クラシック音楽 新譜CD情報


2013年5月23日

★ドイツ・ピアニズム直系である巨匠シュヌアーによるバッハ作品集


バッハ :トッカータ ニ長調 BWV912
    :最愛の兄の旅立ちによ寄せるカプリッチョ変ロ長調 BWV992
    :小前奏曲集BWV924~928, 930( ヴィルヘルム・フリーデマンの楽譜帳より)
    :フランス組曲 第5番ト長調 BWV816
    :幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
    :シンフォニア(カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」BWV29 より、ケンプ編)
    :コラール「来れ、異教徒の救い主よ」BWV659(ケンプ編)
    :コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV645(ケンプ編)
    :カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147(ヘス編)

ピアノ:フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー

録音:1996年2月、旭川、大雪クリスタル・ホール

CD:マイスター・ミュージック MM‐2145(リマスタリングによる再リリース)

 フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアーは、1929年、ドイツのゲッティンゲン生まれのピアニスト。国立デトモルト音楽大学でハンス・リヒター=ハーザーに師事。卒業後もコルトー、ケンプのマスター・クラスで研鑚を積み、1959年、ミュンヘン国際音楽コンクールで第1位。母校の国立デトモルト音楽大学で教鞭を取り、学長も勤める傍ら、日本ピアノ教育連盟の招きでたびたび来日し、わが国のピアノ教育界に貢献した。ドイツ・ピアニズム直系である巨匠シュヌアーによるバッハ作品集が、今回リマスタリングにより復活。

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2013年5月20日

★インキネン&日本フィルによるマーラー: 交響曲第5番(ライヴ録音)


マーラー: 交響曲第5番

指揮:ピエタリ・インキネン

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2012年4月6、7日、サントリーホール(ライヴ録音)

CD:タワーレコード(日本フィルハーモニー交響楽団 JPOV‐3004)

 ピエタリ・インキネン(1980年生まれ)は、フィンランド出身のヴァイオリニスト兼指揮者。シベリウス音楽院およびケルン音楽大学で学ぶ。第8回国際ジャン・シベリウス・ヴァイオリン・コンクール第4位。室内楽活動では、自ら率いる“インキネン・トリオ”などで活動。2008年ニュージーランド交響楽団音楽監督に就任。2009年日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。フィンランド国立オペラには定期出演。このCDは、日本フィルと首席客演指揮者インキネンによるマーラー選集の最終回を収めたライヴ録音盤。

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2013年5月17日

★鬼才クラウディオ・ブリツィのヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」

ヴァイオリン:パオロ・フランチェスキーニ
クラヴィオルガン:クラウディオ・ブリツィ
オルガン/チェンバロ:リンダ・ディ・カルロ

弦楽合奏:イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ

リアリゼーション:クラウディオ・ブリツィ

録音:2012年10月、イタリア
 
CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28280

 鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」が新たな解釈で挑んだヴィヴァルディの名曲「四季」。2013年2月に「ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク」として発売(CMBD-80004)されたタイトルを今回CDとして発売。今回のCD化にはビクタークリエイティブメディアが開発した「HRカッティング」を採用、ハイレゾリューション音源をダイレクトにCDへカッティングすることで高音質を実現した。「HRカッティング」によるCDは、通常のCDプレイヤーで再生可能が可能。

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2013年5月16日

★松原勝也編曲によるバッハ:ゴルトベルク変奏曲の弦楽五重奏曲版


バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽五重奏曲版) 編曲:松原勝也

第1ヴァイオリン:松原勝也
第2ヴァイオリン:山崎貴子
ヴィオラ:柳瀬省太
チェロ:菊池知也
コントラバス:吉田 秀

CD:ナミ・レコード WWCC‐7724

 近年各地のコンサートで話題を集める松原勝也編曲によるバッハ:ゴルトベルク変奏曲の弦楽五重奏曲版。名曲に新たな光をあてる待望のCD化。第1ヴァイオリンの松原勝也は、東京芸大卒、新日本フィルコンサートマスター歴任、静岡AOIカルテットメンバー。第2ヴァイオリンの山崎貴子は、東京芸大卒、国内外のコンクールで数々の賞を受賞、紀尾井シンフォ二ーエッタメンバー。ヴィオラの柳瀬省太は、東京芸大、桐朋学園に学び、2004年-2009年シュトゥッガルト州立歌劇場管弦楽団、神フィル主席奏者。チェロの菊池知也は、東京芸大卒、日本フィルソロ・チェリストとして活躍。コントラバスの吉田秀は、東京芸大卒、いずみシンフォ二エッタ大阪、紀尾井シンフォ二エッタメンバーとして活躍中。

