クラシック音楽 新譜CD情報


2012年10月23日

★2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭」オープニング・コンサートのモーツァルト4曲のライヴ盤


モーツァルト:弦楽のためのアダージョとフーガK.546
        フリーメーソンのための葬送音楽K.477
        レクイエム(バイヤー版)
        アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618

指揮:金 聖響

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

オルガン:身﨑 真理子

独唱:臼木 あい (ソプラノ)/加納 悦子 (メゾソプラノ)/櫻田 亮 (テノール)/福島 明也 (バリトン)

合唱:シュナイト・バッハ合唱団

録音:2012年4月28日、軽井沢大賀ホール(ライヴ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC-7707

 2012年春の「軽井沢大賀ホール音楽祭オープニング・コンサート」で演奏されたモーツァルトの4曲の演奏のライヴ盤が発売された。指揮の金 聖響(1970年生まれ)は、大阪府池田市出身。ボストン大学、ニューイングランド音楽院大学院、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。2009年神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者就任。2010年からは、フランダース交響楽団(ベルギー)首席指揮者を務めている。

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2012年10月22日

★ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト ベフゾド・アブドゥライモフのデビュー・アルバム


サン=サーンス:死の舞踏 
プロコフィエフ:「4つの小品」から悪魔的暗示
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第6番 
リスト:「詩的で宗教的な調べ」から「孤独のなかの神の祝福」
リスト:「村の居酒屋での踊り」からメフィスト・ワルツ 第1番

ピアノ:ベフゾド・アブドゥライモフ

CD:ユニバーサルミュージック UCCD1330

 ベフゾド・アブドゥライモフは、ウズベキスタン出身の21歳のピアニスト。これは彼のデビュー・アルバム。超絶技巧を特意とするベフゾド・アブドゥライモフが、驚異的なテクニックを必要とする作品ばかりを収録した。

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2012年10月19日

★“現代音楽の旗手”ピエール=ロラン・エマールのドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻


ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻

ピアノ:ピエール=ロラン・エマール

ドビュッシー:前奏曲集 第1巻
        
 (第1曲 デルフィの舞姫たち  第2曲 帆  第3曲 野を渡る風  第4曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う  第5曲 アナカプリの丘  第6曲 雪の上の足跡  第7曲 西風の見たもの  第8曲 亜麻色の髪の乙女  試聴する   第9曲 とだえたセレナード  第10曲 沈める寺  第11曲 パックの踊り  第12曲 ミンストレル)  
 
        :前奏曲集 第2巻

 (第1曲 霧  第2曲 枯葉  第3曲 ヴィーノの門  第4曲 妖精はすてきな踊り子   第5曲 ヒースの茂る荒れ地  第6曲 風変わりなラヴィーヌ将軍  第7曲 月光のふりそそぐテラス   第8曲 水の精)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1581 

 ピエール=ローラン・エマール(1957年生まれ)は、フランス・リヨン出身のピアニスト。イヴォンヌ・ロリオに師事。1973年、オリヴィエ・メシアン国際コンクールで優勝。20歳でシカゴ交響楽団と共演し、アメリカデビューを果たす。現代音楽のブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティなどを得意としている。しかし、近年では、アーノンクールの指揮によってベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音を行うなど、現代音楽の愛好家以外からも注目を浴びる。

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2012年10月12日

★ダン・エッティンガーと東京フィルのコンビによるチャイコフスキー:交響曲第4番/ボロディン: だったん人の踊り


チャイコフスキー:交響曲第4番

ボロディン: だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)

指揮:ダン・エッティンガー

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

録音:2011年4月24日 Bunkamura オーチャードホール(チャイコフスキー、ライヴ録音)
    2011年4月17日 東京オペラシティ コンサートホール(ボロディン、ライヴ録音)

CD:タワーレコード/コロムビア・ミュージック・エンターテインメント TPTW-1010

 両曲とも、ダン・エッティンガーと東京フィルハーモニー交響楽団のコンビの 2011年4月の最新録音。話題となった記念すべき両者の第1回目発売の5番に続くチャイコフスキーの交響曲第4番とボロディンのだったん人の踊り。ダン・エッティンガーは、イスラエル交響楽団音楽監督、マンハイム国民劇場音楽監督。2003年から08年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督ダニエル・バレンボイムの助手を務める。ウィーン国立歌劇場、ロスアンジェルス・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラなど世界の主要歌劇場に出演。東京フィルには2005年4月定期公演以来、毎シーズン登場し、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。

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2012年10月11日

★大阪交響楽団“ディスカヴァリー・クラシックシリーズ”第4弾


ミャコフスキー:交響曲第24番「ウラジーミル・デルジャノフスキーの思い出に」 (日本初演)
ヘンゼルト:ピアノ協奏曲ヘ短調作品16
フランツ・シュミット:交響曲第4番

指揮:児玉 宏(ミャコフスキー)
    寺岡清高(ヘンゼルト/フランツ・シュミット)

管弦楽:大阪交響楽団

ピアノ:長尾洋史(ヘンゼルト)

録音:2011年5月10日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ミャコフスキー)
    2012年3月18日、すみだトリニティホール(ヘンゼルト、フランツ・シュミット)<ライヴ録音>

