クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2013年 3月

2013年3月12日

★“ヴェルディ生誕200年・シャイー60歳記念” ヴィヴァ・ヴェルディ~序曲・前奏曲集


ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
       歌劇「アルツィーラ」序曲
       歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
       歌劇「海賊」第1幕への前奏曲
       歌劇「ナブッコ」序曲
      歌劇「イェルサレム」から序奏
              歌劇「イェルサレム」からバレエ音楽 
       歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」序曲
       歌劇「アイーダ」第1幕への前奏曲
       歌劇「マクベス」第1幕への前奏曲
       歌劇「運命の力」序曲 

指揮:リッカルド・シャイー

管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団

演奏者:マルコ・ゾーニ(フルート)、ファビアン・トアン(オーボエ)、ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)、マウロ・フェッランド(クラリネット)、ルイーザ・プランディナ(ハープ)

録音:2012年6月5-12日、オーディトリウム・ディ・ミラノ

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1368(SHM-CD)

 「ヴェルディ生誕200年・シャイー60歳記念!」2013年に生誕200年を迎えるヴェルディ。そして2013年2月に60歳となる指揮者リッカルド・シャイー。ミラノ生まれのシャイーが、同地で没した作曲家に敬意を表して、ミラノ・スカラ座管弦楽団と共に序曲・前奏曲を録音。あまり演奏されない「イェルサレム」のバレエ音楽なども収録されている。    

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2013年3月11日

★ウェルザー=メスト&ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート2013」


~新たな年を寿ぐ、ウィーン・フィルの華麗なワルツとポルカ~

<ディスク:1>
スーブレット・ポルカ 作品109
キス・ワルツ 作品400  
劇場カドリーユ 作品213  
ワルツ「山の上から」 作品292  
喜歌劇「軽騎兵」 序曲   
ワルツ「天体の音楽」 作品235   
ポルカ「糸を紡ぐ女」 作品192   
歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲   
ポルカ「二人きりで」  

<ディスク:2> 
ワルツ「金星の軌道」 作品279   
ポルカ「ガロパン(使い走り)」 作品237   
シュタイヤー風舞曲 作品165  
メロディ・カドリーユ 作品112  
歌劇「ドン・カルロス」 第3幕のバレエ音楽より プレスティッシモ  
ワルツ「レモンの花咲くところ」 作品364  
幻想曲「エルンストの思い出 または ヴェネツィアの謝肉祭」 作品126   
ポルカ「おしゃべりなかわいい口」 作品245 (アンコール)    
新年の挨拶 (アンコール)    
ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314 (アンコール)  
ラデツキー行進曲 作品228 (アンコール)

指揮:フランツ・ウェルザー=メスト

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2013年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音

CD:SONY CLASSICAL SICC-1598

 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。2013年は、オーストリア出身の俊英、フランツ・ウェルザー=メスト(1960年生まれ)が登場。ウェルザー=メストは、ミュンヘン音楽大学で学ぶ。1990年、クラウス・テンシュテットの後任としてロンドン・フィルの音楽監督に就任。ロンドン・フィル音楽監督辞任後、チューリッヒ歌劇場の音楽監督に就任。1998年にはウィーン・フィルの定期公演へのデビュー。2002年からはアメリカの名門クリーヴランド管弦楽団の音楽監督。2010年からウィーン国立歌劇場音楽監督。これは、オーストリア人としても、ドイツ圏出身者としてもカラヤン以来約半世紀ぶりの就任となる。2011年と2013年のウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートに登場。

 

 

 

 

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2013年3月08日

★注目のヴァイオリニスト リサ・バティアシュヴィリが奏でるブラームスとクララ・シューマン


 

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
クララ・シューマン:3つのロマンス

ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ

ピアノ:アリス=紗良・オット

指揮者:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1610 (SHM-CD)

録音:ブラームス=2012年6月、ドレスデン/クララ・シューマン=2012年10月、ミュンヘン  

 リサ・バティアシュヴィリは、グルジア出身のヴァイオリニスト。グルジアの首都トビリシに生まれ、1994年にミュンヘンに移住。1995年(16歳)シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール2位入賞2007年ベルリン・フィルやニューヨーク・フィルでデビュー。2003年レナード・バーンスタイン賞受賞。現在は世界各地で演奏活動を展開。日本ではN響と共演している。このCDでは、クララとその作品とも関連の深いヨーゼフ・ヨアヒムが所有していたストラディヴァリウス銘器「ヨアヒム」(日本音楽財団より貸与)を弾いている。

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2013年3月07日

★サロネンのショスタコーヴィチの未完の歌劇「オランゴ」世界初録音 交響曲第4番とカップリング


ショスタコーヴィチ:歌劇「オランゴ」(プロローグ、第1曲~第11曲)
          :交響曲第4番

指揮:エサ=ペッカ・サロネン

管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック

演奏者:ライアン・マッキニー、ジョルダン・ビッシュ、マイケル・ファビアーノ、エウジェン・ブレンコヴァーノ、ユリア・ヴァン・ドーレン、ティムール・ベクボスノフ他

合唱:ロサンゼルス・マスター・コラール

品番:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1606(SHM-CD)

