クラシック音楽 新譜CD情報


2020年8月20日

★ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団のR.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」/交響詩「死と変容」(ライヴ録音)


ノットジョナサン・

R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」/交響詩「死と変容」

指揮:ジョナサン・ノット

管弦楽:東京交響楽団

録音:2018年12月、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィア・レコード OVCL – 00728

 指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州出身。 ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学ぶ。後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めた後、2000年バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。ベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演。2014年東京交響楽団第3代音楽監督に就任。2017年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。

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2020年8月17日

★辻井伸行と佐渡裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団の共演


辻井伸行

ラヴェル:ピアノ協奏曲
     亡き王女のためのパヴァーヌ
     ボレロ
     ダフニスとクロエ 第2組曲 夜明け/無言劇/全員の踊り
ドビュッシー:月の光

ピアノ:辻井伸行

指揮:佐渡 裕

管弦楽:トーンキュンストラー管弦楽団

合唱指揮:クリストフ・ヴィゲルバイヤー

合唱:ノイエ・ヴィーナー・シュティメン

CD:avex classics AVCL-84109

 互いに気心知れた間柄で知られる佐渡裕と辻井伸行によるラヴェル:ピアノ協奏曲。緊張感あふれるスリリングな演奏をウィーン楽友協会でライヴ収録。また、ラヴェルの管弦楽曲の中でもポピュラーな「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ボレロ」「ダフニスとクロエ」第2組曲」と、さらに現地公演で辻井がアンコール演奏した「月の光」も収録。

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2020年8月13日

★ヴィオラ・アンサンブル:SDA48の”びおらざんまい”


sda48

ブルッフ(編曲:飯田香):ヴィオラとオーケストラのためのロマンス 作品 85
バッハ(編曲:飯田香)ブランデンブルグ協奏曲 第6番 BWV1051
ヴァインツィール:夜の小品 作品34
レスピーギ(編曲:飯田香):リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲

ヴィオラ・アンサンブル:SDA48

              須田祥子 東京フィルハーモニー交響楽団首席、
                   日本センチュリー交響楽団首席客演奏者、
                   SDA48 主宰
              大島亮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者
              加藤大輔 東京フィルハーモニー交響楽団副首席奏者
              生野正樹 フリーランス
              冨田大輔 読売日本交響楽団
              小中澤基道 日本フィルハーモニー交響楽団
              諫山翔一 フリーランス
              高木真悠子 桐朋学園大学卒 フリーランス
              羽藤尚子 フリーランス
              飯田香 編曲担当、フリーランス
              長石篤志 フリーランス
              古屋聡見 フリーランス
              西悠紀子 東京都交響楽団

CD:ティートックレコーズ TTOC-0042

 ヴィオラと言えば「SDA48」! あなたはヴィオラのみの演奏を聴いたことがありますか? 令和のトレンド楽器とも言える”ヴィオラ”、その魅力を詰め込んだアルバムがついに完成。SDA48、いよいよCD デビュー!!  ヴィオラの心地よさを感じて、より豊かな人生を。

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2020年8月10日

★理知と深みを具えた、ルガンスキー絶品のフランク


ニコライ・ルガンスキー

フランク:前奏曲、コラールとフーガ
     前奏曲、アリアと終曲
     前奏曲、フーガと変奏曲(ハロルド・バウアー編)
     コラール第2番ロ短調(ニコライ・ルガンスキー編)

ピアノ:ニコライ・ルガンスキー

CD:キングインターナショナル KKC-6210

 ピアノのニコライ・ルガンスキー(1972年生まれ)は、旧ソ連、モスクワ出身。モスクワ音楽院に入学してタチアナ・ニコラーエワ、セルゲイ・ドレンスキーの下で学び、1995年に卒業。引き続き研究科に進んでドレンスキーの下で学び、1997年に卒業。1994年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門における(1位なしの)2位。1992年ザルツブルク・モーツァルテウムより最優秀ピアニストとして表彰された。 1998年より母校のモスクワ音楽院でドレンスキーの助手として教え始め、現在も同音楽院で教鞭をとっている。 2013年「ロシア功労芸術家」と「ロシア人民芸術家」。

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2020年8月06日

★アレクサンドル・メルニコフ プロコフィエフ・ソナタ集 第2弾 プロコフィエフ : ピアノ・ソナタ第4/7/9番


アレキサンドル・メルニコフ

プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第4番ハ短調 Op.29「古い手帳から」
        ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
        ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103

ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ

CD:キングインターナショナル KKC-6211

 ピアノのアレクサンドル・メルニコフ(1973年生まれ)は、ロシア、モスクワ出身。6歳でモスクワの中央音楽学校に入学し、モスクワ音楽院ではレフ・ナウモフ教授に学ぶ。卒業後、ミュンヘンでエリソ・ヴィルサラーゼに師事。スヴャトスラフ・リヒテルとも親密な関係を築く。1989年「シューマン国際コンクール」、1991年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」など主要な国際ピアノコンクールで入賞、以来国際的に活躍。このCDは、メルニコフのプロコフィエフのソナタ集第2弾。

