クラシック音楽 新譜CD情報


2020年1月09日

★イェルク・デームス追悼盤 小松英典/イェルク・デームスのシューベルト:歌曲集「冬の旅」


イエルク・デムス

シューベルト:歌曲集「冬の旅」

            おやすみ
            風見の旗
            凍れる涙
            かじかみ
            菩提樹
            あふれる涙
            川の上で
            回顧
            鬼火
            休息
            春の夢
            孤独
            郵便馬車
            白髪
            からす
            最後の希望
            村で
            嵐の朝
            幻
            道標
            宿屋
            勇気
            幻の太陽
            辻音楽師

         街 歌曲集〈白鳥の歌〉より

         さすらい人の夜の歌

バリトン:小松英典

ピアノ:イェルク・デームス

収録:2000年11月8日、東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル(ライヴ録音)

 バリトンの小松英典は、秋田県大仙市出身。1975年ハンブルクで宮廷歌手アーノルド・ヴァン・ミルに師事。1976年リューベック国立音楽大学に入学。1980年リューベック国立音楽大学リート・オラトリオ・オペラ科を卒業。1982年よりハンブルクを中心にドイツ各地でリサイタルを行う。ザルツブルグ音楽祭などのヨーロッパの主要なフェスティバルにも参加。小澤征爾の指揮によるR.シュトラウス「サロメ」、プッチーニ「マノン・レスコー」、バッハ「マタイ受難曲」は絶賛された。ドイツ・ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。ドイツ連邦共和国より終身プロフェッサーの称号を受称。秋田県大仙市民賞受賞。日本ドイツ歌曲コンクール(前・友愛ドイツ歌曲コンクール)、座間日本歌曲コンクール、日本歌曲コンクールin薬師寺、各審査員長。

 ピアノのイェルク・デームス(1928年~2019年)は、オーストリア、サンクト・ペールテン出身。11歳よりウィーン国立音楽アカデミーで学ぶ。ナット、ギーゼキング、ケンプ、フィッシャー、ミケランジェリのもとで研鑚を積み、弱冠14歳の時にウィーン楽友協会コンサートでデビュー。1947年には同協会から栄誉賞を授与される。1956年ブゾーニ国際コンクール1位を獲得し、国際的名声を不動のものにした。以降、世界各地の著名ホールでのリサイタルや、音楽祭には常連として招かれる。日本には1961年に初来日。以来全国各地でリサイタルを行い、ドイツロマン派の大家として広く支持された。ウィーンの巨匠として長年に渡り世界的な活躍を続け、ロマン抒情溢れる深淵な音楽は聴衆の感動を呼んだ。

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2020年1月06日

★アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲全集


アンドリス・ネルソンス4

<ディスク1>ベートーヴェン:交響曲第1番/第3番「英雄」
<ディスク2>ベートーヴェン:交響曲第2番/第4番
<ディスク3>ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」
<ディスク3>ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第6番「田園」
<ディスク4>ベートーヴェン:交響曲第7番/第8番
<ディスク5>ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ソプラノ:カミラ・ニルンド
アルト:ゲルヒルト・ロンベルガー
テノール:クラウス・フローリアン・フォークト
バス:ゲオルク・ツェッペンフェルト

合唱指揮:ヨハネス・プリンツ

合唱:ウィーン楽友協会合唱団

CD:ユニバーサル・ミュージック UCCG40091~5

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターにも就任した。「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」の指揮者。このCDアルバムは、ドイツ・グラモフォン新録新譜初のハイレゾCDリリースとなるもので、2020年のベートーヴェン生誕250年のアニバーサリー企画。

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2019年12月27日

★上岡敏之指揮新日本フィルハーモニー交響楽団の“ワーグナー楽劇”の世界(ライヴ録音盤)


上岡敏之

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より 序曲とバッカナール(パリ版)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より第1幕 前奏曲/第3幕「愛の死」
楽劇「神々の黄昏」より第1幕「ジークフリートのラインへの旅」/
第3幕「ジークフリートの死と葬送行進曲」
舞台神聖祝典劇「パルジファル」より第1幕 前奏曲 と 第3幕 フィナーレ

指揮:上岡敏之

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2019年5月10日、東京・サントリーホール/5月12日 横浜みなとみらいホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL‐00703