録音:2011年12月、ロサンゼルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール(ライヴ録音)

 ショスタコーヴィチが1932年に作曲したオペラ「オランゴ」は、プロローグが作曲されたのみで残りは未完に終わった。台本はトルストイとスタルチャコフによって書かれ、台本の素材は、医学実験によって人間と猿のハイブリッドが生まれるというスタルチャコフの作品。半猿半人の主人公という筋は、ロシアの生物学者であるイリヤ・イワノフが行った人間と他の霊長類との融合の試みからインスピレーションを得たとされる。「オランゴ」という題名は、オランウータンを指すらしい。2004年に残りのピアノスケッチの草稿が発見され、英国の作曲家ジェラルド·マクバーニーがオーケストレーションを行い、2011年12月2日にエサ=ペッカ・サロネン指揮ロサンジェルス・フィルハーモニックによって初演された。交響曲第4番は、ショスタコーヴィチの全15曲の交響曲の中でも最大の編成であり、技術的に最も演奏至難な曲。ショスタコーヴィチ自身、それまでの集大成として作曲したという。

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2013年3月05日

★バレンボイムの秘蔵っ子アリサ・ワイラースタインのデビューアルバム<エリオット・カーター追悼>


エルガー:チェロ協奏曲
カーター:チェロ協奏曲
ブルッフ:コル・ニドライ

チェロ:アリサ・ワイラースタイン

指揮:ダニエル・バレンボイム

管弦楽団:シュターツカペレ・ベルリン

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1371(国内盤のみSHM-CD)

録音:2012年4月2,3,5日(エルガー)、2012年9月15,18日(カーター、ブルッフ)、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ録音)
 
 今回の録音はバレンボイムが手兵を従え、ベルリンで録音されたもの。アリサ・ワイラースタインは、1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト。13歳でクリーヴランド管弦楽団と共演し本格的にデビュー。その後、数々のメジャー・オーケストラと共演し、その活躍ぶりが指揮者ダニエル・バレンボイムの目にとまり、2010年5月にはベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートに同行し、ダニエル・バレンボイムと共にエルガーのチェロ協奏曲を共演して大絶賛された。

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2013年3月04日

★若きマエストロ ヤニック・ネゼ=セガンのチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」


チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
         :ヴァイオリンとピアノのための「ロマンス」

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ

ピアノ:ヤニック・ネゼ=セガン

CD: ユニバーサル ミュージック(ドイツグラモフォン)

 カナダ出身の若きマエストロ、ヤニック・ネゼ=セガンのDG第2弾アルバム。チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」と リサ・バティアシュヴィリのヴァイオリンとヤニック・ネゼ=セガンのピアノでチャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのための「ロマンス」を収録。ヤニック・ネゼ=セガン(1975年生まれ)は、カナダの指揮者。2000年にはモントリオール・オペラの音楽アドバイザーとグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団の首席指揮者並びに芸術監督に就任。2005年頃からヨーロッパでの指揮活動も盛んに行う。2008年からロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督およびロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任している。また2012年からは、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任。

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2013年3月01日

★アレクサンドル・タローの「屋根の上の牛」―1920年代のスウィンギング・パリ


作曲:ガーシュウィン/ラヴェル/ヴィエネール/コール・ポーター/ミヨー他

ショピナータ
私の彼氏
そうです、あれが僕の愛しい人
ドゥ・イット・アゲイン
ハンガリア
レッツ・ドゥ・イット
ドール・ダンス
無器用な私
ブルー・リヴァー
ホワイ・ドゥ・アイ・ラヴ・ユー?
ア・リトル・スロー・フォックス・ウィズ・メアリー
カヴァキーニョ
ポピー・コック
ブルース
イゾルディーナ
ブルース・シャンテ
ゴナ・ゲット・ア・ガール
アンリ、なんで女が嫌いなんだい?
フラッテリーニのタンゴ
5時(ファイヴ・オ・クロック)
キャラメル・ムー(柔らかいキャラメル)
ハーレム
カレジエイト
ジョージアンズ・ブルース
セントルイス・ブルース
クレメンツ・チャールストン

ピアノ:アレクサンドル・タロー

演奏: ジュリエット, ベナバール, ナタリー・デセイ, ギヨーム・ガリエンヌ他

CD: EMIミュージックジャパン TOCE-90253

 ピアノのアレクサンドル・タローは、1968年生まれ。パリ国立高等音楽院卒業。1989年のミュンヘン国際コンクールで第2位を獲得、以来国際的な演奏活動を展開し、現代フランスを代表するピアニストの一人。特に優れたCD録音が注目を集めている。近年はハルモニア・ムンディのアーティストとしてフランス作品を中心に数々の録音をリリース、ラモーの「新クラヴサン組曲」は非常に高い評価を得ており、ラヴェルのピアノ作品全集(世界初録音2作品を含む)は2003年ア カデミー・シャルル・クロ・グランプリ、ディアパソン金賞を受賞した。このCDは、1920年代パリの「屋根の上の牛」という伝説的キャバレーの世界観をモチーフにしたコンセプチュアル・アルバム。

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