クラシック音楽 新譜CD情報


2022年9月12日

★反田恭平 ”凱旋コンサート” サントリーホールライヴ オール・ショパン・プログラム


<DISC 1>

ショパン:ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3
     マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5
     バラード第2番 ヘ長調Op.38
     アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
     3つのマズルカ Op.56 マズルカ ロ長調 Op.56-1
     3つのマズルカ Op.56 マズルカ ハ長調 Op.56-2
     3つのマズルカ Op.56 マズルカ ハ短調 Op.56-3

<DISC 2>

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 「葬送」 Op.35
     ラルゴ 変ホ長調B.109
     ポロネーズ第6番 「英雄」 変イ長調 Op.53
     ノクターン第17番 ロ長調 Op.62-1
     12の練習曲 Op.10より第1番 ハ長調
     12の練習曲 Op.25より 第10番 ロ短調
     スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
     シューマン=リスト:献呈

ピアノ:反田恭平

録音:2022年1月6日~7日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:タワーレコード

 第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」第2位入賞を記念して、帰国後、全国6会場で開催された「反田恭平凱旋コンサート」より、2022年1月6日、7日と2日間に行われた東京・サントリーホール公演のライブ音源(オール・ショパン・プログラム、13曲18トラック)を収録した2枚組CD。

 ピアノの反田恭平(1994年生れ)は、札幌市生まれ、東京都育ち。桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。2012年「日本音楽コンクール」第1位(男性では史上最年少)、併せて聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞。2013年ロシアへ留学。2014年モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学。2015年第25回「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」(イタリア)優勝。2017年(2016年度)第27回「出光音楽賞 」受賞。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」第2位。

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2022年9月08日

★ユジャ・ワン 、ゴーティエ・カピュソン、アンドレアス・オッテンザマー によるラフマニノフ&ブラームス: 室内楽作品集


ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ラフマニノフ:チェロ・ソナタト短調Op.19
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114

ピアノ:ユジャ・ワン
チェロ:ゴーティエ・カピュソン
クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー

CD:タワーレコード(ドイツ・グラモフォン 4862388)

 ピアノのユジャ・ワン (1987年生れ) は、中国、北京出身。北京の中央音楽学院で学ぶ。2003年ヨーロッパに続き2005年北米デビュー。2006年、最も有望な21歳以下のピアニストに与えられる「ギルモア・ヤング・アーティスト賞」を受賞。

 チェロのゴーティエ・カプソンは、1981年、フランスのシャンベリ生まれ。「アンドレ・ナヴァラ国際チェロ・コンクール」をはじめ、数々の著名なコンクールで優勝。深い表現力と卓越したテクニックは、国際的に高い評価を得ている。

 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー(1989年生まれ)は、オーストリア出身。2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席奏者に就任した。父エルンストも、兄ダニエルもウィーン・フィルの首席奏者を務めるという、クラリネット一家。

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2022年9月05日

★小林愛実~第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」ライヴ


<CD1>

ショパン: 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
     練習曲第23番イ短調 Op.25-11 「木枯らし」
     スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
     4つのマズルカ Op.30
     24の前奏曲 Op.28

<CD2>

ショパン: 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
     バラード第2番ヘ長調 Op.38
     アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
     ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11

ピアノ:小林愛実

指揮:アンドレイ・ボレイコ

管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

CD:東京エムプラス(NIFC ONIFCCD647648<日本語解説付き国内仕様盤>)

 「ショパン国際ピアノ・コンクール」の前回大会(第17回/2015年)のファイナリストでもあった小林愛実は、この数年間での飛躍的な成熟を第18回(2021年)第一次予選から本選の全てで披露し、ワルシャワの聴衆、動画配信を通じて世界中の視聴者を魅了した。ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールで披露された小林愛実の第18回「ショパン国際コンクール」(第4位入賞)での”ショパンの世界”が今、ここに蘇る。

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2022年9月01日

★牛田智大の”牛田智大デビュー10周年記念リサイタル”<ライヴ録音盤>


ショパン:幻想曲 へ短調 作品49
     バラード 第4番 へ短調 作品52
     ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
     舟歌 嬰ヘ長調 作品60
     ポロネーズ 第7番 変イ長調 作品61 「幻想」
     マズルカ 第49番 ヘ短調 作品68の4(遺作)

ピアノ:牛田智大

録音:2022年3月、東京、牛田智大デビュー10周年記念リサイタル(ライヴ録音)

