クラシック音楽 新譜CD情報


2021年6月14日

★2018年世界最高峰の「スペイン・アルハンブラ国際ギターコンクール」第2位の岡本拓也のCDアルバム


岡本拓 (2)

カラハン:3つの川辺の情景
バリオス: 母へ , 大聖堂 , 祈り
ソル:エチュード op.6-11 , op.31-23
クレンジャンス:2つの船歌 op.60-1&2 , カプリス形式のアラベスク op.99
パリエール:プレリュード
ヴィラ=ロボス:エチュード4番, 1番 , プレリュード5番
メセニー:「 1 」(4つの光の道) , ハヴ ユー ハード (閑喜弦介 編)

ギター:岡本拓也

CD:マイスターミュージック MM4091

 ギターの岡本拓也は、千葉県出身。 10歳よりギターを始め、故平塚康史、篠原正志、ウィーン国立音楽大学にてアルバロ・ピエッリ各氏に師事。2018年、同大学院修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。歴史的演奏法をインゴマー・ライナー、リュート演奏法をルチアーノ・コンティーニ各氏のもとで学ぶ。2009年「GLC全国学生ギターコンクール」「ジュニアギターコンクール」「クラシカルギターコンクール」において最優秀賞受賞。2010年「ヤマハ音楽奨学生」、第9回「千葉市芸術文化新人賞」受賞、「東京国際ギターコンクール」第2位。2018年世界最高峰レベルの「スペイン・アルハンブラ国際ギターコンクール」にて第2位を受賞。2015年結成したギター四重奏「タレガ・ギターカルテット」(松田弦・朴葵姫・徳永真一郎・岡本拓也)のメンバーとして活動範囲を広げつつある。

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2021年6月10日

★わが国テノールの第一人者 福井 敬のオペラ名演集


DCJA21047_4C

プッチーニ:「トスカ」               妙なる調和
                          星は光りぬ
プッチーニ:「ラ・ボエーム」            冷たい手を
プッチーニ:「トゥーランドット」          誰も寝てはならぬ
レオンカヴァッロ:「道化師」            衣裳をつけろ
ヴェルディ:「リゴレット」             女は気まぐれ(女心の唄)
ヴェルディ:「オテロ」               私を恐れるものはない―オテロの死
R.シュトラウス:「ばらの騎士」           きびしさに胸をよそおい
マスネ:「ウェルテル」               春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」       ある日、青空を眺めて
ジョルダーノ:「フェドーラ」            愛さずにいられぬこの想い
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 朝は薔薇色に輝き

テノール:福井 敬

指揮:現田茂夫

管弦楽:京都市交響楽団

CD:ディスククラシカジャパン DCJA-21047

 テノールの福井 敬は、1963年生まれで、岩手県水沢市出身。国立音楽大学声楽科・同大学大学院を修了後、1990・1994年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。1989年イタリア声楽コンコルソ「ミラノ大賞」受賞。さらに1992年「ジロー・オペラ」新人賞、1993年「五島記念文化賞」オペラ新人賞、1994年には芸術選奨新人賞を受賞するなど、多くの数多くの受賞歴を持つわが国テノールの第一人者。

 指揮の現田茂夫は、東京都生まれの千葉県船橋市育ち。 東京藝術大学を卒業。1988年 新星日本交響楽団を指揮し、オーケストラ・デビュー。1996年神奈川フィルハーモニー管楽団指揮者に就任。2009年、同フィルの名誉指揮者に就任。

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2021年6月07日

★祝、生誕90年 外山雄三 最新の自作自演集


外山雄三

外山雄三:オーケストラのための「玄奥」(2015)
     沖縄民謡によるラプソディー (1964)
     バレエ音楽「お夏、清十郎」~パ・ド・ドゥ (1975)
     前奏曲 (2012/13)
     交響曲 (世界初演) (2018)
     管弦楽のためのラプソディー (1960)

指揮:外山雄三

管弦楽:大阪交響楽団

CD:キングインターナショナル KKC-2710

 指揮者・作曲家の外山雄三(1931年生れ)は、1952年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業後、NHK交響楽団に入団。1958年~1959年ウィーンやザルツブルクに留学。その後、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽総監督・常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督をそれぞれ歴任。現在はNHK交響楽団の正指揮者(終身職)。これまで作曲活動を活発に展開し、発表作品が多数ある。

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2021年6月03日

★ギドン・クレーメルのヴァインベルク : ヴァイオリン協奏曲/2 つのヴァイオリンのためのソナタ


クレーメル

ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.67
        2 つのヴァイオリンのためのソナタOp.69

ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
       マダラ・ペーテルソネ

指揮:ダニエレ・ガッティ

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

録音:2020年2月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/2019年12月、 リトアニア、パリャシアス・ドヴァラス (ともにライヴ録音)

CD:キングインターナショナル KKC-6343

 ヴァイオリンのギドン・クレーメル(1947年生れ)は、ラトビア出身。モスクワ音楽院でダヴィッド・オイストラフに師事。1967「エリザベート王妃国際音楽コンクール」第3位、1969年「パガニーニ国際コンクール」優勝、1970年「チャイコフスキー国際コンクール」優勝。1975年にドイツにおいて西側へのデビューを飾った。1997年に、ラトビア・リガを本拠地とする室内オーケストラ「クレメラータ・バルティカ」を設立し、芸術監督を務めている。2002年「グラミー賞」最優秀賞受賞。

 共演のマダラ・ペーテルソネは、クレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手。

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2021年5月31日

★クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルのブルックナー:交響曲第3番


ティーレマン2

ブルックナー:交響曲第3番(1877年第2稿・ノーヴァク版)

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC 30575

 指揮のクリスティアン・ティーレマン(1959年生まれ)は、ドイツ、ベルリン出身。1985年にデュッセルドルフ・ライン歌劇場の首席指揮者としてその本格的キャリアをスタートさせた。1988年にはニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任したが、これは当時ドイツ国内では最年少の音楽総監督であった。これまで、ベルリン・ドイツ・オペラ音楽監督(1997年~2004年)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席(2004年~2010)などを歴任。現在、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者 、ザルツブルク復活祭音楽祭芸術監督を務めており、2019年にはウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者を務めた。

 このCDは、クリスティアン・ティーレマンが緊密な関係を築き上げているウィーン・フィルとのコンビによるビッグ・プロジェクト「ブルックナー:交響曲全集」録音の第2弾。

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2021年5月27日

★ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のブラームス : 交響曲第2番/大学祝典序曲


ブロムシュテット3

ブラームス : 交響曲第2番
      大学祝典序曲

指揮:ベルベルト・ブロムシュテット

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

CD:キングインターナショナル KKC-6357(ライヴ録音)

 指揮のヘルベルト・ブロムシュテット(1927年生れ)は、米国生まれのスウェーデン人。イーゴリ・マルケヴィッチに師事。ジュリアード音楽学校で学ぶ。1953年「クーセヴィツキー賞」受賞、1955年「ザルツブルク指揮者コンクール」優勝。これまでオスロ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、DR放送交響楽団首席指揮者、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者、スウェーデン放送交響楽団首席指揮者・音楽監督、サンフランシスコ交響楽団音楽監督、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長などを歴任。NHK交響楽団桂冠名誉指揮者。

 このCDは、現役最高齢の巨匠ヘルベルト・ブロムシュテットがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とライヴで録音を進めているブラームスの交響曲プロジェクトの交響曲第2番と大学祝典序曲を収録。

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2021年5月24日

★2019年第26回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ピアノ部門優勝者 三原未紗子 デビュー・アルバム


三原未紗子

ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5
      子守唄 作品49-4(編曲:コルトー)
      2つのラプソディ 作品79
      ワルツ 第15番 変イ長調 作品39-15

ピアノ:三原未紗子

CD:オクタヴィア・レコード OVCT-00182

 ピアノの三原未紗子は、神奈川県藤沢市出身。桐朋学園大学音楽学部研究科を修了。ベルリン芸術大学を最高位で卒業。平成29年度文化庁新進芸術家在外研修員としてザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学大学院に在籍し首席卒業。2018年帰国。2016年第62回「マリア・カナルス国際コンクール」審査員賞受賞。2016年「グランドプライズ・ヴィルトゥオーゾザルツブルグ国際音楽コンクール」第1位。第12回「ルーマニア国際コンクール」ピアノ部門第1位、併せて日本ルーマニア音楽協会理事会賞。2017年第5回「アルコバッサ国際室内楽コンクール」にてピアニスト大崎由貴と共に2台ピアノの演奏で第2位(最高位)、併せてポルトガル作品最優秀演奏賞受賞。2019年第26回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ピアノ部門にて優勝し、一躍注目を浴びる。

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2021年5月20日

★ウィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のブラームス : 交響曲第1番~未発表ライヴ録音 (1943年)盤~


メンゲルベルク

ブラームス : 交響曲第1番

指揮:ウィレム・メンゲルベルク

管弦楽:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音: 1943年4月13日、コンセルトヘボウ、アムステルダム (ライヴ録音)

ボーナストラック:インタビュー:1938年2月8日ミュンヘンにおけるドイツ語でのインタビュー (5分)

