クラシック音楽 新譜CD情報


2013年9月05日

★外山啓介のムソログスキー:組曲「展覧会の絵」 他


ムソログスキー:組曲「展覧会の絵」

ブラームス:3つの間奏曲Op.117の1~3
      6つの小品集Op.118の2

ピアノ:外山啓介

CD:avex CLASSICS AVCL‐25792

 ピアノの外山啓介(1984年生まれ)は、北海道札幌市出身。2006年東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。現在は同大学大学院修士課程在学中。2004年の第73回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。2007年、エイベックス・クラシックスから「CHOPIN:HEROIC」をリリースしCDデビュー。また"オール・ショパンプログラム”によるデビューリサイタルを全国各地で開催。

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2013年9月03日

★名盤復刻!!シュタルケルのコダーイ:無伴奏ソナタ、初のステレオ録音(第2楽章完全収録)


コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ
H.ボタームント=J.シュタルケル:パガニーニの主題による変奏曲
                   
チェロ:ヤーノシュ・シュタルケル

録音:1970年12月、杉並公会堂/1970年12月、ビクター・スタジオ

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-20201

 今年4月に逝去した巨匠、ヤーノシュ・シュタルケルが、1970年代に日本ビクターよりリリースした名盤を復刻したもの。シュタルケルがスターへと登りつめるきっかけとなったコーダイ:無伴奏チェロ・ソナタ。同曲を収録した数多くの名盤を遺した彼が、初めて挑んだステレオ録音盤であり、それまでは一部をカットして演奏していた第2楽章を完全収録した。カップリングはボタームント=シュタルケル編曲による「パガニーニの主題による変奏曲」で、LPでは未収録だった同曲の未発表テイクをボーナストラックとして収録。

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2013年9月02日

★イザベル・ファウストによるウェーバー:ヴァイオリンソナタ集 他


ウェーバー:ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ
             (アマチュアのために作曲、捧げられた) op.10 
       :四重奏曲 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための) 変ロ長調 op.8 
 
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

フォルテピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
ヴィオラ:ボリス・ファウスト
チェロ:ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット

CD:キング・インターナショナル(harmonia mundi France) KKC5280

 歌劇「魔弾の射手」で知られるウェーバーは、9曲の室内楽を残しているが、6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの人々が音楽演奏を楽しむための楽曲。四重奏曲は、1809年9月、ウェーバーが22歳のときに完成された作品。

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2013年8月30日

★アーノンクールの「ウィーン楽友協会創立200年記念コンサート」(ライヴ録音盤)


ヘンデル(モーツァルト/モーゼル編曲):「アレクザンダーの饗宴」(「ティモテウス、または音楽の力」K.591)

指揮:ニコラウス・アーノンクール

CD:ソニークラシカル SICC-30120(Blu-spec CD2/2枚組)

 アーノンクール待望の新録音は、ヘンデル(モーツァルト/モーゼル編):「アレクザンダーの饗宴」(「ティモテウス、または音楽の力」K.591)。この曲は、1736年に作曲されたヘンデルのオード(頌歌)をモーツァルトが編曲したもの。編曲の依頼者スヴィーテン男爵が貴族仲間を集め設立した「音楽協会」は、1812年に「ウィーン楽友協会(ムジークフェライン)」となり、その設立コンサートで演奏されたのが、このモーツァルト編曲の「アレクザンダーの饗宴」であった。この2枚組のアルバムは、それからちょうど200年たった2012年11月の「ウィーン楽友協会創立200年記念コンサート」でのライヴ録音(世界初録音)。

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2013年8月29日

★バルトリと古楽器オーケストラによるベッリーニ:歌劇「ノルマ」


ベッリーニ:歌劇「ノルマ」

指揮者:ジョヴァンニ・アントニーニ

管弦楽:ラ・シンティッラ管弦楽団

ノルマ:チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
アダルジーザ:スミ・ジョー(ソプラノ)
オロヴェーゾ:ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
クロティルデ:リリアーナ・ニキテアヌ(メッゾ・ソプラノ)
フラーヴィオ:レイナルド・マシアス(テノール) 他

録音:2011年4月&9月、2013年1月、チューリヒ

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1381 (2枚組、国内盤のみSHM-CD仕様)

これまでのイメージを覆す、まったく新しい「清らかな女神」! 新クリティカル・エディション、オリジナル楽器による世界初録音! タイトルロールはソプラノのレパートリーとして知られているが、ベッリーニが想定したのはメッゾ・ソプラノであったと考えられており、同様に現代ではメッゾによる歌唱が多い。アダルジーザはソプラノ歌手を想定していたと考えられている。バルトリはこの研究成果にのっとり、自らタイトルロールを務め、アダルジーザ役にはスミ・ジョーを起用し、いつものようにファクシミリやいくつかの手稿譜をもとにした新しいクリティカル・エディションを使用して録音した。古楽器オーケストラによる初の「ノルマ」録音。

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2013年8月27日

★オルガンによる演奏によるシュトックハウゼン:ティアクライス(横道十二宮)~星座のための12のメロディー~


 シュトックハウゼン:ティアクライス(横道十二宮)~星座のための12のメロディー(オルガンによる)~
みずがめ座/うお座/おひつじ座/即興 I/おうし座/ふたご座/かに座/即興 II/しし座/
おとめ座/てんびん座/即興 III/さそり座/いて座/やぎ座/即興 IV