CD:ユニバーサル ミュージック UCCY-1115

 ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市出身、名古屋市育ち。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年東京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。2012年第16回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位(史上最年少)。2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」第2位、聴衆賞、ワルシャワ市長賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。

 このCDは、2022年3月に東京で開催された”牛田智大デビュー10周年記念リサイタル(オール・ショパン・プログラム)”をライブ録音したもの。

 

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2022年8月29日

★バレンボイムのモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集+変奏曲+小品集


ピアノ:ダニエル・バレンボイム

CD:ワーナーミュージック・ジャパン 9029.628788(9枚組)

モーツァルト:

《CD1》
ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279
ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280
ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283

《CD2》
ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284
ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K.309
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310

《CD3》
ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332

《CD4》
ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333
幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457

《CD5》
ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調 K.533
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545
ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576

《CD6》
幻想曲 ニ短調 K.397
ロンド ニ長調 K.485
ロンド イ短調 K.511
メヌエット ニ長調 K.355
アダージョ ロ短調 K.540
小さなジーグ ト長調 K.574
メヌエットとトリオ ト長調 K.1
メヌエット ヘ長調 K.2
アレグロ 変ロ長調 K.3
メヌエット ヘ長調 K.4
メヌエット ヘ長調 K.5
アレグロ ハ長調 K.9a
クラヴィーア小品 ヘ長調 K.33b
メヌエット ハ長調 K.61g No. 2

《CD7》
『われら勝てり』による8つの変奏曲 K 24
『ヴィレム・ヴァン・ナッサウ』による7つの変奏曲 K 25
『わが愛しのアドーネ』による6つの変奏曲 K 180
J.C.フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲 K 179(189a)
『私はランドール』による12の変奏曲 K 354(299a)

《CD8》
『ああ、お母さん聞いて』による12の変奏曲 K 265(300e)
『美しいフランソワーズ』による12の変奏曲 K 353(300f)
『リゾンは眠った』による9つの変奏曲 K 264(315d)
『愛の神』による8つの変奏曲 K 352(374c)
『主に幸いあれ』による6つの変奏曲 K 398(416e)

《CD9》
『メッカの巡礼』による10の変奏曲 K 455
アレグレットによる12の変奏曲 K 500
オリジナル主題による6つの変奏曲 K 54(547b)
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K 573
『女ほど素晴らしいものはない』による8つの変奏曲 K 613

録音:1984-1985年、パリ、La Mutualite (CD1~6)
   1991年、ミュンヘン、Bavaria Musik Studios (CD7~9)

 このCDアルバムは、バレンボイムの「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集+変奏曲」に小品集を加えての再発売。

 ダニエル・バレンボイム(1942年生れ)は、アルゼンチン出身。1952年ピアニストとしてヨーロッパ・デビューを果たす。ピアニストとしての名声を確固たるものとした後、1966年からイギリス室内管弦楽団と弾き振りでモーツァルトの交響曲録音を開始し、指揮者としてのデビューも果たす。パリ管弦楽団首席指揮者、シカゴ交響楽団音楽監督、ミラノ・スカラ座音楽監督、ベルリン国立歌劇場音楽総監督、ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者を歴任し、2019年からシュターツカペレ・ベルリン音楽監督に就任。

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2022年8月25日

★グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックのドヴォルザーク:交響曲第7番/第8番/第9番


ドヴォルザーク:交響曲第7番/第8番/第9番

指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック

ダウンロード:ユニバーサル ミュージック

 指揮のグスターボ・ドゥダメル・ラミレス(1981年生まれ)は、ベネズエラ出身。ベネズエラの音楽教育組織「エル・システマ」で学ぶ。1999年シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの音楽監督に就任。2004年第1回「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝し一躍脚光を浴びる。2007年エーテボリ交響楽団首席指揮者に就任。2009年ロサンジェルス・フィルハーモニック音楽監督に就任。2012年第54回「グラミー賞」受賞。2017年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサートの指揮者に選ばれる。

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2022年8月22日

★リサ・バティアシュヴィリのフランク、シマノフスキ、ショーソン、ドビュッシー


フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品35
ショーソン:詩曲 作品25
ドビュッシー (編曲:J.ハイフェッツ) :美しき夕暮れ

ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ

指揮&ピアノ:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団
ピアノ:ギオルギ・ギガシヴィリ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45057

