2012年2月06日

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第19番/ ピアノ協奏曲 第23番
レチタティーヴォ《どうしてあなたが忘れられましょう》とアリア《心配しないで、愛する人よ》
ピアノ&指揮:エレーヌ・グリモー
ソプラノ:モイツァ・エルトマン(K.505)
管弦楽:バイエルン放送交響楽団室内管弦楽団
録音:2011年5月、7月(K.505)、ミュンヘン
CD:UCCG-1561(ドイツ・グラモフォン )[国内盤のみSHM-CD仕様]
独自の輝きを放つピアニスト、エレーヌ・グリモー、初のDGへのライヴ録音&初のモーツァルト協奏曲で室内オーケストラ編成のバイエルン放送響を弾き振りしたライヴ録音。モーツァルトのピアノ作品の中で最も美しいアダージョ楽章を持つ第23番、カップリングには第19番。この他に、ピアノ・オブリガート付きのコンサート・アリアK.505を収録。透明な美声で人気急上昇のソプラノ、エルトマンとの共演にも注目。
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2012年2月03日

マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
指揮:エリアフ・インバル
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2011年2月24、25日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
CD:HMV(Octavia Exton) EXCL00077(SACDハイブリッド)
マーラーの交響曲第7番は、プラハにおいてマーラー自らがチェコ・フィルを指揮して初演を行い、チェコ・フィルにとっても、プラハにとっても深い縁を持つ作品。「中欧での本物のマーラーを、自分の最高の理想のものとしたかった」とインバルが語る。この第7交響曲には、マーラー指揮者であるインバルと、マーラー演奏に確固たる伝統を持つチェコ・フィルの気概と誇りとが最も理想的な形で結集。
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2012年1月31日

リスト:歌曲集
漁師の娘
ラインの美しき流れのほとり
ローレライ
三人のジプシー
昔テューレに王がいた
汝マーリングの鐘
山々に憩いあり
汝天上にある者
3つのペトラルカのソネットー平和は見いだせず
3つのペトラルカのソネットーその日までいつくしみくださる
3つのペトラルカのソネットー地上の天使のような姿
喜びに満ち、悲しみに満ち (バージョン1)
私の歌は毒されている
喜びに満ち、悲しみに満ち (バージョン2)
風はそよぐ
もの静かなすいれん
あなたはそよ風のように柔らかく
なんとも驚き入ったことだ
おお、愛しうる限り愛せ
ソプラノ:ディアナ・ダムラウ
ピアノ:ヘルムート・ドイチュ
CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE-90216(国内盤はHQCD仕様)
コロラトゥーラ・ソプラノのディアナ・ダムラウは、1971年ドイツのギュンツブルグ生まれ。ヴュルツブルク音楽大学で学ぶ。モーツァルトのオペラ「魔笛」の難パート「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」を得意とする。このパートを綺麗に歌い上げることができる歌手は現在世界に20人ほどしかいないと言われる。2002年にザルツブルク音楽祭に「夜の女王」役でデビュー。2004年にはスカラ座の新装オープン公演にてサリエリの「見出されたヨーロッパ」のタイトル・ロールを、リッカルド・ムーティ指揮のもと歌う。2007年10月には再度スカラ座に登場、リサイタルでサリエリ、ヴェルディそしてリヒャルト・シュトラウスの歌曲を披露した。ピアノで知られるリストだが、45年にわたり約70曲もの歌曲を作曲した。このアルバムには、ゲーテ、ハイネ、ペトラルカなどの大文豪の詩に曲をつけた、繊細で魅惑的な歌の世界が収録されている。
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2012年1月27日

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番/第5番(トルコ風)
ヴァイオリン:島根 恵(使用楽器:Marcello Ive Guarneri del Gesu model 2003)
ピアノ:碓井俊樹
録音:2011年6月20日-22日、稲城市立プラザ
CD:コジマ録音 ALCD-9111
ヴァイオリン・作曲家の島根 恵は、東京藝術大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。現在、教育活動にも力を入れている。また、これまで世界的に音源の少ない曲をCDに収録して、ヴァイオリンの学習者やリスナーにとって新たな美の世界を拓く活動に力を入れているが、このほどピアノ伴奏によるモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番/第5番(トルコ風)をリリースした。
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2012年1月24日
モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと管弦楽のための協奏交響曲
フルートとハープのための協奏曲
指揮:クラウディオ・アバド
管弦楽団:モーツァルト管弦楽団
演奏:ルーカス・マシアス・ナヴァッロ(オーボエ)、アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)、ギヨーム・サンタナ(ファゴット)、アレッシオ・アレグリーニ(ホルン) ジャック・ズーン(フルート)、レティツィア・ベルモンド(ハープ)
録音:2008年5-6月、ボローニャ
CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン)UCCG-1558 (日本盤のみSHM-CD)
アバド&モーツァルト管弦楽団によるモーツァルト管楽器のための協奏曲シリーズの第2弾。今回は協奏交響曲とフルートとハープのための協奏曲。指揮のクラウディオ・アバド(1933年生まれ)は、これまでウィーン国立歌劇場音楽監督、ベルリン・フィル芸術監督などを務めた。現在は、自身が組織した若手中心のオーケストラであるマーラー室内管弦楽団、モーツァルト管弦楽団なと活動することが多いという。今回、そのアバドが現代を代表する名手を揃えて、モーツァルトの協奏曲を録音した。
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2012年1月23日