指揮の上岡敏之(1960年生れ)は東京都出身。1979年東京藝術大学に入学、在学中の1982年に安宅賞受賞。1984年ハンブルク音楽大学に留学。キール劇場で専属指揮者を務めた後、エッセンの市立アールト劇場第一専属指揮者、ヘッセン州立歌劇場音楽監督、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。2004年ヴッパータール交響楽団首席指揮者、2009年ザールラント州立劇場音楽総監督に就任。そして2016年9月に新日本フィルの音楽監督に就任した。

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2019年12月23日

★千住真理子 初のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 全曲録音第1弾


千住真理子

<ディスク1>

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番/第2番/第3番

<ディスク2>

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」/第10番

ヴァイオリン:千住真理子

ピアノ:横山幸雄

録音:2019年6月、笠懸野文化ホール

CD:ユニバーサルミュージック UCCY-1101~2

 ヴァイオリンの千住真理子は、1977年第46回「日本音楽コンクール」に最年少15歳で優勝。1979年第26回「パガニーニ国際コンクール」に最年少で入賞。1985年慶応義塾大学文学部哲学科卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、1987年フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会でロンドンデビュー、1988年サンタチェチリア音楽院管弦楽団定期演奏会でローマデビューを果たす。1999年ニューヨーク・カーネギーホールにおいてソロ・リサイタルを開き成功を収める。

 ピアノの横山幸雄(1971年生まれ)は、東京都三鷹市出身。1987年東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。1989年「ロン=ティボー国際コンクール」ピアノ部門第3位。1990年パリ国立高等音楽院卒業。1990年第12回「ショパン国際ピアノコンクール」第3位およびソナタ賞受賞。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授。

 このCDは、長い演奏家キャリアの千住真理子にとって初のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 全曲録音の第1弾。千住真理子が所有するストラディヴァリウス「デュランティ」は、ベートーヴェンが生きた時代にも存在し、製造から300年を超えてなお美しい音色を奏でている。

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2019年12月19日

★山田和樹指揮スイス・ロマンド管弦楽団のサン=サーンス:交響曲 第3番 「オルガン付き」他


山田和樹3

サン=サーンス : 交響曲 第3番 「オルガン付き」
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ウィドール:トッカータ(オルガン交響曲第5番より第5楽章「トッカータ」)

オルガン:クリストファー・ジェイコブソン

指揮:山田和樹

管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団

CD:キングインターナショナル KKC6051

録音: 2017年8月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

  指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。 東京藝術大学音楽学部指揮科で学ぶ。藝大在学中に藝大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。2005年東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスを務め、定期演奏会の指揮、委嘱作品の初演を行う。2009年若手指揮者の登竜門として名高い「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。その後、2010年より2012年までNHK交響楽団副指揮者を務めた。 2012年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者に就任したほか、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーにも就任。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼芸術監督へ就任。2017年第67回「芸術選奨文部科学大臣新人賞」受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。

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2019年12月16日

★数々の受賞歴を誇るピアニスト岩井のぞみ&チェコフィルハーモニー弦楽四重奏団共演のライブ録音盤


 岩井のぞみ

ヤナーチェク(T.イール編):霧の中で
ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
         ピアノ五重奏曲 Op.81

ピアノ:岩井のぞみ

弦楽四重奏:チェコフィルハーモニー弦楽四重奏団

収録:2018年9月29日、東京文化会館(ライブ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC‐7914

 ピアノの岩井のぞみは、4歳からピアノを始め、桐朋学園大付属子供のための音楽教室、桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大音楽学部を卒業後、研究科に在籍し渡米。テキサスのクリスチャン大学大学院で研さんを積む。4歳の時、幼稚園で遊んでいるときに積み木が目に入り右目の視力を失った。元々弱視で視野が狭い状態で酷使していた左目も、アメリカ留学が決まった直後に視力を失い、全盲となってからもピアニストの道を歩む。現在、米国・テキサスを拠点に活動を続ける。2006年「大阪国際音楽コンクール」ピアノ部門第2位。2011年米国ルイジアナ州で開催された「THE WIDEMAN INTERNATIONAL PIANO COMPETITION」で特別賞を受賞。2013年ポーランドで開催された第3回「バルティック国際ピアノコンクール」第3位。2016年ドイツで開催された「シューベルト国際ピアノコンクール」では審査委員特別賞を受賞。

