2017年11月27日

おんがく(まど・みちお/木下牧子)
秋桜 (さだまさし)
六騎 (北原白秋/山田耕筰)
サルビア (堀内幸枝/中田喜直)
赤とんぼ (三木露風/山田耕筰)
夢みたものは (立原道造/木下牧子)
しぐれに寄する抒情 (佐藤春夫/大中恩)
たあんきぽーんき (山村暮鳥/中田喜直)
鉾をおさめて(中山晋平/時雨音羽)
ちいさい秋みつけた(中田喜直/サトウハチロー)
九十九里浜(北見志保子/平井康三郎)
雪のふるまちを(内村直也/中田喜直)
このみち(金子みすゞ/伊藤康英)
さとうきび畑(寺島尚彦)
ほおずき(萩原朔太郎/三善晃)
旅立ちの日に(小嶋登/坂本浩美)
テノール:福井 敬
ピアノ:谷池重紬子
録音:2017年8月、相模湖交流センター多目的ホール
CD:ディスク クラシカ ジャパン DCJA-21040
テノールの福井 敬(1962年生れ)は、岩手県水沢市(現・奥州市)出身。国立音楽大学声楽科・同大学大学院を修了。文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。1989年「イタリア声楽コンコルソ」ミラノ大賞(1位)、1992年「ジロー・オペラ賞」新人賞、1993年「五島記念文化賞」オペラ新人賞、1994年芸術選奨新人賞、2003年「エクソンモービル音楽賞」、2015年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。国立音楽大学教授。このCDは、「悲しくなったとき~日本を歌う」「この道~故郷を歌う」に続く、3年ぶりの日本歌曲第3弾。タイトルとなった耕筰・白秋の秘曲「六騎(ろっきゅう)」などに加え、山口百恵「秋桜(コスモス)」や、卒業式の定番「旅立ちの日に」も収めてある。
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2017年11月23日

ポポーフ:交響曲第1番
指揮:飯森範親
交響楽:東京交響楽団
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00626
ガヴリイル・ポポーフ(1904年―1972年)は、旧ソビエト連邦の作曲家。ブゾーニや新ウィーン楽派の影響のもとに作曲家として活動に入り、当時、ショスタコーヴィチにも匹敵すると高い評価を受けた。しかし、この交響曲第1番は、1935年の初演直後に演奏禁止処分を受け、これまで長く忘れていた。その後、ポポーフは旧ソ連政府と衝突するが、当局の指示に従い、より伝統的な音楽語法で日常生活の描写や共産党の英雄を賛美する作品を作曲する。旧ソビエトの芸術政策によって、不遇の時代を生きた作曲家のポポーフであるが、近年、彼の音楽が再評価され、全世界でその名が知られつつある。このCDは、日本初演のライヴ・レコーディング盤。
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2017年11月20日

ヨハン・シュターミッツ:クラリネット協奏曲 変ロ長調
ダンツィ:クラリネットとファゴットのためのコンチェルティーノ 変ロ長調 作品47(クラリネットとイングリッシュ・ホルン編曲版)
モーツァルト:歌劇《ポントの王ミトリダーテ》K.87より二重唱〈私が生きることがかなわなくても〉(バセット・クラリネットとフルート編曲版)
ダンツィ:モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から〈お手をどうぞ〉による幻想曲
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より〈ぶってよ、私の愛しいマゼット〉(バセット・ホルンとフルート編曲版)
カール・シュターミッツ:クラリネット協奏曲 第7番 変ホ長調 (ダルムシュタット協奏曲第1番)
クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー
イングリッシュ・ホルン:アルブレヒト・マイヤー
フルート:エマニュエル・パユ
管弦楽:カンマーアカデミー・ポツダム
録音:ベルリン、テルデックス・スタジオ
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-1451
2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席クラリネット奏者に就任したアンドレアス・オッテンザマー。彼の新作は、それ以前に比較して管楽器の性能と役割が飛躍的に進化した時代“NEW ERA”に生まれた、モーツァルトや彼に多大な影響を与えたシュターミッツ父子、フランツ・ダンツィという3人の作曲家にフューチャーした協奏的作品集。ベルリン・フィルで日頃から共に演奏をしている仲間のアルブレヒト・マイヤー、エマニュエル・パユとの共演盤。
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2017年11月17日

シューマン:ロマンス 作品28の2
交響的練習曲
幻想曲
ピアノ:仲道郁代
録音:2017年4月18日~20日、ベルリン、イエス・キリスト教会(DSDレコーディング)
CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19008
ピアノの仲道郁代は2016年/17年シーズンを「デビュー30周年アニヴァーサリー・シーズン」と位置付け音楽活動を展開中。このCDは、2017年4月、カラヤン/ベルリン・フィルの録音でも有名なベルリン・イエス・キリスト教会での3日間のレコーディング・セッションで収録された。
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2017年11月13日

ブロッホ:3つのノクターン
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番
ドニゼッティ:ピアノ三重奏曲
ピアノ三重奏:クーベリック・トリオ
ヴァイオリン:石川 静
チェロ:カレル・フィアラ
ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ
CD:オクタヴィアレコード OVCL00638
クーベリック・トリオは、チェコの偉大な世界的指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)が、その父、名ヴァイオリニストのヤン・クーベリック(1880-1940)の名前を冠することを世界中で唯一認めた名門トリオ。プラハ音楽アカデミーで学んだメンバーにより1992年に結成された。長く同じメンバーで活動を続ける数少ないトリオとして世界中でその実力は高く評価されている。
ヴァイオリンの石川 静(1954年生れ)は、東京都出身。鈴木鎮一、鷲見三郎に師事。1970年チェコスロバキアに留学し、プラハ音楽芸術アカデミーで学ぶ。1972年第6回「ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」で第2位。1976年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」で第5位。1977年「芸術選奨新人賞」受賞。1979年第1回「フリッツ・クライスラー国際コンクール」で第3位。現在、プラハに在住し、ヨーロッパ、日本で演奏活動を行う。エリザベト音楽大学客員教授。
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2017年11月09日

