2017年8月14日

フランク:ソナタ イ長調
R. シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6(世界初録音)
三善 晃:母と子のための音楽
チェロ:堤 剛
ピアノ:萩原麻未
チェロの堤 剛(1942年生れ)は、桐朋学園で斎藤秀雄に師事し、桐朋学園高校音楽科卒業後にインディアナ大学へ留学しヤーノシュ・シュタルケルに師事した。1963年よりシュタルケルの助手を務める。桐朋学園大学院大学教授、財団法人サントリー音楽財団理事長、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督を務める。2009年紫綬褒章、2013年文化功労者。
ピアノの萩原麻未(1986年生れ)は、広島県出身。2005年広島音楽高等学校卒業。同年、文化庁海外新進芸術家派遣員として単身フランスに留学。2010年パリ国立高等音楽・舞踊学校(修士課程)を首席で卒業。同年「ジュネーブ国際音楽コンクール」ピアノ部門で日本人として初優勝。2014年モーツァルテウム音楽院を卒業。2012年第13回「ホテルオークラ音楽賞」、第22回「出光音楽賞」、文化庁長官表彰(国際芸術部門)受賞。
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2017年8月11日

~ベートーヴェン歌曲選集 Vol.1 初期歌曲篇~
ベートーヴェン:鶉(うずら)の鳴き声 WoO 129
嘆き WoO 113
希望に寄す Op.32
死せるプードルに寄せる哀歌 WoO 110
8つの歌曲 Op.52 より
ウリアン氏の世界旅行 Op.52-1
安らぎの歌 Op.52-3
五月の歌 Op.52-4
マーモット Op.52-7
奇跡の美しさを持つ花 Op.52-8
優しき愛 WoO 123
独り言 WoO 114
ラウラに WoO 112
ミンナに WoO 115
魔王(R.ベッカーによる補筆完成版) WoO 131
ゲレルトの詩による6つの歌曲 Op. 48 より
祈り Op.48-1
死について Op.48-3
懺悔の歌 Op.48-6
この小暗き墓に WoO 133
なんと時は過ごし難いものか WoO 116
愛の喜び WoO 128
新たな愛、新たな日々 WoO 127
アデライーデ Op.46
テノール:水越啓
フォルテピアノ:重岡麻衣
録音:神奈川県立相模湖交流センター、2016年12月25、27、28日、2017年3月7、8日
CD:ALM RECORDS ALCD‐7214
このCDは、20代の若かりしベートーヴェンが創作した知られざる初期の歌曲作品を集めたアルバム。
テノールの水越啓は、東京藝術大学声楽科卒業。同大学院古楽科修士課程をバロック声楽専攻で修了。デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハをはじめとする宗教音楽のスペシャリストとして、オランダを中心にヨーロッパ屈指のグループと共演を続けている。なかでもグループ創設期より参加したソロアンサンブルグループVox Luminis (ベルギー)からリリースされたCDはいずれの録音も国際的に高い評価を得ており、特にハインリヒ・シュッツ「音楽による葬送」の録音は2012年度のグラモフォン・アワード(英)にてバロック部門と年間最優秀録音のダブル受賞。
フォルテピアノの重岡麻衣は、東京藝術大学古楽科チェンバロ専攻卒業。同大学院修士課程古楽科フォルテピアノ専攻修了。チェンバロ、通奏低音を鈴木雅明、フォルテピアノを小島芳子、小倉貴久子の各氏に師事。ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門に於いてセミファイナリストに選ばれ、奨励賞を受賞。ベルギー政府奨学生として、ブリュッセル王立音楽院に留学、フォルテピアノをボヤン・ヴォデニチャロフ、ピート・クイケンの各氏に師事、名誉賞付きディプロマを得て卒業。ヨーロッパ各地にてフォルテピアノ・リサイタルを開催、好評を得る。
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2017年8月07日

ヤン・ヴァン・デル・ロースト:ナマセ・ラプソディ
カンタベリー・コラール
交響詩「スパルタクス」
グロリオーゾ~グランド・オーバーチュアー~
クレデンティウム
交響詩「モンタニャールの詩」
指揮:ヤン・ヴァン・デル・ロースト
吹奏楽:シエナ・ウインド・オーケストラ
録音:2017年2月10日~11日、文京シビックホール(ライヴ録音)
CD:エイヴェックス・クラシックス AVCL‐25932~3(2枚組)
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(1956年生れ)は、ベルギーの作曲家。現在、レメンス音楽院で教鞭を執るほか、東京ミュージック&メディアアーツ尚美と名古屋芸術大学および洗足学園音楽大学の客員教授も務める。2013年4月にフィルハーモニック・ウインズ大阪の首席客演指揮者に就任。日本ではブラスバンドや吹奏楽編成の作品が知られている。
シエナ・ウインド・オーケストラ(SIENA Wind Orchestra)は、ジャパン・シンフォニック・ウインズが運営する吹奏楽団。1990年クラリネット奏者の藤井一男の提唱により20代の若手奏者ばかりで結成された。現在、日本国内における吹奏楽の先頭に立つプロ吹奏楽団として、高い人気を誇っている。2011年第21回「吹奏楽アカデミー賞」受賞。
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2017年8月03日

