2013年5月03日

ドヴォルザーク : 弦楽四重奏曲「アメリカ」
スメタナ : 弦楽四重奏曲「わが生涯より」
弦楽四重奏:東京クヮルテット
マーティン・ビーヴァー (第一ヴァイオリン), 池田菊衛 (第二ヴァイオリン), 磯村和英 (ビオラ),
クライヴ・グリーンスミス (チェロ)
録音 : 2006年2月
CD:キング・インターナショナル(仏ハルモニア・ムンディ) KKC5283(ハイブリッドSACD)
44年間(現メンバーでの活動も10年超)の長き活動に幕をおろすことを発表した東京クヮルテット。その活動もいよいよ最終段階を迎えている中、注目の最後のディスクが発売された。2006年の録音ということで、最後の録音というわけではないが(最後の録音はブラームスの五重奏曲)、このCDのプログラムは、弦楽四重奏曲の王道中の王道、「アメリカ」と「わが生涯より」ということで、感慨もひとしおといったところ。
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2013年5月02日

シューマン:3つの歌 op. 83
リートと歌 第4集 op. 96
レーナウの6つの詩とレクイエム op. 90
6つの歌 op. 107
春の挨拶 [遺作]
7つの歌〜エリザベト・クルマンを偲んで op. 104
メアリ・スチュアート女王の詩 op. 135
メゾソプラノ:加納悦子
ピアノ:長尾洋史
録音:2012年8月10-12日、相模湖交流センター
CD:コジマ録音 ALCD-7172
メゾソプラノの加納悦子は、東京芸術大学大学院を修了後、ドイツ国立ケルン音楽大学で声楽を学ぶ。同大学在籍中にケルン市立歌劇場のオペラスタジオ研修生となり、1994年から同歌劇場の専属歌手として契約。1995年ザルツブルグ国際モーツァルトコンクール声楽部門2位入賞。このCDは、加納悦子のソロ・デビュー盤。このCDで歌われている歌曲は、1840年の「歌の年」から10年を経て、作曲家として一層成熟したシューマンの後期歌曲の高みが描かれている。ピアノの長尾 洋史は、東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。現在、国立音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。
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2013年4月30日

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ヴルッフ:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン:ユリア・フィッシャー
指揮者:デイヴィッド・ジンマン
楽団:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
録音:2012年9月19&20日、チューリヒ、トーンハレ
CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1374 (SHM-CD)
ユリア・フィッシャーは、ドイツのヴァイオリニスト、ピアニスト。ミュンヘン音楽大学でヴァイオリンを学ぶ。 1995年のユーディ・メニューイン国際コンクール、1996年の第8回ユーロヴィジョン若手演奏家コンクールなど8つの国際音楽コンクールすべてで優勝(うち3つはピアノでの受賞)。2006年(23歳)フランクフルト音楽・舞台芸術大学教授に就任。このCDは、ドヴォルザークとブルッフのヴァイオリン協奏曲を収めた約2年ぶりとなるアルバム。
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2013年4月29日

この道 (山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
からたちの花 (山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
赤とんぼ (山田耕筰・曲/三木露風・詞)
ペチカ (山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
鐘が鳴ります (山田耕筰・曲/北原白秋・詞)
唄 (山田耕筰・曲/三木露風・詞)
ばらの花に心をこめて (山田耕筰・曲/大木惇夫・詞)
中国地方の子守歌 (山田耕筰・編作曲/日本古謡)
たたえよ、 しらべよ、 歌いつれよ (山田耕筰・曲/三木露風・詞)
浜辺の歌 (成田為三・曲/林古渓・詞)
椰子の実 (大中寅二・曲/島崎藤村・詞)
浜千鳥 (弘田龍太郎・曲/鹿島鳴秋・詞)
もう直き春になるだろう (山田一雄・曲/城左門・詞)
よかった (川口耕平・曲/河野進・詞)
翼 (武満徹・曲/詞)
小さな空 (武満徹・曲/詞)
春なのに (菅野祥子・曲/詞)
花は咲く (菅野よう子・曲/岩井俊二・詞)[NHK復興支援ソング]
故郷 (岡野貞一・曲/高野辰之・詞)
ソプラノ:幸田浩子
ピアノ:寺嶋陸也
録音:2012年8月10~12日、山梨市花かげホール / 2012年12月18日、東京、prime sound studio form
CD:日本コロムビア COCQ‐85005
幸田浩子は、大阪府豊中市出身のソプラノ歌手。1997年、東京芸術大学声楽科を首席で卒業。同大学院修了。文化庁派遣芸術家在外研修員の資格を得てイタリア・ボローニャへ2年間研修留学。2000年にウィーン・フォルクスオーパーと2年間の専属契約を結ぶ。2008年8月第38回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞を受賞。このCDは、心を故郷に帰してくれるあの歌が、今を生きる人の支えとなりますようにと、幸田浩子が歌う“日本の歌”を収めたアルバム。
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2013年4月26日

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
:管楽器のシンフォニーズ
:バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
指揮: サイモン・ラトル
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD:EMI TOGE11089
ストラヴィンスキー:「春の祭典」 は、1913年5月の初演から100年、この記念すべき年に発売されたのがこのCD。ストラヴィンスキーの代表作でバレエ三部作の最後に完成となった「春の祭典」。 20世紀音楽界に最大の影響を及ぼした最高傑作で、複雑なリズム、和声、音色をラトルとベルリン・フィルが演奏する。「春の祭典」が1913年5月の初演から100年を記念してリリースされるCD。
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2013年4月25日

