クラシック音楽 新譜CD情報


2018年6月18日

★松本隆訳詩によるシューベルト:歌曲集「白鳥の歌」で三大歌曲集が完成


白鳥の歌

シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」

作詩:ルートヴイヒ・レルシュタープ

現代語訳:松本 隆

テノール:鈴木 准

ピアノ:巨瀬励起

録音:2017年11月28~30日、京都コンサートホール、アンサンブルホールムラタ

CD:日本コロムビア COCQ-85417

 作詞家・松本 隆は、1992年にシューベルトの「冬の旅」を、2004年に「美しき水車小屋の娘」を現代語訳して発表。2017年紫綬褒章を受章。そして紫綬褒章受章後の初リリース作品であり、14年ぶりに発表される「白鳥の歌」でシューベルトの歌曲集3部作が完結。

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2018年6月14日

★山田和樹とスイス・ロマンド管弦楽団のコンビによる“ファリャ・アルバム”


山田和樹

ファリャ:交響的印象 「スペインの庭の夜」
      バレエ音楽 「三角帽子」
      歌劇 「はかなき人生」から間奏曲とスペイン舞曲
      バレエ音楽 「恋は魔術師」から火祭りの踊り

ピアノ:児玉麻里

メゾソプラノ:ソフィー・ハームセン

指揮:山田和樹

管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団

録音:2016年7月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

CD:キングインターナショナル KKC5829

 指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年から2017年までスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2018年バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者に就任。

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2018年6月11日

★青柳いづみこの“ドビュッシーの夢”


青柳いづみこ

ドビュッシー:聖セバスチャンの殉教 (A.カプレによるピアノ編曲版)
        夢
コダーイ:ドビュッシーの主題による瞑想曲
ドビュッシー:前奏曲集第1巻

ピアノ:青柳いづみこ

録音:コジマ録音 ALCD‐7221

 ピアノの青柳いづみこは、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業後、フランスに留学し、国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」によって音楽学博士。1990年「文化庁芸術祭賞」受賞。1999年「翼のはえた指」で吉田秀和賞受賞、2001年「青柳瑞穂の生涯」で日本エッセイストクラブ賞受賞。大阪音楽大学教授。

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2018年6月07日

★2018年秋からニューヨーク・フィル音楽監督に就任するヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのデビューアルバム


ズヴェーデン

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/第7番

指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック

指揮: ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

CD:ユニバーサル ミュージック UCCS1230

 指揮のヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(1960年生れ)は、オランダ、アムステルダム出身。ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1979年から1995年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターを務め、その後指揮者に転向。2018年秋からニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任することが発表された。このCDは、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンとニューヨーク・フィルによるデビュー・アルバム。

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2018年6月04日

★ギター:福田進一によるテンアメリカの楽聖ポンセ、没後70周年メモリアルCD


福田進一

ポンセ:6つの前奏曲(セゴビア版)
     組曲 イ短調
     4つの小品
     3つのメキシコ民謡
     ソナタ 第3番
     しおれた心
     スケルツィーノ・メヒカーノ
     エストレリータ

ギター:福田進一

CD:マイスター・ミュージック MM‐4031

 ギターの福田進一(1955年生れ) は、大阪府出身。パリに留学。エコール・ノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセに師事し、同音楽院を首席で卒業。イタリア、キジアーナ音楽院にて最優秀ディプロマを取得。1981年「パリ国際ギターコンクール」優勝。大阪音楽大学客員教授、エリザベト音楽大学客員教授。2012年「芸術選奨文部科学大臣賞音楽部門」受賞。このCDは、ラテンアメリカの楽聖ポンセ、没後70周年メモリアル。

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2018年5月31日

★小林道夫5年振りの新録音バッハ:インヴェンションとシンフォニア


小林道夫

バッハ:インヴェンション BWV 772-786
     シンフォニア BWV 787-801

チェンバロ:小林道夫

CD:マイスターミュージック MM‐4033

小林道夫 (音楽家)

 小林道夫(1933年生まれ)は、東京出身のピアノ奏者、チェンバロ奏者、フォルテピアノ奏者、指揮者。1955年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。1965年デトモルト音楽大学へ留学。1972年「ザルツブルク国際財団モーツァルテウム記念メダル」を授与される。1979年「モービル音楽賞」を受賞。1998年より東京藝術大学客員教授、2000年より大阪芸術大学客員教授、2008年より大分県立芸術文化短期大学客員教授。このCDは、5年振りの新録音。

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2018年5月28日

★マルタ・アルゲリッチとセルゲイ・ババヤンが2台のピアノで共演 “プロコフィエフ・フォー・トゥー”


ババヤン

プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」から12の楽章(2台ピアノのための編曲:セルゲイ・ババヤン)

              ジュリエットの死、モンターギュー家とキャピュレット家、朝の踊り、
              喧嘩、ガヴォット、少女ジュリエット、フォーク・ダンス、マンドリンを手にした踊り、
              朝の歌、五組の踊り、ロメオとジュリエットの別れ、ティボルトの死

