2024年5月23日
ショスタコーヴィチ:交響曲10番 ホ短調 作品93
指揮:井上道義
管弦楽:NHK交響楽団
録音:2022年11月12~13日、NHKホール(ライヴ録音)
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00839
このCDは、2022年11月12~13日、NHKホールでのライヴ録音盤。指揮者井上道義にとってショスタコーヴィチは、生涯のテーマであり、その深く錯綜する心情に共鳴しつつ寄り添ってきた。井上道義が「ショスタコーヴィチは自分自身だ」と言うほど、オーバーラップできる絶対的な何かがあるからこそ追求し続けられているのであろう。
指揮の井上道義(1946年生れ)は、東京都出身。桐朋学園大学で指揮を齋藤秀雄に学ぶ。1971年「グィード・カンテッリ指揮者コンクール」優勝。1983年~1988年 新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督。1990年~1998年 京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者。1998年 フランス政府より芸術文化勲章「シェヴァリエ」を受賞。2007年~2018年オーケストラ・アンサンブル金沢ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドヴァイザー音楽監督。2014年~2017年大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。2016年第24回「渡邉暁雄音楽基金」特別賞、「東燃ゼネラル音楽賞」受賞。井上道義は、2024年で引退することを表明している。