マーラー:交響曲第9番
指揮:グスターボ・ドゥダメル
管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック
CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1611~2(2枚組)
グスターボ・ドゥダメル(1981年生まれ)は、ベネズエラ出身の指揮者。2004年、第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールに優勝し、一躍脚光を浴びる。2007年からはエーテボリ交響楽団の首席指揮者、2009年からはロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めている。このCDは、ドゥダメルとロス・フィルが共演した初めてのCDで、マーラーの交響曲第9番を収録。
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2013年4月23日

ベートーヴェン : 交響曲第3番「英雄」
R.シュトラウス : 死と変容
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
管弦楽:ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年11月8~11日、ロッテルダム、デ・ドーレン演奏・会議センター (ライヴ録音)
CD:キング・インターナショナル KKC-4003(輸入/日本語解説書付)
ヤニック・ネゼ=セガン(1975年生まれ)は、カナダの指揮者。2008年8月、ゲルギエフに代わってロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者となったヤニック・ネゼ=セガンが、首席就任が内定した時点の2007年11月に、本拠地デ・ドーレン演奏・会議センターにおいてライヴ収録した、ベートーヴェンの「英雄」とR.シュトラウスの「死と変容」。
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2013年4月22日

ルトスワフスキ:ロスアンジェルス・フィルハーモニックのためのファンファーレ
交響曲 第1番~第4番
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
管弦楽:ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ソニーミュージック SICC-1623~24 (2枚組)
ヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-1994)は、ポーランドを代表する作曲家。1937年ワルシャワ音楽院を卒業。1954年に代表作である「管弦楽のための協奏曲」を作曲。 1963年からは、ヨーロッパ全土で活躍。4曲作曲された交響曲は、50年にわたるルトスワフスキの作曲活動の変遷を如実に示し、20世紀の交響曲の代表作と位置付けられている。 このCDは、ヴィトルド・ルトスワフスキの生誕100年記念盤。ロス・フィルの桂冠指揮者であるサロネンが、師ルトスワフスキに捧げる熱いオマージュとなっている。現在、ルトスワフスキを讃え「ヴィトルド・ルトスワフスキ国際作曲コンクール」が開催されている。
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2013年4月19日

1 ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト – メイン・テーマ(映画「シンドラーのリスト」から)
2 コルンゴルト(ウィルムス編):ピエロの踊り歌(歌劇「死の都」作品12から)
3 ガルデル(レネハン編):首の差で(映画「セント・オブ・ウーマン」から)
4 ショスタコーヴィチ:ロマンス(映画「馬あぶ」組曲 作品97から)
5~7 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲作品35
8 ヘス:ラヴェンダーの咲く庭で – メイン・テーマ(映画「ラヴェンダーの咲く庭で」から)
9 ショスタコーヴィチ:アンダンテ(映画音楽「呼応計画」作品33の2から)
10 マリアネッリ:エドワードと私(映画「ジェーン・エア」から)
11~12 ハワード・ショア:コンチェルティーノ(映画『イースタン・プロミス』から) イースタン・プロミス(抜粋) 、タチアナ(抜粋)
13 マーラー:ピアノ四重奏曲 イ短調(映画「シャッター・アイランド」から)
14 ショスタコーヴィチ(アトヴミャーン編):2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品から 前奏曲(映画「馬あぶ」から)
15 コルンゴルト:マリエッタのリート (歌劇「死の都」作品12から)
ヴァイオリン:ニコラ・ベネデッティ
指揮者:キリル・カラビッツ(1,2, 4-12)
管弦楽:ボーンマス交響楽団(1,2, 4-12)
演奏:アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)(3,14)
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)(3)
アレクセイ・グリュニュク(ピアノ)(3,10,13,14)
トム・ダン(ヴィオラ)(13)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)(3,13)
グレッグ・ノウレス(ツィンバロン)(11,12)
録音:2012年6月、サウザンプトン、ギルドホール
CD:ユニバーサルミュージック(デッカ) UCCD-1372(国内盤のみSHM-CD)
ニコラ・ベネデッティ(1987年生まれ)は、英国スコットランド出身のヴァイオリニスト。1997年ユーディ・メニューイン音楽学校で学ぶ。2004年(16歳)、BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーで優勝。2005年には名門ドイツ・グラモフォンと異例と契約。2012年英クラシック・ブリット・アウォーズで女性アーティスト部門ウィナーに輝く。このCDは、ヴァイオリンがフィーチャーされた映画音楽を集めたアルバムで、ショスタコーヴィチやマーラーの作品、そして映画音楽の巨匠としても知られるコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を収録。
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2013年4月18日

ムソルグスキー(ストコフスキー編):組曲「展覧会の絵」
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
指揮:山田和樹
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2012年11月、2011年12月、サントリーホール(ライヴ録音)
CD:オクタヴィアレコード OVCL00489
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」は、山田和樹の「日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者就任披露演奏会」のライヴ録音。通常のラヴェル編曲版ではなく、ストコフスキー編曲版を採用しているところに山田和樹の拘りが窺える。ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲とラヴェル:ラ・ヴァルスは、2011年12月に日本フィルハーモニー交響楽団を指揮した際のライヴ録音。なお、山田和樹は、2012年から、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者以外に、スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーに就任している。
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