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2023年9月18日

★1954年8月9日バイロイト音楽祭 「ルツェルンの第九」と並ぶフルトヴェングラー最後の第九


ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱」

指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団

独唱:グレ・ブロウエンスタイン (ソプラノ)
   イーラ・マラニウク (アルト)
   ヴォルフガンク・ヴィントガッセン (テノール)
   ルートヴィヒ・ウェーバー (バス)

合唱:バイロイト祝祭合唱団

録音:1954年8月9日、バイロイト祝祭劇場 (ライヴ)

CD:キングインターナショナル EPITAGRAPH EPITA-042(モノラル)

 フルトヴェングラーの第九といえば、1951年のバイロイト音楽祭再開記念公演でのものが有名だが、3年後の54年の夏にも巨匠はバイロイトでベートーヴェンの第9交響曲を指揮していた。「ルツェルンの第九」 (54年8月22日ルツェルン音楽祭公演) の半月前、亡くなる3か月前のこと。オリジナルの放送テープ (演奏会のラジオ放送用録音) はすでに消失され、音質劣悪の海外盤のプライヴェートCDが90年代に出回った後、2012年にORFEOが遺されていた「状態の良くない」テープを最新のデジタル修復技術で復刻してCDを発売。今回、エピタグラフが同録音のアセテート盤からの復刻音源を入手し、キング関口台スタジオで丁寧かつ入念なマスタリングを施してCD化された。

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