CD:キングインターナショナル KKC-4248

 指揮のウィレム・メンゲルベルク(1871年―1951年)は、オランダ出身。1895年に24歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任。その後、常任指揮者に就任し、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を世界的なオーケストラへと育て上げた。1922年~1930年ニューヨーク・フィルハーモニックの首席指揮者も兼任。第二次世界大戦中、メンゲルベルクはベルリン・フィルに客演したなどのことから、戦後はコンセルトヘボウを追われ、楽壇からも追放された。その後減刑され、1952年度からの音楽活動再開が決まるが、その直前に死去。晩年は不遇のうちに没したメンゲルベルクだが、現在、オランダ人芸術家としては画家のレンブラントと共に高く評価されている。

 このCDは、仏ターラが発掘した、メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の未発表ライヴ録音で、「ベートーヴェン交響曲集~未発表録音集 (4CD) 」に続く、ブラームスの交響曲第1番。メンゲルベルクの「生誕150年・没後70年周年企画」として国内盤で復活。

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2021年5月17日

★テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナのベートーヴェン:交響曲第7番


クルレンツィス

ベートーヴェン:交響曲第7番

指揮:テオドール・クルレンツィス

管弦楽:ムジカエテルナ

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-30566(Blu-specCD2仕様)

 指揮のテオドール・クルレンツィス(1972年生れ)は、ギリシャ、アテネ出身。サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団においてユーリ・テミルカーノフのアシスタントを務める。2004年ノヴォルシビスク国立歌劇場の音楽監督に就任。さらに管弦楽団のムジカエテルナとムジカエテルナ室内合唱団を創設して芸術監督に就任。2011年ペルミ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督、2018年南西ドイツ放送交響楽団首席指揮者に就任。このCDは、テオドール・クルレンツィス指揮するムジカエテルナによる「運命」交響曲に続く、ベートーヴェン・アルバム第二弾。

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2021年5月13日

★ヴィオラの名手 店村眞積のブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番~第2番/シューマン:おとぎの絵本/ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ


店村

<Disc 1>

ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番 へ短調作品120-1
      ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調作品120-2

<Disc 2>

シューマン:おとぎの絵本作品113
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ作品147

ヴィオラ:店村眞積

ピアノ: 練木繁夫

CD:マイスターミュージック MM-4089~90

 ヴィオラの店村眞積(1948年生まれ)は、京都府出身。中学3年生のとき、「学生音楽コンクール」西日本第1位。京都市立堀川高校音楽コースへ進学。高校卒業後は、江藤俊哉の個人レッスンを受ける。22歳のとき桐朋学園大学音楽学部へ入学。大学3年生のとき、齋藤秀雄に「ヴィオラをやりなさい」と勧められる。1973年「日本音楽コンクール」第3位。1974年に桐五重奏団を結成し、ヴィオラを担当し、本格的にヴィオラ奏者への道を歩むことを決意。ルイジ・ケルビーニ音楽院に留学。その半年後にフィレンツェ市立歌劇場管弦楽団首席ヴィオラ奏者のオーディションを受け、リッカルド・ムーティに認められ入団。翌1977年の「ジュネーヴ国際コンクール」第2位。フィレンツェ市立歌劇場で8年ほど務めて帰国。1984年に読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者に就任。2001年よりNHK交響楽団首席ソリストを務めた。2011年6月、東京都交響楽団の特任首席奏者に就任。現在、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラメンバー。2012年9月から京都市交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者に就任。東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。

 ピアノの練木繁夫(1951年生まれ)は、東京都出身。暁星学園中学、桐朋学園高校を経て1971年インディアナ大学に留学。1974年「チャイコフスキー国際コンクール」において最優秀伴奏賞受賞、1976年「サウスウェスト・ピアニスト・ファウンデーション・コンペティション」優勝、1978年「スリーリヴァーズ・インターナショナル・ピアノ・コンペティション」優勝。1976年よりチェリストのヤーノシュ・シュタルケルと演奏活動を始め、世界各地で好評を得る。日本へは1976年に同行し、その後、定期的に帰国してNHK交響楽団、読売公響楽団、東京都交響楽団などの主要オーケストラと共演。1991年ピアノクァルテット「TOKYOソロイスツ」を結成。1994年「サントリー音楽賞」受賞。シューマンの作品を録音した「パピヨン」が1997年度文化庁「芸術選奨」作品賞を受賞。現在、母校インディアナ大学教授、国内では桐朋学園大学、相愛学園大学、国立音楽大学、エリザベト音楽大学で後進の指導に当たっている。

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