2013年8月05日
ピアノ:山根弥生子
CD:コジマ録音 ALCD-9127. 9128(2枚組)
録音:府中の森芸術劇場 ウィーンホール 2008年12月、2009年12月、2010年9月、11月
<Disc 1>
7つのバガテル op. 33
11のバガテル op. 119
6つのバガテル op. 126
バガテルWoO 52
アレグレットWoO 53
ピアノ小品WoO 54
バガテルWoO 56
<Disc 2>
バガテル 「エリーゼのために」WoO 59
ピアノ小品WoO 60
ピアノ小品WoO 61
ピアノ小品WoO 61a
ポロネーズop. 89
アンダンテWoO 57
幻想曲op. 77
6つのエコセーズWoO 83
エコセーズWoO 86
アルマンドWoO 81
メヌエットWoO 82
ワルツWoO 84
ワルツWoO 85
ピアノまたはオルガンのための全長調にわたる2つの前奏曲 op. 39
前奏曲WoO 55
フーガ(原曲:弦楽五重奏曲) op. 137
ピアノまたはオルガンのための2声のフーガWoO 31
ピアノ小品「最後の楽想」(編曲:A. ディアベッリ) WoO 62
ワルツ「信仰と愛と希望」Anh. 15
メヌエットBiamonti 66
アンダンテBiamonti 52
ベートーヴェンに半生を捧げてきたピアニスト山根弥生子によるベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音プロジェクトが、遂に完結した。これは日本人初の快挙。バガテル、エコセーズなど、個別に数えて実に全50曲にも及ぶ小品を収めたこのCDは、ベートーヴェンの描くミクロコスモスが、ソナタなどでは見せない独自の豊かさに満たされていることを証明するもの。山根弥生子は、パリ国立音楽院でラザール・レヴィに師事し、1953年プルミエ・プリを得てピアノ科卒業。1958年マリア・カナルス国際コンクール第1位。1960年に日本でデビュー。1970年と77年には東京でベートーヴェンの前32曲のピアノ・ソナタ連続演奏会を開き高い評価を得る。