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2020年8月03日

★クリスティアン・ゲルハーヘルによる「シューマン:歌曲全集」第2巻 歌曲集「ミルテの花」


ゲルハーヘル

シューマン:歌曲集「ミルテの花」 作品25(全曲)

<第1集>

1.献呈
2.自由な心
3.くるみの木
4.まだ見ぬ人
5.「西東詩集」の「酌童の巻」より I. ぼくはひとりでここに座っている
6.「西東詩集」の「酌童の巻」より II.やめたまえ、粗忽ものが

<第2集>

7.はすの花
8.護符(「西東詩集」より)
9.ズライカの歌(「西東詩集」より)
10.やまぐにのやもめ
11.「愛の春」より花嫁の歌 I. お母さん、お母さん、そんなことないのよ
12.「愛の春」より花嫁の歌II. あのひとの胸にすがらせておいてください

<第3集>

13.やまびとの離郷
14.やまぐにの子守唄
15.僕の心はくらい
16.なぞなぞ
17.2つのヴェネツィアの歌I. ここからはそっと漕ぐのだ
18.2つのヴェネツィアの歌II. 街角の広場に 夕日が吹きそめると

<第4集>
19.大尉の妻
20.はるか遠くに
21.この孤独な涙は何?
22.だれも
23.西方に
24.きみは花のよう
25.東方のバラより
26.終わりに

バリトン:クリスティアン・ゲルハーヘル (2・5・6・8・13・15~19・22・24・25)

ソプラノ:カミラ・ティリング(1・3・4・7・9~12・14・20・21・23)

ピアノ:ゲロルト・フーバー

CD:ソニーミュージックジャパン

 バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘル(1969年生まれ )は、ドイツ、バイエルン出身。大学で哲学を学ぶが医学に転向。博士号を取得後、本格的に歌手を目指す。ミュンヘン国立音楽大学のオペラ科に入学。2000年シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデで「白鳥の歌」を歌い、高い評価を受ける。以後、主にドイツ・リートの歌唱で知られるが、オペラでも、モンテヴェルディからワーグナーまでレパートリーは広い。2006年シューベルトの作品を収めた「夕暮れの情景」が「グラモフォン賞」、同年シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で「北ドイツ放送音楽賞」、2009年シューマンの作品を収めた「メランコリー」で「エコークラシック賞」「年間最優秀歌手」「BBC音楽賞」、2010年マーラーのアルバムが「MIDEMクラシック賞年間最優秀歌手」、オランダの「エディソン・クラシック賞」、「ドイツ・レコード批評家賞年間最優秀賞」、2011年「ローレンス・オリヴィエ賞」をそれぞれ受賞。このCDは、ゲルハーヘルによる「シューマン:歌曲全集」の第2巻。

 ソプラノのカミラ・ティリング(1971年生まれ)は、スウェーデン出身。ヨーテボリ大学とロンドンの王立音楽大学で学び、コヴェントガーデンの王立オペラの「ばらの騎士」のゾフィー役でデビュー。1999年、ロッシーニの「ランスへの旅」の女性詩人コリンナを歌ってニューヨークシティ・オペラにデビューし国際的に注目された。モーツァルトやRシュトラウスから、ドイツリートをはじめ、コンサート歌手としてもマーラーの交響曲や宗教曲のソロで活躍。

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2020年7月30日

★ルドルフ・ブッフビンダーによる ”ディアベッリ・プロジェクト”


ブッフビンダー

<CD1>

ベートーヴェン:アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 ハ長調 作品120

<CD 2>

アントン・ディアベッリ:ワルツ ハ長調

【アントン・ディアベッリのワルツによる新しい変奏曲<2020>】

レーラ・アウエルバッハ: ディアベッリカル・ワルツ
ブレット・ディーン: ルディのための変奏
細川俊夫: 喪失
クリスチャン・ヨースト: ロック・イット、ルディ!
ブラッド・ラブマン: RBのための変奏
フィリップ・マヌリ: 200年後…
マックス・リヒター: ディアベッリ
ロディオン・シチェドリン: ディアベッリの主題による変奏
ヨハネス・マリア・シュタウト: ディアベッリ…に関して
タン・ドゥン: ブルー・オーキッド
イェルク・ヴィトマン: ディアベッリ=変奏

【アントン・ディアベッリのワルツによる変奏曲(1824)】

ヨハン・ネポムク・フンメル
フリードリヒ・カルクブレンナー
コンラディン・クロイツァー
フランツ・リスト
イグナーツ・モシェレス
フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(モーツァルトの末子で四男)
フランツ・シューベルト
コーダ: カール・チェルニー

ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー

CD:ユニバーサルミュージック UCCG40103~4

このCDは、オーストリア出身のベートーヴェンのスペシャリスト、ルドルフ・ブッフビンダー(1946年生まれ)のドイツ・グラモフォン移籍第1弾で、ベートーヴェン生誕250年を記念した「ディアベッリ変奏曲」に基づいた新しいCDコレクション。ブッフビンダーは、今回、11人の現代の作曲家にディアベッリの主題に基づいた変奏を委嘱して録音し、同じプログラムで演奏旅行を行う。今を遡る1819年、音楽出版業者で作曲家のアントン・ディアベッリは、32小節のワルツ主題を作曲して、50人以上のオーストリアの作曲家に送り、それぞれに主題の変奏を書いてもらった。ディアベッリは、カール・ツェルニー、フランツ・シューベルト、モーツァルトの息子フランツ・クサーヴァー・モーツァルト、ヨハン・ネポムク・フンメル、わずか8歳だったフランツ・リストらから変奏を受け取った。ベートーヴェンは当初、変奏を書くことを拒否したが、4年後、ディアベッリのワルツ主題による33の変奏曲を出版社に送った。

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2020年7月27日

★2018年第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」優勝の葵トリオのベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番/メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番


葵トリオ

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番

ピアノ三重奏:葵トリオ

         ピアノ:秋元孝介
         ヴァイオリン:小川響子
         チェロ:伊東裕

 葵トリオは、ヴァイオリン:小川響子(奈良県橿原市出身)、チェロ:伊東裕(奈良県生駒市出身)、ピアノ:秋元孝介(兵庫県西宮市出身)の東京芸術大の大学院生と卒業生の3人により結成された。2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で第1位を獲得。同部門で日本からの入賞は初めて。「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に由来。第28 回「青山音楽賞」バロックザール賞、第29回「日本製鉄音楽賞」フレッシュアーティスト賞を受賞。現在はドイツを拠点に、ミュンヘン音楽大学でD. モメルツに 師事しながら国内外で活動している。

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2020年7月23日

★N響のゲスト・コンサートマスターに就任した白井圭と伊藤恵の共演「シューマン ヴァイオリンとピアノのための作品集」


白井 圭

シューマン:ロマンス 第1番 イ短調 Op.94-1
      ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
      ロマンス 第2番 イ長調 Op.94-2
      ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121
      ロマンス 第3番 イ短調 Op.94-3
      予言の鳥 Op.82-7(「森の情景」より アウアー編)

ヴァイオリン:白井 圭

ピアノ:伊藤 恵

CD:フォンテック FOCD9835

 ヴァイオリンの白井 圭は、1983年、トリニダード・トバゴ共和国に生まれる。東京芸術大学付属高校、同大学を卒業。2007年「文化庁新進芸術家海外研修制度」の奨学生として留学。ウィーン国立音楽演劇大学室内楽科で学ぶ。日本音楽コンクール第2位及び増沢賞(2001)、ARDミュンヘン国際コンクール第2位及び聴衆賞(2009)、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞(2015)などの受賞歴を持つ。2011年9月より半年間、ウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルの契約団員、さらにチェコフィルや、ドイツの放送響のゲストコンサートマスターも務める。2020年4月にNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターに就任。現在、拠点をウィーンに置く。

 ピアノの伊藤 恵は、名古屋市出身。桐朋女子高等学校、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー国立音楽大学で学ぶ。1983年「ミュンヘン国際音楽コンクール」ピアノ部門で優勝(ピアノ部門日本人初)。同年、サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団と共演。ミュンヘンでのデビューを飾る。1984年NHK交響楽団との共演により、日本での本格的な演奏活動を開始する。1993年「日本ショパン協会賞」を受賞。CDシリーズ「シューベルト ピアノ作品集」第6集で、第53 回「レコード・アカデミー賞」および第70回「文化庁芸術祭賞」を受賞。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

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2020年7月20日

★フォルテピアノ奏者 アンドレアス・シュタイアーのベートーヴェン作品集


アンドレアス・シュタイア‐

<ディスク:1>

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
        ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2
        ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3

<ディスク:2>

ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 op.34
        創作主題による15の変奏とフーガ op.35「エロイカ変奏曲」

ピアノ:アンドレアス・シュタイアー

CD:キングインターナショナル KKC6166

 アンドレアス・シュタイアー(1955年生まれ)は、ドイツ、ゲッティンゲン出身のチェンバロ奏者・フォルテピアノ奏者。ハノーファー音楽大学で学ぶ。卒業後にアムステルダムでトン・コープマンにも師事。1983年から1986年まで、「ムジカ・アンティクヮ・ケルン」の一員として室内楽演奏で活動。1986年からレ・ザデューの客演フォルテピアノ奏者として、室内楽演奏やリートの伴奏者として活躍を始める。1987年から1996年までバーゼル・スコラ・カントルムのチェンバロ講師を務める。2002年「ドイツ・レコード批評家賞」を受賞。

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