オルガン:ドミニク・シュステック

録音:2008年9月、ケルン、聖ペーター教会

CD:キング・インターナショナル(WERGO) KKC5302

 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928年―2007年)は、ドイツの現代音楽の作曲家。1947年、ケルン音楽大学のピアノ科に入学、同時にケルン大学にも籍を置き哲学など学ぶ。1952年にはフランスに移り、パリ国立高等音楽院に入学。世界で初めての電子音楽を作曲するなど、第二次世界大戦後の前衛音楽の時代において主導的な役割を担った。「ティアクライス(横道十二宮)~星座のための12のメロディー(オルガンによる)~」は、もともとはオルゴールのために生まれた音楽で、前衛的なところはほとんどない。この曲の演奏様式は様々な録音があるが、このCDの録音は、一人の奏者が奏でるケルンの聖ペーター教会のオルガンによるもの。

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2013年8月26日

★ウィーン・フィル第1コンサートマスターで活躍したゲルハルト・ヘッツェルのライブ録音


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

指揮:渡邉曉雄/管弦楽:東京都交響楽団
録音:1988年3月16日、サントリーホール(ライヴ録音)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番

指揮:ハインツ・レーグナー/読売日本交響楽団
録音:1988年3月14日、東京文化会館(ライヴ録音)

ヴァイオリン:ゲルハルト・ヘッツェル

CD:東武ランドシステム TBRCD 0020

 ヴァイオリンのゲルハルト・ヘッツェル(1940年―1992年)は、ユーゴスラビア出身で、ドイツやオーストリアで活動し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを務めた。ヴォルフガング・シュナイダーハンらと共にルツェルン祝祭弦楽合奏団を結成。ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)やウィーン国立歌劇場及びウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターも務めた。1992年、登山中に転落し、死去した。

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2013年8月23日

★至高のイタリア製ピアノ「ファツィオーリF278」と最高度の録音技術「ブルーレイ」による録音盤


ビュッシー:版画(パゴダ/グラナダの夕/雨の庭)
      ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
シューマン:アラベスク
      アベッグ変奏曲

ピアノ:コスタンティーノ・カテーナ

録音:2012年11月/聖クローチェ美術館(ウンベルティーデ,イタリア)

CD:カメラータ・トウキョウ CMBD-80005(ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク)

 このCDは、イタリアが誇るファツィオリ社製の現在最高のピアノの一つである「ファツィオーリ F278」を使用して録音された。しかも、録音の4ヶ月前に完成したばかりの最新モデルを使用したという。ファツィオリは、1981年に創業したイタリアのピアノメーカー。綿密な手作業をふんだんに盛り込み、世界で最も高額なピアノとして知られ、また同社独特の設計でも知られる。このCDの録音には、ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスクを採用しており、至高の銘器と最高度の録音技術が相まったCDといえる。ピアノ演奏は、イタリアの俊英、コスタンティーノ・カテーナ

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2013年8月22日

★フルシャ指揮東京都交響楽団の「幻想交響曲」(ライヴ録音)


 ベルリオーズ:幻想交響曲

指揮:ヤクブ・フルシャ

管弦楽:東京都交響楽団

録音:2012年12月20日、東京文化会館(ライヴ収録)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00504(HQ Hybrid)

 ヤクブ・フルシャ(1981年生まれ)は、チェコのブルノ出身の指揮者。現在、プラハ・フィルハーモニア音楽監督兼首席指揮者、東京都交響楽団プリンシパル・ゲスト・コンダクターを務める。プラハ芸術アカデミーで学ぶ。2003年ロヴロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクール優勝。2008年 からプラハ・フィルハーモニア 首席指揮者兼音楽監督に就任。 2010年にプラハの春国際音楽祭オープニングコンサートの指揮者を最年少で務めた。また、同年より東京都交響楽団プリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任したが、登場の度に評価も高まり、今や最も存在感のある若きマエストロとしてその活躍に注目が集まる。同CDは、フルシャが都響と真正面から対峙し、触発し合い、会心の演奏が生み出された2012年12月20日に東京文化会館で行われた定期演奏会の模様を収めたCD。

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2013年8月20日

ナージャ&ニューセンチュリー室内管弦楽団のデビュー盤 “弦の新世紀”


クラリス・アサド:室内オーケストラのための組曲「印象」(世界初録音)
ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
クラリス・アサド「3つのスケッチ」
アストル・ピアソラ / ガーシュウィン(ハイフェッツ/リメリス編曲):「ポーギーとベス」より 「ベスよ、お前はおれのもの」

ヴァイオリン&指揮:ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ

管弦楽:ニュー・センチュリー室内管弦楽団

コントラバス:アントニー・マンゾー
ヴァイオリン:ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ
チェロ:ミシェル・ジョキッチ
チェロ:スーザン・バビーニ
ヴィオラ:アンナ・クルーガー

録音:2008年9月&09年5月、スカイウォーカー・スタジオ

CD:avex CLASSICS AVCL-25782

ヴァイオリニストのナージャ=サレルノ・ソネンバーグとアメリカ西海岸を代表する室内管弦楽団であるニューセンチュリー室内管弦楽団の組み合わせのデビュー・アルバム。ピアソラ、バルトーク、ガーシュウィン、バジ・アサドの弦楽のための作品が演奏される。ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(1961年生まれ)は、ローマ出身のヴァイオリン奏者。アメリカに渡り、カーティス音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院のドロシー・ディレイに師事。1981年、ナウンバーグ国際コンクールで優勝。以後、本格的な演奏活動を行う。

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