2020年11月12日
ベートーヴェン (カルクブレンナー編) : 交響曲第9番「合唱」
(全曲+フランス語歌唱)
ピアノ:広瀬悦子
第4楽章指揮:アンドレイ・ペトレンコ
ソプラノ:セシール・アシーユ
メゾソプラノ:コルネリア・オンキオイウ
テノール:サミー・カンプス
バス:ティモテ・ヴァロン
合唱:エカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団
録音: 2020年1月29日-2月1日、ナント市イヴェント・センター
CD : MIRARE MIR-534(キングインターナショナル)
2020年5月の「ラ・フォルジュルネ音楽祭」で上演され話題を集めるはずだった幻の「第9」のCDの登場。19世紀初頭のカルクブレンナー(1785年~1849年) による編曲で、世界初録音。ピアニスト・作曲家のカルクブレンナー は、1837年にベートーヴェンの交響曲全9曲をピアノ独奏用に編曲し、ベートーヴェン好きのフランス王ルイ・フィリップに献呈した。これらは、リストとは全く異なる超絶技巧で、「第9」の歌唱はフランス語。
ピアノの広瀬悦子は、名古屋市出身。1994年パリ・エコールノルマル音楽院に入学。1996年に同院を首席で卒業後、パリ国立高等音楽院に入学。1999年に首席卒業とともにダニエル・マーニュ賞を受賞。1999年「マルタ・アルゲリッチ国際コンクール」優勝をはじめ、数々の国際コンクールで優秀な成績を収める。2001年シャルル・デュトワ指揮N響と共演し、日本でのオーケストラ・デビューを果たす。