CD:キングレコード KICC-1004~5

 アルバム恒例の大阪交響楽団“ディスカヴァリー・シリーズ”において、なかなか聴くことができない貴重な3曲を収録。ハチャトゥリヤン、カバレフスキー、シチェドリンの師であり、ロシア人作曲家ミャコフスキー。ドイツ人の作曲家で、ロシアで活躍、ロシアの楽壇へ大きな影響を与えたヘンゼルト。ウィーンを舞台に活躍したフランツ・シュミット、いずれも、音楽界で重要な作曲家でありながら、埋もれている曲に光を当てた。

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2012年10月09日

★サイモン・ラトルのビゼー:歌劇「カルメン」全曲


ビゼー:歌劇「カルメン」全曲

指揮: サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団

カルメン:マグダレーナ・コジェナー

ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン

ミカエラ:ゲニア・キューマイヤー

合唱:ベルリン国立歌劇場少年少女合唱団

録音:2012年4月、ベルリン、フィルハーモニー(演奏会形式上演のライヴ)

CD: EMIミュージックジャパン TOGE-11094(3枚、CD+DVD、Hybrid SACD)

 ラトルが歌劇「カルメン」本来の在り方に改めて光を当てた必聴保存版。自分を貫き通す美しき女性「カルメン」と、「カルメン」に人生を狂わされ、好青年から殺人者へと破滅していくイケメン「ホセ」。コジェナーとカウフマン他、豪華キャストが演じる。前奏曲、ハバネラ、闘牛士の歌、ラストシーン、他名場面とドキュメンタリーを収録したDVD付き。

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2012年10月05日

★バーンスタインのマーラー:交響曲第9番の新録音(ライヴ)登場


マーラー:交響曲第9番

指揮:レナード・バーンスタイン

管弦楽:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1985年8月、ライヴ録音

CD:キングインターナショナル KKC5220(HEL-029656)

 マーラーのエキスパートとも言われたレナード・バーンスタインは、これまでマーラー:交響曲第9番の録音を4種類残している。それらは、1965年1 月 ニューヨーク・フィル 、1971年3月 ウィーン・フィル (ライヴ録音) 、1979年10月 ベルリン・フィル (ライヴ録音)、1985年5、6月 ロイヤル・コンセルトヘボウ管 (ライヴ録音)であるが、今回、これに新たに1985年のイスラエル・フィルとのライヴ録音が付け加わった。晩年の1980年代にも、ライヴ録音で全集に取り組んだが、第8番の収録を残し完成間近に世を去っただけに、今回のイスラエル・フィルとのライヴ録音の存在意義は大きい。

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2012年10月02日

★佐渡 裕&ベルリン・ドイツ響のベートーヴェン:交響曲第7番(ライヴ録音)


ベートーヴェン:交響曲第7番

指揮:佐渡 裕

管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団

録音:2011年10月16日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ録音)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25760(Hybrid SACD)

 2011年5月にベルリン・フィルを指揮した佐渡 裕が2011年10月に再びベルリンのフィルハーモニーに登場した際のライヴ録音。オーケストラは、佐渡が度々客演しているベルリン・ドイツ交響楽団。指揮の佐渡 裕は、1989年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し指揮者としてプロデビューを果たす。1992年、出光音楽賞受賞。1993年 – 2010年、コンセール・ラムルー管弦楽団首席指揮者を務める。2011年、近年では日本人としては恩師の小澤征爾以来となる、ベルリン・フィルの定期公演で初めて指揮を行った。

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2012年9月28日

★パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのシューマン: 交響曲第2番と序曲集


シューマン: 交響曲第2番
                「マンフレッド」序曲/「ヘルマンとドロテア」序曲/「メッシーナの花嫁」序曲/
       歌劇「ゲノフェーファ」序曲

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

録音:20011年4月9日&10日(交響曲第2番)/2011年12月22日(「ゲノフェーファ」「マンフレッド」)
   /2012年3月28日~30日(「ヘルマンとドロテア」「メッシーナの花嫁」)
    ベルリン、フンクハウス・ケーペニック

CD:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC10119

 ベートーヴェンの交響曲全曲演奏と録音でその名を世界的なものとしたヤルヴィとドイツ・カンマーフィルが現在取り組んでいるのがシューマンの交響曲全曲演奏。2010年11月に発売した交響曲第1番「春」&第3番「ライン」に続く、全集録音第2弾。シューマンの交響曲の中でも最も至難の作品とされている第2番を中心に、4曲の序曲を収録。シューマンを文字通り「愛している」と公言してはばからないヤルヴィが、シューマンのオーケストレーションの機微を繊細に表現しきることのできるドイツ・カンマーフィルと繰り広げるシューマン・ワールド。

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2012年9月25日

★ファウスト&アバド、ベルク&ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾く


ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト

指揮:クラウディオ・アバド

管弦楽:モーツァルト管弦楽団

録音:2010年11月、ボローニャ、アウディトリオ・マンゾーニ

CD:キングインターナショナル KKC-5221

イザベル・ファーストは、ドイツのヴァイオリニスト。1987年、レオポルド・モーツァルト・コンクールで優勝。1993年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞。2004年から、ベルリン芸術大学、ヴァイオリン専攻科の教授。古典作品から前衛的な曲までレパートリーは広く、世界初演も多い。室内楽奏者としても活躍。クラウディオ・アバド(1933年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。1959年に指揮者デビュー。1968年にミラノ・スカラ座の指揮者となり、1972年には音楽監督、1977年には芸術監督に就任する。1979年ロンドン交響楽団の首席指揮者、1986年ウィーン国立歌劇場音楽監督、1990年カラヤンの後任としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督に就任するなど、これまで世界を代表する指揮者として活躍。

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