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2013年5月14日

★世界最高のバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリのヴァイオリン・ソナタ集


悪魔のトリル~タルティーニ、ヴェラチーニ、モッシ、ボンポルティ ヴァイオリン・ソナタ集

タルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 B.g5「悪魔のトリル」

ヴェラチーニ:ソナタ第8番ホ短調
          ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカOp.2(ロンドン-フィレンツェ1744)より

モッシ:ソナタ第2番イ長調
        ヴァイオリン、ヴィオローネとハープシコードのためのソナタOp.1(アムステルダム1716)より

ヴェラチーニ:ソナタ第5番 ト短調
        ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカOp.2(ロンドン-フィレンツェ1744)より

ボンポルティ:インヴェンツィオーネ第4番 ト短調
                   ソロ・ヴァイオリンのためのインヴェンションOp.10(ボローニャ1712)より

バロック・ヴァイオリン:エンリコ・オノフリ
   
弦楽合奏:イマジナリウム・アンサンブル
   
バロック・チェロ:アレッサンドロ・パルメリ
   
ハープシコード:リッカルド・ドーニ

録音:2012年、イタリア クレモナ、カッシーナ・ジャルディーノ

CD:Anchor Records UZCL-1019

 “世界最高のバロック・ヴァイオリニスト”と評される、イタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリのアルバム。エンリコ・オノフリは弱冠20歳で、ニコラウス・アーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスや、コンチェルト・イタリアーノに客演し、活躍を始める。22歳でジョルディ・サヴァールの「ラ・カペ ラ・レイアル」にコンサートマスターとして迎えられる。1987年(当時20歳)から「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」のコンサート・マスターを務めている。26歳の時に録音された「ヴィヴァルディの四季」の録音は、主要な音楽賞を多数獲得。2001年以降は、テノール歌手としても活動。2002年からは指揮者としても活動を開始し、2005年よりポルトガルの古楽団体「ディヴィーノ・ソス ピーロ」の首席指揮者を務めている。

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2013年5月13日

★若手女性トランペッター ティーネのセカンドアルバム


即興曲
アルバムブラット
伝説
無窮動
愛の短い物語
太陽と愛
そして小鳥は
魂の歌
進め、女神ウラーニア
ソロ・トランペットのためのディヴェルティメント作品21 
7つのスペイン民謡
トランペット・ソナタ 
ヴォカリーズ
ウイーン小行進曲
おもちゃの兵隊の行進曲
愛の悲しみ
美しきロスマリン

トランペット:ティーネ

ピアノ:キャサリン・ストット

録音:2012年6月、リバプール

CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE‐90249

 ノルウェー、オスロ生まれ。7歳からトランペット演奏を始め、現在では、若手トランペッターをリードする存在。クラシック・ソリスト、アンサンブル・リーダーそしてジャズ・ミュージシャンとして多彩に活躍中。彼女のデビュー・アルバム「トランペット協奏曲集」は2011年11月に発売され、ノルウェーの新聞主催の「Classical Recording of the Year」を獲得。2013年12月に初の日本ツアーも決定。テレビ東京系「美の巨人たち」のエンディング・テーマ「エターナル・ストーリー」が起用されたことにより、日本でも熱心なファンが急増中という。

★若手女性トランペッター ティーネのセカンドアルバム はコメントを受け付けていません



2013年5月10日

★日本に住みピアノを教えたボリス・ベクテレフのスクリャービン:練習曲全集


スクリャービン:練習曲全集

          練習曲 嬰ハ短調 作品2-1
          12の練習曲 作品8
          8つの練習曲 作品42
          練習曲 変ホ長調 作品49-1
          練習曲 変ホ長調 作品56-4
          3つの練習曲 作品65