シューベルト:4つの即興曲 作品90 D.899
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:喜びの島
ドビュッシー:月の光〜「ベルガマスク組曲」より第3曲
シューマン(リスト編):献呈
ショパン:別れの曲〜「12の練習曲 作品10」より第3曲
ピアノ:反田恭平
CD:日本コロムビア COCQ-85364(UHQCD)
ピアノの反田 恭平(1994年生れ)は、札幌市生まれ、東京都出身。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。2012年「日本音楽コンクール」第1位(男性では史上最年少)、併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2013年ロシアへ留学。2014年モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学。2015年第25回「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」(イタリア)優勝。
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2017年7月31日

<ディスク:1>
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番
<ディスク:2>
~ザ・ハイエスト・レベル~
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
ピアノ:ランラン
指揮:サイモン・ラトル
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ソニーミュージック SICC-30430~31(初回生産限定盤、CD+DVD)
ピアノのラン・ラン(1982年生れ)は、中国遼寧省瀋陽出身。5歳で「瀋陽ピアノ・コンクール」に優勝して最初のリサイタルを開く。1997年に渡米し、フィラデルフィアのカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2002年「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」でレナード・バーンスタイン賞を受賞。2004年サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルと共演し、国際的にテレビ放映された。2008年北京五輪開会式で演奏。
指揮のサー・サイモン・デニス・ラトル(1955年生れ)は、英国リヴァプール出身。1971年ロンドンの王立音楽アカデミーに入学し、指揮を学ぶ。1974年「ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクール」優勝。1980年バーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任。1994年英国音楽界での貢献が認められ、30代の若さでナイトに叙勲。2002年よりベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督を務める。
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2017年7月27日

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ
ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
ヴァイオリン:川田知子
CD:マイスター・ミュージック MM-4013
ヴァイオリンの川田知子は、東京芸術大学在学中の1989年に奨学金を得て、アスペン音楽祭に参加。同年第36回パガニーニ国際コンクール第5位入賞。1991年東京芸術大学を首席で卒業。同年第5回「シュポア国際コンクール」優勝。2003年度第33回「エクソンモービル音楽賞」洋楽部門奨励賞を受賞。ソリストとしてはもとより、コンサートミストレス、室内楽や後進の指導など多方面で活躍し、ますます充実をみせる川田知子、満を持しての「無伴奏」。
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2017年7月24日

マーラー:交響曲第4番
ソプラノ:小林沙羅
指揮:山田和樹
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2016年1月30日、Bunkamuraオーチャードホール
CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00624
指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科を2001年に卒業。芸大在学中に芸大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2012年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼芸術監督に就任。
ソプラノの小林沙羅は、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業、同大学大学院修士課程修了。2010年3月より留学し、ウィーンとローマにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2012年ソフィア国立歌劇場に「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役で出演し欧州オペラデビュー。同年ウィーンにて開催されたオペレッタコンクール「オスカーシュトラウス声楽コンクール」第2位。2015年秋に拠点を日本に移す。2017年藤原歌劇団「カルメン」ミカエラ役で藤原歌劇団デビューを果す。
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2017年7月20日

ラフマニノフ:交響曲第1番
バラキレフ:交響詩「タマーラ」
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
管弦楽:ロンドン交響楽団
録音:2015年2月19日、バービカン・ホール(ライヴ録音)
CD:キングインターナショナル KKC5706
交響曲第1番はラフマニノフの野心作であったが、1897年に行われた初演が不評で、ラフマニノフは重いノイローゼとなり、その後作品は封印された。その作品をあえてロンドン交響楽団の首席指揮者(2007年―2015年)を務めたワレリー・ゲルギエフ(現在ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者)が取り上げ、世に問う。
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2017年7月17日

マーラー:交響曲「大地の歌」
テノール:ロベルト・サッカ
バリトン:スティーヴン・ガッド
指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:バンベルク交響楽団
録音:2016年2月8日~13日、バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール
CD:TUDOR7202
指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、英国・ミッドランズ州出身。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、マンチェスター(ロイヤル・ノーザン音楽大学)で声楽とフルートを学び、後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務める。2000年バンベルク交響楽団首席指揮者、2014年東京交響楽団音楽監督、2015年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。
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2017年7月13日

ブルックナー:交響曲第3番
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
指揮:アンドリス・ネルソンス
管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2016年6月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴレコーディング)
CD: ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1766
指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を経て、2003年から2007年の間、ラトビア国立歌劇場の首席指揮者に就任。2006年から2009年の間、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。2008年バーミンガム市交響楽団の首席指揮者・音楽監督、2014年ボストン交響楽団の常任指揮者・音楽監督、2017年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長に就任。
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