クラシック音楽 新譜CD情報


2013年9月23日

★アントニオ・パッパーノ、マーラー:交響曲第6番をローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団で振る


マーラー:交響曲第6番

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団

録音:2011年1月

CD:EMI MUSIC JAPAN TOCE90202~3

 マーラーの交響曲第6番は、第1番および第5番に続くマーラーの最も有名かつ身近な交響曲であり、オーケストラのみで構成され、「悲劇的」という副題で呼ばれることもある。指揮のアントニオ・パッパーノは、1959年イタリア人の両親のもとロンドンに生まれる。13歳でアメリカに移住し、ピアノ、作曲、指揮を勉強した。歌劇場指導員や副指揮者を経て、ニューヨーク・シティ・オペラ、リセウ大劇場(バルセロナ)、フランクフルト・オペラ、シカゴのリリック・オペラなど世界中の歌劇場に立つようになる。オスロのノルウェー歌劇場、ブリュッセルのベルギー王立モネ劇場の音楽監督およびイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を経て現在は、コヴェント・ガーデン王立歌劇場音楽監督、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めている。

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2013年9月20日

★ランパル国際フルートコンクール優勝者・上野星矢の第2弾CD「デジタルバード組曲」


プーランク:フルートソナタ  
吉松隆:デジタルバード組曲(鳥恐怖症/夕暮れの鳥/さえずり機械/真昼の鳥/鳥回路)  
ドビュッシー:シリンクス  
上林裕子:クリスタルの時(上野星矢のために作曲された)   
上林裕子:オルシアの物語 第3楽章より 「くれなずむ」   
ダマーズ:演奏会用ソナタ  

フルート:上野星矢

ピアノ:佐野隆哉

録音:2013年4月16日~18日、群馬県大泉町文化村大ホール

CD:日本コロムビア COCQ‐85021

 フルートの上野星矢(1989年生まれ)は、東京都杉並区出身。2008年、東京芸術大学音楽学部入学。同年、第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールにおいてグランプリ(第1位)を獲得。2009年、杉並区文化功労賞受賞。2012年、パリ国立高等音楽院を卒業。2012年10月、日本コロムビアよりデビューCD「万華響 KAREIDOSCOPE」をリリースしたのに続き、今回第2弾のCD「デジタルバード組曲」をリリース。

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2013年9月19日

★俊英、モディリアーニ弦楽四重奏団によるフランス近代弦楽四重奏曲の名曲集


ドビュッシー : 弦楽四重奏曲
サン=サーンス : 弦楽四重奏曲第1番
ラヴェル : 弦楽四重奏曲

弦楽四重奏:モディリアーニ弦楽四重奏団
            フィリップ・ベルナール (ヴァイオリン)
            ロイック・リョー (ヴァイオリン)
            ローラン・マルフェング (ヴィオラ)
            フランソワ・キエフェル (チェロ)

録音:2012年4月、9月

CD:キング・インターナショナル(仏ミラーレ) KKC5305(2枚組)
 
 このCDは、俊英、モディリアーニ弦楽四重奏団によるフランス近代弦楽四重奏曲の名曲集。同弦楽四重奏団は、2003年に4人の親友たちによって結成され、パリ国立高等音楽院を一等賞を得て卒業。わずか結成1年後の2004年、アイントホーフェン(オランダ)のフリッツ・フィリップス弦楽四重奏コンクールに優勝。続く2005年にはフィレンツェのヴィットリオ・リムボッティ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2006年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで優勝した実績を持つ。現在、世界中から引っ張りだこの弦楽四重奏団に成長を遂げている。2011/12年シーズンに、エコー賞 ライジング・スターに選出された。これまでにリリースされた4つのCDはいずれも各国で高評で、世界中で評論家や聴衆から支持されている。