 ヴァイオリンのリサ・バティアシュヴィリ (1979年生れ) は、ジョージア(旧グルジア)、トビリシ出身。1994年に一家でドイツのミュンヘンに移住する。1995年にはわずか16歳にして「シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール」において2位に入賞し、一躍脚光を浴びる。2001年に「BBCプロムスのコンサート」に初出演して絶賛を浴びたほか、2007年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やニューヨーク・フィルハーモニックの演奏会にも出演。2003年にはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭において「レナード・バーンスタイン賞」を受賞した。日本ではこれまでNHK交響楽団としばしば共演してきている。

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2022年8月18日

★ロト指揮レ・シエクルのマーラー:交響曲第4番


マーラー:交響曲第4番ト長調

指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト

管弦楽:レ・シエクル

ソプラノ:サビーヌ・ドゥヴィエル

CD:キングインターナショナル KKC-6565

 このCDは、ロト指揮レ・シエクルのピリオド楽器演奏によるマーラー:交響曲第4番。

 指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロト(1971年生まれ)は、フランス、パリ出身。パリ音楽院でフルートと指揮法を学ぶ。 2000年「ドナテッラ・フリック国際指揮者コンクール」優勝。その後、ロンドン交響楽団に補助指揮者として在籍して指揮者としての経験を積む。2003年に革新的オーケストラ「レ・シエクル」(フランス語で全世紀の意味)を結成してその指揮者を務める。2011年から2016年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者を務めた後、現在、ロンドン交響楽団首席客演指揮者、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席指揮者およびケルン市音楽総監督を務めている。

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2022年8月15日

★飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団 のハイドン交響曲集 Vol.15 ハイドン:交響曲 第89番、第4番、第10番


ハイドン:交響曲 第89番 ヘ長調 Hob.Ⅰ:89
     交響曲 第4番 ニ長調 Hob.Ⅰ:4
     交響曲 第10番 ニ長調 Hob.Ⅰ:10

指揮:飯森範親

録音:2019年8月9日、大阪、いずみホール(ライヴ録音)

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にスタートした”ハイドンマラソン”は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。このCDは、第16回コンサートをライヴ収録。

 指揮の飯森範親(1963生まれ)は、1986年桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンへ留学。1989年からバイエルン国立歌劇場でサヴァリッシュのもとで研鑚を積む。1994年東京交響楽団専属指揮者に就任。1994年CD録音での成功が高く評価され、モスクワ放送交響楽団特別客演指揮者(1994年~1998年)に就任。1995年~2002年広島交響楽団正指揮者。2001年バーデン=ヴュルテンベルク州のヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督(現首席客演指揮者)。2004年山形交響楽団常任指揮者、2007年より同楽団音楽監督に就任し、現在は同楽団芸術総監督。2006年度(平成18年度)「芸術選奨新人賞」を受賞。2014年日本センチュリー交響楽団首席指揮者。2020年中部フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者。2022年群馬交響楽団のアドヴァイザーに就任(2023年常任指揮者に就任予定)。

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2022年8月11日

★ヨハネス・クルンプ指揮ハイデルベルク交響楽団のハイドン:交響曲第107番/第11番/第32番/第15番


ハイドン:交響曲第107番 変ロ長調 Hob.I:107
     交響曲第11番 変ホ長調 Hob.I:11
     交響曲第32番 ハ長調 Hob.I:32
     交響曲第15番 ニ長調 Hob.I:15

指揮:ヨハネス・クルンプ

管弦楽:ハイデルベルク交響楽団

CD:キングインターナショナル KKC6544

 ピリオド・アプローチによるハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音シリーズ。同シリーズは、鬼才トーマス・ファイが率いて録音を進めていたが、2014年トーマス・ファイが事故で録音がストップとなった。2016年よりベンヤミン・シュピルナー指揮のもと録音を再開。そして2020年からはヨハネス・クルンプを新たな音楽監督に就任した。このCDは、同シリーズ第26巻で、ハイドンがモルツィン伯爵に仕えていた時代からエスターハージー宮殿に仕える前の1760年から1761年頃に作曲された4つの交響曲を収録。なお、第107番は、1950年代に入ってから交響曲に分類されたため、大きな番号が与えられている。

 指揮のヨハネス・クルンプ(1980年生まれ)は、ドイツ、シュトゥットガルト出身。2013年に、1958年創立のエッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団の首席指揮者・音楽監督に就任。クルンプは、このドイツの地方の室内オーケストラを一躍注目の楽団に引き上げた。クルンプは「ハイドンの初期の作品は演奏される機会が少なく、私たち音楽家さえほとんど知らないというのが現状です。これらの初期作品はハイドンの独創性にあふれ私たちに喜びを与えてくれます」と語っている。

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