ピアノ:ボリス・ベクテレフ

録音:2012年3月〜4月、イタリア

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28281

 ボリス・ベクテレフは、モスクワのグネシン音楽院で学ぶ。1970年、ソヴィエト・ピアニスト・コンクールで1位を受賞後、ソリストとして、またヴァイオリニストのウラディーミル・スピヴァコフをパートナーとしてコンサート活動を開始。1972年から1986年にかけてモスクワ音楽院で教鞭をとり、その間トゥール国際アカデミー(フランス)でも4年にわたり上級クラスを指導した。1987年から1996年までイタリアに居を構え、コンサート活動や後進の指導に当る。1996~2011年、神戸女学院大学と武庫川女子大学で教授として指導にあたる傍ら、日本やその他諸外国の著名な演奏家とともにリサイタルや室内楽などの演奏活動を行う。

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2013年5月09日

★サクソフォーン四重奏団「サクソフォーン・カルテット・アテナ」の1stアルバム「水晶の籠」


D. スカルラッティ:3つのソナタ
イベール:物語より「金の亀を使う女」「小さな白いロバ」「机の下で」「水晶の籠」
ゴトコフスキー:サクソフォーン四重奏曲
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲より「イタリアーナ」

サクソフォーン四重奏:サクソフォーン・カルテット・アテナ
                 (ソプラノ・サクソフォーン:塩安真衣子/アルト・サクソフォーン :江川良子/
                   テナー・サクソフォーン :冨岡祐子/バリトン・サクソフォーン :平賀美樹)

CD:マイスターミュージック MM‐2148

 次世代を担うサクソフォーン・カルテット登場!サクソフォーン・カルテット・アテナ(Saxophone Qartet athena)の結成は、2009年12月。メンバーは、塩安真衣子(ソプラノ・サクソフォン)、江川良子(アルト・サクソフォン)、冨岡祐子(テナー・サクソフォン)、平賀美樹(バリトン・サクソフォン)の4人。メンバーそれぞれがソリストとして高い評価を受け、また、作曲家、編曲家、指導者としても幅広く活動している実力派が集結したカルテット。このCDは1stアルバム。

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2013年5月07日

★神谷郁代のチェルニー:48の前奏曲とフーガ 作品856(世界初録音盤)


チェルニー:48の前奏曲とフーガ 作品856

ピアノ:神谷郁代

録音:2012年11月 ほか、三重

CD:カメラータ CMCD-99073~4(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)

 チェルニーが亡くなった年に作曲し、愛弟子リストに献呈した遺作「48の前奏曲とフーガ」の世界初録音盤。練習曲として当時出版されるが、今ではほとんど忘れ去られた幻の作品がウィーン楽友協会の協力の下、今回遂にそのベールを脱ぐ。チェルニー(1791年~1857年)は、オーストリアのピアノ教師、ピアニスト、作曲家。作品番号は861に上り、未出版のものを含めて1,000曲以上の作品を残した多作家。実用的なピアノ練習曲を数多く残したことで知られる。ベートーヴェンの弟子で、ウィーン音楽院においてリストを教えた。ピアノの神谷郁代は、1964年毎日音楽コンクール第1位、1972年エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。

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2013年5月06日

★人気絶頂のワーグナー歌手 ヨナス・カウフマンのワーグナー生誕200年記念アルバム


ワーグナー:父上は私に刀を約束してくださった(楽劇≪ワルキューレ≫から)
あいつが俺の父親でないとは(楽劇≪ジークフリート≫から)
全能の父よ、私を見護り下さい!(歌劇≪リエンツィ≫から)
今まで感じなかったほどの(歌劇≪タンホイザー≫から)
静かな炉端で(楽劇≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫から)
遠い国に、あなたがたの近づき得ぬところに(歌劇≪ローエングリン≫から) (カット無しオリジナル版)
ヴェーゼンドンクの5つの歌(天使/止まれ!/温室で/悩み/夢)

テノール:ヨナス・カウフマン

バス・バリトン:マルクス・ブリュック

指揮者:ドナルド・ラニクルズ
管弦楽:ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団

合唱指揮:ウィリアム・スポールディング
合唱:ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

録音:2012年9月17日-22日、ベルリン、グロッサー・ゼンデザール

CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1373(国内盤のみSHM-CD仕様、日本語字幕解説歌詞対訳付き)

 2009年ミュンヘンでの「ローエングリン」でワーグナー歌手としての地位を確固たるものとしたテノールのヨナス・カウフマン。翌2010年にはバイロイト音楽祭に出演、2012年にはメトロポリタン歌劇場の「ワルキューレ」でもジークムント役を歌い、世界中の歌劇場からオファーが絶えない活躍を続けている。このアルバムは、作曲家生誕200年を記念して録音されたワーグナー作品集。

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