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2013年9月17日

★ウィーンの“今”を体感させるツェムリンスキー:チェロ・ソナタ


ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ

モール:アリア 作品40
     チェロ・ソナタ第1番

チェロ:タマーシュ・ヴァルガ

ピアノ:クリストファー・ヒンターフーバー

録音:2013年4月、シンフォニア・スタジオ(ウィーン・コンツェルトハウス)
 
CD:カメラータトウキョウ CMCD-28286(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)

 デュオとしてたびたびコンサートや録音で共演を重ねるウィーン・フィル首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガと、世界各国で高い評価を受けるピアニスト、クリストファー・ヒンターフーバーがアルバムをリリース。ツェムリンスキーのチェロ・ソナタに加え、ブルックナーに作曲を学んだ経歴をもち、楽器製作者としても活躍したハンガリー出身の知られざる作曲家、エマヌエル・モールの作品を収録。ウィーンの“今”を体感させるCD。

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2013年9月16日

★児玉宏指揮大阪交響楽団による"ディスカヴァリー・クラシックシリーズ”の第5弾


ヴェッツ:交響曲第2番

ヴルッフ:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 

スヴェンセン:交響曲第2番

指揮: 児玉宏

管弦楽:大阪交響楽団

録音:2012年5月28日、ザ・シンフォニーフォール、ライヴ録音
    2013年3月16日、すみだシンフォニーフォール、ライヴ録音

CD:キングレコード  KICC‐1095~6(2枚組)
 
 指揮者の児玉宏がプロデュースする大阪交響楽団による、「ディスカヴァリー・クラシックシリーズ」の第5弾。今回は、ロマン派の埋もれた名曲を収録。 ヴェッツはマーラーの4歳上で、ライプツィヒで学び、ワイマール音楽大学作曲科教授を務め、ブルックナーに傾倒していたという。交響曲第2番は、1919年に完成したブルックナーの影響が色濃い作品。ブルッフ(1838年―1920年)は、ヴァイオリン協奏曲第1番や「スコットランド幻想曲」「コル・ニドライ」などで知られるドイツの作曲家。スヴェンセン(1840年―1911年) はノルウェー出身の作曲家。

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2013年9月13日

★初顔合わせのドゥダメル&ベルリン・フィル、R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」


R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2013年2月1日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ録音)

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1632
 
 指揮のグスターボ・ドゥダメルは、ベネズエラの国家的青少年育成プログラム、エル・システマで教育を受け、2004年にマーラー国際指揮者コンクール優勝。現在では、ベルリン・フィルの次期首席指揮者の最有力候補との呼び名も高い。同アルバムは、今年、創立50年を迎える、ベルリン・フィルの本拠地、フィルハーモニーにおいてライヴ・レコーディングされた、ドゥダメルの記念すべきベルリン・フィルとのデビュー作。

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2013年9月12日

★世界注目のシューベルト弾き、ポール・ルイスの シューベルト名曲集


シューベルト: ディスク:1
           幻想曲 「さすらい人幻想曲」
           即興曲集 op.142
         ディスク:2
           ピアノ・ソナタ第16番
           楽興の詩 op.94
           アレグレットハ短調

ピアノ:ポール・ルイス

録音: 2012年2月

CD:キングインターナショナル(仏ハルモニア・ムンディ) KKC5281

 ピアノのポール・ルイスは、イギリスのリヴァプール生まれ。チェタム音楽学校およびギルドホール音楽学校で学ぶ。その後、アルフレッド・ブレンデル氏から正式に教えを受ける。1994年のロンドン国際ピアノコンクールを含め多くのコンクールで入賞した後、BBCの「新世代アーティスト」に選ばれる。またウィグモア・ホールはヨーロッパ・コンサート・ホール協会の「ライジング・スター」の代表演奏家にポール・ルイスを選出する。高い評価を受けているシューベルト・ピアノ・ソナタ・シリーズはウィグモア・ホールを含め英国中の会場で演奏会が持たれている。ハルモニア・ムンディの録音は、2004年と2005年の2年連続、オランダのエジソン賞を受賞したのを含め、多くの国際的な賞を受賞ている。