         付随音楽「ハムレット」から ハムレットの父親の亡霊
         付随音楽「エフゲニー・オネーギン」から マズルカ、ポルカ
         映画音楽「スペードの女王」からポロネーズ、プーシキン・ワルツ第2番
         歌劇「戦争と平和」からナターシャとアンドレイのワルツ
         映画音楽「スペードの女王」からイデー・フィクス

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
     セルゲイ・ババヤン

CD:ユニバーサル ミュージック

 このCDは、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」からの抜粋を2台のピアノのために編曲したものと、劇音楽・映画音楽・歌劇からのセレクションを、マルタ・アルゲリッチとセルゲイ・ババヤンが2台のピアノで演奏。セルゲイ・ババヤンは、アルメニア出身の知る人ぞ知る超絶ピアニスト。モスクワでプレトニョフに学び、浜松国際コンクールの第1回目の優勝者であり、カサドシュ国際コンクール他、多くのコンクールで優勝している。今をときめくトリフォノフの先生としてしても知られる。

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2018年5月24日

★現代最高のベルカント・テノール フアン・ディエゴ・フローレスのモーツァルト歌劇アリア集


ファン・ディエゴ・フローレス

モーツァルト:歌劇「イドメネーオ」K.366から「海の外にも、わしの胸の中にもう一つの海があり」(イドメネーオ)
        歌劇「魔笛」K.620から「この肖像はあまりにも美しい」(タミーノ)
        歌劇「牧人の王」K.208から「太陽に面と向かって、雲は時折こうしてひろがり」(アレッサンドロ)
        歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527から「わが宝をその間慰めに行ってください」(ドン・オッターヴィオ)
        歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621から「この至高の帝位のこれがただ一つの利というに」(ティート)
        歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621から「帝位には、好意あつき神々よ」(ティート)
        歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588から「いとしい人の愛にあふれた吐息は」(フェランド)
        歌劇「後宮からの誘拐」K.384から「愛の力を頼りとし、愛の強さを信じよう」(ベルモンテ)
        歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527から「あのひとの安らぎが僕の安らぎ」(ドン・オッターヴィオ)
        レチタティーヴォとアリア「あわれ、おお夢よ! ~息吹くそよ風」K.431 (425b)

テノール:フアン・ディエゴ・フローレス

指揮:リッカルド・ミナーシ

管弦楽:チューリヒ歌劇場ラ・シンティラ管弦楽団

CD:ソニーミュージックジャパン SICC30475

 テノールのファン・ディエゴ・フローレス(1973年生まれ)は、ペルー、リマ出身。17歳でリマの音楽院に入学し、20歳頃よりオペラを本格的に学ぶ。プロデビューは1996年ロッシーニフェスティバル。その後スカラ座やコヴェントガーデンなど主要なオペラハウスに次々出演。レパートリーは、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニなどのベルカントオペラが中心。

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2018年5月21日

★リッカルド・シャイー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」他


リッカルド・シャイー

ストラヴィンスキー:葬送の歌 作品5 (世界初録音)
            幻想的スケルツォ 作品3
            組曲「牧神と羊飼いの娘」作品2
            バレエ音楽「春の祭典」

指揮: リッカルド・シャイー

管弦楽:ルツェルン祝祭管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCD1460

 指揮のリッカルド・シャイー(1953年生れ)は、イタリア、ミラノ出身。1972年から2年間、クラウディオ・アバドの元でミラノ・スカラ座管弦楽団の副指揮者を務める。1972年ミラノのテアトロ・ヌオーヴォでオペラ指揮者としてのデビューを飾る。1974年にシカゴ・リリック・オペラでアメリカでのデビューを果たす。1978年ミラノ・スカラ座でデビューをすると同時に国際的な注目を集める。以降はロイヤル・オペラ・ハウス、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場など世界の主要な歌劇場に客演。1982年から1989年までベルリン放送交響楽団(現在のベルリン・ドイツ交響楽団)の首席指揮者、1988年ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者に就任。2005年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第19代カペルマイスター、ライプツィヒ歌劇場の音楽総監督に就任。2015年ミラノ・スカラ座の音楽総監督に就任。2016年ルツェルン祝祭管弦楽団音楽監督に就任。

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2018年5月17日

★名手リサ・バティアシュヴィリのプロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番他


リサ・バティアシュヴィリ3

プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」から「騎士たちの踊り」        
         ヴァイオリン協奏曲第1番
         バレエ音楽「シンデレラ」から「グランド・ワルツ」        
         ヴァイオリン協奏曲第2番
         組曲「3つのオレンジへの恋」から「行進曲」

ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団

ヴァイオリンとオーケストラのための編曲:タマーシュ・バティアシュヴィリ

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン)

 ヴァイオリンのリサ・バティアシュヴィリ (1979年生れ) は、ジョージア出身。1994年にドイツのミュンヘンへ移住。1995年にはわずか16歳にして「シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール」において2位に入賞し一躍脚光を浴びる。2003年シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭において「レナード・バーンスタイン賞」を受賞。現在は世界各地で一流指揮者やオーケストラと共演を重ねている。このCDでは、プロコフィエフの2曲の協奏曲の他に、プロコフィエフのバレエやオペラからの有名な曲を収録。ヴァイオリンとオーケストラのための編曲は、リサの父、タマーシュ・バティアシュヴィリが担当。

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