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2019年12月12日

★2018年音楽監督・首席指揮者に就任したセミヨン・ビシュコフ指揮チェコ・フィルのチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/幻想序曲「ロメオとジュリエット」


セミヨン・ビシュコフ

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
            幻想序曲「ロメオとジュリエット」

指揮:セミヨン・ビシュコフ

管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD1475

 指揮のセミヨン・ビシュコフ(1952年生まれ)は、ロシア出身。1970年レニングラード音楽院に入学し、19歳で同音楽院を首席で卒業する。1973年「ラフマニノフ指揮者コンクール」第1位。1983年に米国市民権を取得。 1989年~1998年パリ管弦楽団音楽監督、1997年~2010年ケルンWDR交響楽団音楽監督を務める。2018年チェコ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・首席指揮者に就任。

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2019年12月09日

★ハインツ・ホリガー指揮バーゼル室内管弦楽団のシューベルト:交響曲・管弦楽曲全集第1弾


ハインツ・ホリガー

シューベルト:劇付随音楽「魔法の竪琴(ロザムンデ)」序曲
       交響曲第8番「ザ・グレイト」

指揮:ハインツ・ホリガー

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

CD:ソニーミュージックジャパン SICC30542

 ハインツ・ホリガー(1939年生まれ)は、スイス出身のオーボエ奏者、指揮者、作曲家。ベルン音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。作曲は、ヴェレシュ・シャーンドルとピエール・ブーレーズに師事。オーボエは、スイスでエミール・カッサノウ、パリ音楽院でピエール・ピエルロ、ピアノはイヴォンヌ・ルフェビュールに師事。オーボエのソリストとしては、1959年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」、1961年「ミュンヘン国際音楽コンクール」でそれぞれ優勝した国際的に名声ある演奏家。献呈されたオーボエ作品も数多い。オーボエ奏者としてのレパートリーは、バロック音楽から現代音楽にまで広範囲にわたり、ホリガー木管アンサンブルも主宰。また、指揮者としてはヨーロッパ室内管弦楽団のほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団などを指揮している。このCDは、シューベルト:交響曲・管弦楽曲全集の第1弾。

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2019年12月05日

★鮫島明子のショパン芸術の集大成~晩年の作品集より


鮫島明子

ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
      マズルカ第36番
      マズルカ第38番
      舟歌
      子守歌
      幻想ポロネーズ

ピアノ: 鮫島明子

CD:ナミ・レコード WWCC‐7910

 ピアノの鮫島明子は、桐朋学園大学卒業。パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティスト資格取得。1989年「サン・ノン・ラ・ブルテッシュ国際コンクール」第2位、同時に課題曲最優秀演奏賞受賞。横浜みなとみらいホールにてテーマ性を持ったリサイタルを定期的に開催。また、後進の指導にも力を入れており、そのモットーは、“むつかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く!″ このCDは第3弾で、オール・ショパン・プログラム。

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2019年12月02日

★オランダバッハ協会第6代芸術監督 佐藤俊介のバッハ : 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲


佐藤駿介2

バッハ : 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

ヴァイオリン:佐藤俊介

録音: 2017年5月1~4日、31日、6月2日、オランダ、 ハールレム・ドープスゲジンデ教会

CD:アコースティック・リバイブ KKC6062~3

 ヴァイオリンの佐藤 俊介(1984年生れ)は千葉県出身。 4歳から家族で米国ペンシルベニア州フィラデルフィアへ移住。ジュリアード音楽院プレカレッジ部門で学ぶ。 2000年ニューヨーク・リサイタルデビューを果たす。2002年フィラデルフィアのカーティス音楽学校のハイメ・ラレードのクラスに入学。翌2004年、パリに渡り、4年間研鑽を積む。2004年第15回「出光音楽賞」受賞、2007年第9回「ホテルオークラ音楽賞」受賞、2007年第62回「文化庁芸術祭」レコード部門大賞受賞、2010年第17回「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール」銀賞・聴衆賞受賞。2013年オランダのバッハ協会所属オーケストラのコンサートマスターに抜擢される。同年ドイツの古楽器アンサンブル「コンチェルト・ケルン」のコンサートマスター就任。同年オランダのアムステルダム音楽大学古楽器科客員教授に就任。2018年オランダバッハ協会第6代芸術監督に就任。

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