2023年8月14日
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.53
ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 op.65
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク
管弦楽:プラハ・フィルハーモニア
CD:キングインターナショナル KKC-6735
ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、ドイツ出身。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で共に第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。古典作品に加え前衛的なレパートリーも持っており、世界初演も多い。室内楽奏者としても各地の音楽祭に定期的に出演。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人。
チェロのジャン=ギアン・ケラス(1967年生れ)は、カナダ、モントリオール出身。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。1990年から2001年まで「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」の首席チェロ奏者を務めた。2002年「グレン・グールド国際プロテジェ賞」受賞。
ピアノのアレクサンドル・メルニコフ(1973年生まれ)は、ロシア、モスクワ出身。6歳でモスクワの中央音楽学校に入学。卒業後、ミュンヘンでエリソ・ヴィルサラーゼに師事。アンドレアス・シュタイアーやカール=ウルリッヒ・シュナーベルらから手ほどきを受けたほか、スヴャトスラフ・リヒテルとも親密な関係を築いた。1989年「シューマン国際コンクール」、1991年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」など主要な国際ピアノコンクールで入賞、以来国際的に活躍。
指揮のイルジー・ビエロフラーヴェク(1946年生まれ)は、チェコ出身。プラハ音楽院で学ぶ。1973年にブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任。1974年にプラハ交響楽団とともに初来日し、以後たびたび来日を重ねる。1990年チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者。BBC交響楽団の首席指揮者を務めた後、2012年から再度チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いた。