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2013年9月10日

★トランペットの新王者パーチョ・フローレスのCDデビュー盤


ヘンデル:シバの女王の入城 (オラトリオ「ソロモン》」HWV67 第3部)
コール ネルーダ:トランペットと弦楽合奏のための協奏曲 変ホ長調
バッハ:来たれ、異教徒の救い主よ – コラール前奏曲 BWV659 
チマローザ(ベンジャミン編):オーボエと弦楽のための協奏曲
バッハ:神の子羊 (ミサ曲 ロ短調 BWV232)
エフレイン・オッシャー:孤独
バッハ:前奏曲 第12番 ヘ短調 BWV881 (平均律クラヴィーア曲集 第2巻)
ダカン:カッコウ (クラヴサン曲集第1巻) 
デ・ムルシア:タランテラⅡ 
タルティーニ:トランペットと弦楽合奏のための協奏曲 ニ長調
パイバ・ビンボ:ソイ・トゥ・アイェル

トランペット:パーチョ・フローレス (トランペット、フリューゲルホルン、コルノ・ダ・カッチャ)

演奏:イェルク・シュトロートホフ(オルガン)、ラルフ・ベネシュ(ビウエラ&ギター)、ザビーネ・エルトマン(チェンバロ<通奏低音>)

指揮:クリスティアン・バスケス
管弦楽:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

録音:2013年2月-3月、ベルリン、コンツェルトハウス
 
CD:ユニバーサル・ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1631 (SHM-CD仕様)

 トランペットの新王者パーチョ・フローレスがデビューCDをリリース。2005年フィリップ・ジョーンズ国際コンクール、2006年モーリス・アンドレ国際コンクールを連覇したパーチョ・フローレスは、ドゥダメルなど、世界的な音楽家を輩出しているベネズエラの音楽教育プログラム、エル・システマの出身。このアルバムではトランペットのほかフリューゲルホルン、コルノ・ダ・カッチャを奏でる。

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2013年9月09日

★ウィーン・フィルが誇る名ヴィオラ奏者、トビアス・リーのブラームス:ヴィオラ・ソナタ全集


ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番 
       「眠りの精」 WoO.31~4(「子供の民謡」より)
       郷愁 II「引き返すことができるなら」作品63~8(「9つの歌曲と歌」より) 
       ヴィオラ・ソナタ第1番

ヴィオラ:トビアス・リー

ピアノ:アラベラ・コルテシ・リー

録音:2012年4月、聖クローチェ美術館(ウンベルティーデ,イタリア)

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28284

 2曲のブラームス:ヴィオラ・ソナタは、ブラームス自身によるクラリネット・ソナタの編曲版。これらのブラームスのクラリネット室内楽を、ウィーン・フィルが誇る名ヴィオラ奏者のトビアス・リーが待望のソロ・アルバムをリリース。共演はアンゲリカ・キルヒシュラーガーらの伴奏者として活躍している夫人のアラベラ・コルテシ・リー。

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2013年9月06日

★ルドルフ・ブッフビンダーのシューベルト:4つの即興曲D.899&ピアノ・ソナタ第21番


シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番&即興曲集

シューベルト:4つの即興曲D.899
        ピアノ・ソナタ第21番

ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー

録音:2012年9月28日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音
 
 これは、来日公演の3ヶ月後にウィーンで行われ「新たなシューベルト像の提示」と絶賛されたリサイタルのライヴ録音で、シューベルトの遺作ピアノ・ソナタ第21番と即興曲集作品90を収録。いずれも最晩年作で、死や来世をも予感させるような音楽の深まりが聴く者の心をとらえてやまない名品。ブッフビンダーは今年のザルツブルク音楽祭での第1回ゾリステンコンツェルトでもシューベルトの第21番を演奏する予定。ソナタ第21番はブッフビンダーにとっては初録音。即興曲集は3度目の録音。

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