念懸賞募集管弦楽曲に特賞入賞。同年「交響管絃楽のための音楽」が近衛秀麿指揮の日本交響楽団(NHK交響楽団の前身)により初演され、一躍脚光を浴びた。芥川の音楽界での功績を記念して、1990年サントリー音楽財団により「芥川作曲賞」が創設された。
指揮の鈴木秀美は、神戸生まれ。「18世紀オーケストラ」「ラ・プティット・バンド」 等のメンバー及び首席奏者として活躍。鈴木雅明の主宰する「バッハ・コレギウム・ ジャパン」では創立から2014年まで首席チェロ奏者として、バッハの全宗教曲の演奏及び録音で通奏低音を務めた。1994年新設されたブリュッセル王立音楽院バロック・ チェロ科に教授として招聘された後、2000年に日本へ帰国。第37回「サントリー音楽賞」、第10回「斎藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。
オーケストラ・ニッポニカは、2002年設立。日本を代表する作曲家の芥川也寸志の志を継ぐべく誕生したオーケストラ。本名徹次を初代音楽監督として活動を開始。日本人の交響作品を積極的に演奏していくこと、内外の埋もれた作品に光を当てて紹介していくことといった文化活動のみにとどまらず、さまざまな国(特にアジア)や分野(演奏だけでなく作曲委嘱など)において幅広く交流していくことなど草の根レベルでの国際交流をも活動の柱としている。
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2018年7月26日
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
CD:オクタヴィア・レコード OVCL00659
指揮のアレクサンドル・ラザレフ(1945年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。 サンクトペテルブルク音楽院、モスクワ音楽院で学ぶ。1971年「全ソ連指揮者コンクール」優勝。1972年「カラヤン国際指揮者コンクール」優勝。1973年ボリショイ劇場指揮者に就任。1987年~1995年ボリショイ劇場の音楽監督・首席指揮者に昇格し、芸術総監督の任にもあった。2008年~2016年日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、2016年より同交響楽団桂冠指揮者兼芸術顧問に就任。
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