ベートーヴェン:ピアノソナタ:第1番/第7番/第17番「テンペスト」
ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ
CD:ソニーミュージックジャパン SICC-10233
ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947年生れ)はモスクワ出身。モスクワ音楽院で学ぶ。「バッハ国際音楽コンクール」「エリーザベト王妃国際音楽コンクール」優勝。74年、ベルギーへ移住。以後、欧米各地でリサイタルを行うほか、世界の著名なオーケストラと共演。これまでに30枚以上のCDをリリース。ピアノ演奏にとどまらず、文学者の顔も持っている。
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2017年11月06日

シューベルト:八重奏曲
八重奏:ベルリン・フィル八重奏団
CD:ウィステリアプロジェクト BPOC‐0001
ベルリン・フィル八重奏団は、結成から80年以上という、ベルリン・フィルハーモニーのメンバーが組織する多くの室内楽アンサンブルの中で、もっとも長い歴史と伝統をもつ団体のひとつ。その歴史は、1928年、8人の楽員たちがシューベルトの八重奏曲を演奏するために集まったところから始まった。そして、2013年に、樫本大進のほか、ヴィオラにグロス、ホルンにドール、ファゴットにビロンというメンバーたちが加わり、「ベルリン・フィル八重奏団」は新たなスタートを切った。初回仕様のみ「ベルリン・フィル八重奏団メンバーが語るシューベルト:八重奏曲」「ベルリン・フィルのチーフ・エンジニア“クリストフ・フランケ”が語るシューベルト:八重奏曲録音」インタビュー完全収録別冊ブックレット封入。
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2017年11月02日

バッハ:パルティータト短調(原曲:イ短調)BWV 1013
テレマン:12のファンタジー
第1番 イ長調/第2番 イ短調/第4番 変ロ長調/第6番 ニ短調/第7番 ニ長調/第9番 ホ長調
C.P.E. バッハ:無伴奏ソナタト短調(原曲:イ短調)Wq. 132
オーボエ:池田昭子
CD:マイスターニュージック MM‐4020
オーボエの池田昭子は、宮崎県出身。1997年東京芸術大学卒業。1996年第13回日本管打楽器コンクールオーボエ部門第1位。1997年東京交響楽団に入団(2002年まで在籍)。2000年ドイツ、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院に留学。現在、NHK交響楽団オーボエ奏者、トリオ・サンクアンシュメンバー、東京芸術大学非常勤講師。このCDには、オリジナルはフルートだが、オーボイストにとっても取り組み甲斐のある、そして音楽的内容の極めて高い演目がここに並んでいる。
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2017年10月30日

ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番/第31番/第32番
ピアノ:コンスタンチン・リフシッツ
録音:2013年2月9日、所沢市民文化センター ミューズ「アークホール」(ライヴ録音)
CD:若林工房 WKLC-7023
ピアノのコンスタンチン・リフシッツ(1976年生れ)は、ロシア出身。モスクワのグネーシン音楽大学で学ぶ。18歳の卒業記念リサイタルのときに録音されたバッハのゴールドベルク変奏曲が絶賛されグラミー賞にノミネートされた。2004年にはロンドンの王立音楽院のフェローとなった。このCDは、2013年来日公演ライヴ録音。
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2017年10月26日

ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ
皇帝円舞曲
ウィーンの森の物語
モーツァルト:聖母マリアより御体を受け(ハ短調ミサ曲 K.427より)
アレルヤ(モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」より)
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(ピアノ伴奏版)
フリース(伝モーツァルト):子守歌
シューベルト:子守歌 D.498
ブラームス:子守歌 作品49の4
シューベルト:アヴェ・マリア D.839
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(弦楽伴奏版)
ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック
エーデルワイス(日本語詞)
ソプラノ:田中彩子
ピアノ:加藤昌則
弦楽四重奏 (編曲:山下康介):杉田せつ子(第1ヴァイオリン)/俣野賢仁(第2ヴァイオリン)/
柳原有弥(ヴィオラ)/西山健一(チェロ)
録音:2017年4月、岐阜、サラマンカホール
CD:エイヴェックス・クラシックス AVCL‐25942
田中彩子は、現在、ヨーロッパを中心に活動するウィーン在住のソプラノ歌手。京都府出身。10代から単身ウィーンにて声楽を学ぶ。22歳で日本史上最年少でスイスの首都ベルン市立劇場にて、ダニエル・インバル指揮のフィガロの結婚で代役なしでのソリストデビューを飾る(ソリストとしては日本人初、かつ同劇場史上最年少での歌劇場デビュー)。国際ベルベデーレオペラ・オペレッタコンクールにオーストリア代表として本選出場を果たし、ウィーン・フォルクスオーパーとオペラ「ホフマン物語」のオランピア役で契約する。 その後、コンサート・ソリストとしてヨーロッパ、南米各地のオーケストラ定期公演に出演している。日本ではTBSのテレビ番組「情熱大陸」で取り上げられ、一躍脚光を浴びる。このCDは約3年ぶりとなるアルバム。
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