シェリング:古典的前奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)
イザイ:ソナタ第2番(無伴奏ヴァイオリンのための)
ポンセ:ソナタ・ブレーヴェ(ヴァイオリンとピアノのための)
パガニーニ:カプリス集 作品1(無伴奏ヴァイオリンのための)より21番、6番、17番
パガニーニ:ラ・カンパネラ(オリジナル版)
ポンセ:小さな星(エストレジータ)
サラサーテ:サパテアード
ドヴォルジャーク(クライスラー編):スラブ舞曲第2番
ヴァイオリン:アドリアン・ユストゥス
ピアノ:ラファエル・ゲーラ
CD:オフィス・アミーチ AJ1001(CD+DVD)
ヴァイオリンのアドリアン・ユストゥスは、メキシコ・シティー生まれ。11歳より「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」で黒沼ユリ子に師事。ロチェスター大学で学んだ後、ズッカーマンの下で研鑽を積む。第1回国際ヘンリック・シェリング・コンクールで優勝するなど多くの国際的コンクールで受賞している。師の黒沼ユリ子はアドリアン・ユストゥスについて「私はアドリアンを“歌うヴァイオリスト”と呼びたい。彼にとっての音楽とは歌そのものであり、どんなに超絶技巧なパッセージを弾いても、そこには必ず彼の歌う心同席しているからだ。・・・今や彼は私にとって二人目の息子以上の存在であり、メキシコが誇る宝物のひとつでもある」と高く評している。そのアドリアン・ユストゥスの2011年1月、聴衆を魅了した紀尾井ホールでの演奏会のライヴ盤が、多くの要望に応えついに登場。 当日の同時収録のLive DVDが付いている。
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2012年1月19日

メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第2番/第3番
弦楽四重奏:フォーレ四重奏団
エリカ・ゲルトゼッツァー(ヴァイオリン)、サーシャ・フレンブリング(ヴィオラ)、コンスタンティン・ハイドリヒ(チェロ)、ディルク・モメルツ(ピアノ)
録音:2009年7月、ベルリン、テルデックス・スタジオ
CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1559
メンデルスゾーンが、1823年(第2番)、1825年(第3番)に作曲した2曲のピアノ四重奏曲は、とても10代半ばの少年による作品とは思えない輝きを放っている。フォーレ四重奏団は、アルゲリッチに「フォーレ・カルテットを聞いたら、誰でも、もう一度聞きたくなる」と言わしめた常設のピアノ・カルテット。ピアノ四重奏の魅力を、従来とは違う次元で伝えてくれる。
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2012年1月17日

マーラー:交響曲 第3番(カール・ハインツ・フュッスル校訂版)
指揮: マリス・ヤンソンス
管弦楽: ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
独唱:ベルナルダ・フィンク (メゾソプラノ)
合唱:オランダ放送女声合唱団、ブレダ・サクラメント児童合唱団、ラインモンド児童合唱団
録音:2010年2月、アムステルダム・コンセルトヘボウ (ライヴ録音)
CD:キング・インターナショナル(RCO-10004) KKC-5172~3(SACDハイブリッド盤)
指揮のマリス・ヤンソンス(1943年生まれ)は、ラトビア出身の指揮者。父は、レニングラード・フィルの指揮者を務めたアルヴィド・ヤンソンス。レニングラード音楽院およびウィーン国立音楽アカデミーに学ぶ。2003年からバイエルン放送交響楽団音楽監督、2004年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者を務めている。2006年に続き2度目の登場となる2012年の「ニューイヤーコンサート」指揮者を務めた。このCDは、2010年2月、アムステルダム・コンセルトヘボウ でのライヴ録音。独唱はヤーコプスの古楽オペラの主役で有名なベルナルダ・フィンク。ノン・ヴィブラートの透明な声質で説得力がある。アムステルダム・コンセルトヘボウの豊かな響きを余すところなく堪能できる。
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2012年1月16日

ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」全曲
独唱:フィガロ=ローランド・パネライ(バリトン)/ロジーナ=テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)/アルマヴィーヴァ伯爵=ルイージ・アルヴァ(テノール)/バルトロ=フェルナンド・コレナ(バリトン)/ドン・バジーリオ=イーヴォ・ヴィンコ(バス)/フィオレッロ=ロナルド・ルイス(バス)/ベルタ=ジョセフィーヌ・ヴィージー(メゾ・ソプラノ)
合唱:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
合唱指揮:ダグラス・ロビンソン
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
管弦楽: コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
録音:1960年5月21日、ロンドンロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ録音/MONO)
CD: ICA CLASSICS NJ‐ICAC5026(2CD)
カルロ・マリア・ジュリーニ(1914年-2005年)指揮のロッシーニの「セビリアの理髪師」は、1954年,1956年,1962年,1965年の4種類の音源が知られているが、このコヴェントガーデンにおける1960年の演奏は初出となるもの。この演奏は、当時24歳、デビューして間もないテレサ・ベルガンサと、アルマヴィーヴァ伯爵を得意役としていたルイージ・アルヴァの2人をフィーチャーしたライヴ録音盤。ジュリーニが指揮したオペラの中でも貴重な記録。
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2012年1月13日
モーツァルト:交響曲第39番
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
指揮:クルト・ザンデルリング
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1991年12月2日、シャウシュピールハウス、ベルリン(現コンツェルトハウス),ライヴ録音
CD:東武ランドシステム SSS0101 2
クルト・ザンデルリング(1912年―2011年)は、旧東独の名指揮者で、1965年のザルツブルク音楽祭でのデビュー以後、西側でも活躍した。今回のCDは、モーツァルトの第39番(初出レパートリー)と巨匠の愛奏曲とも言えるベートーヴェンの「田園」のライヴ録音盤。「田園」は1997年にも再度取上げている。ベルリン・ドイツ響とは、ほぼ毎年客演し良好な関係であった。
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