2011年7月04日
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア(第1番―第12番)
バロック・ヴァイオリン:寺神戸亮
録音:2010年9月13日~16日 Hakujuホール(東京)
CD:日本コロムビア COGQ-54-5
テレマンのヴァイオリンのためのファンタジア(幻想曲)は、対位法の妙を駆使しながらも、形式・曲想ともに多彩で、より自由な感興に満ち、洗練された表現を備えた実に魅力的な曲集。このうち、これまで寺神戸亮は2曲を録音したが、今回、全曲録音を望む多くの声に応え、全曲を新たに録りおろしたもの。ヴァイオリンの寺神戸亮は、1961年ボリビア生まれ。1984年、桐朋学園大学を首席で卒業後、東京フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとして入団。その後、ハーグ王立音楽院に留学。1995年、「第1回北とぴあ国際音楽祭」で指揮者としてデビュー。現在、バロック・ヴァイオリンの演奏およびバロック音楽の指揮で活躍。