2020年8月03日
シューマン:歌曲集「ミルテの花」 作品25(全曲)
<第1集>
1.献呈
2.自由な心
3.くるみの木
4.まだ見ぬ人
5.「西東詩集」の「酌童の巻」より I. ぼくはひとりでここに座っている
6.「西東詩集」の「酌童の巻」より II.やめたまえ、粗忽ものが
<第2集>
7.はすの花
8.護符(「西東詩集」より)
9.ズライカの歌(「西東詩集」より)
10.やまぐにのやもめ
11.「愛の春」より花嫁の歌 I. お母さん、お母さん、そんなことないのよ
12.「愛の春」より花嫁の歌II. あのひとの胸にすがらせておいてください
<第3集>
13.やまびとの離郷
14.やまぐにの子守唄
15.僕の心はくらい
16.なぞなぞ
17.2つのヴェネツィアの歌I. ここからはそっと漕ぐのだ
18.2つのヴェネツィアの歌II. 街角の広場に 夕日が吹きそめると
<第4集>
19.大尉の妻
20.はるか遠くに
21.この孤独な涙は何?
22.だれも
23.西方に
24.きみは花のよう
25.東方のバラより
26.終わりに
バリトン:クリスティアン・ゲルハーヘル (2・5・6・8・13・15~19・22・24・25)
ソプラノ:カミラ・ティリング(1・3・4・7・9~12・14・20・21・23)
ピアノ:ゲロルト・フーバー
CD:ソニーミュージックジャパン
バリトンのクリスティアン・ゲルハーヘル(1969年生まれ )は、ドイツ、バイエルン出身。大学で哲学を学ぶが医学に転向。博士号を取得後、本格的に歌手を目指す。ミュンヘン国立音楽大学のオペラ科に入学。2000年シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデで「白鳥の歌」を歌い、高い評価を受ける。以後、主にドイツ・リートの歌唱で知られるが、オペラでも、モンテヴェルディからワーグナーまでレパートリーは広い。2006年シューベルトの作品を収めた「夕暮れの情景」が「グラモフォン賞」、同年シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で「北ドイツ放送音楽賞」、2009年シューマンの作品を収めた「メランコリー」で「エコークラシック賞」「年間最優秀歌手」「BBC音楽賞」、2010年マーラーのアルバムが「MIDEMクラシック賞年間最優秀歌手」、オランダの「エディソン・クラシック賞」、「ドイツ・レコード批評家賞年間最優秀賞」、2011年「ローレンス・オリヴィエ賞」をそれぞれ受賞。このCDは、ゲルハーヘルによる「シューマン:歌曲全集」の第2巻。
ソプラノのカミラ・ティリング(1971年生まれ)は、スウェーデン出身。ヨーテボリ大学とロンドンの王立音楽大学で学び、コヴェントガーデンの王立オペラの「ばらの騎士」のゾフィー役でデビュー。1999年、ロッシーニの「ランスへの旅」の女性詩人コリンナを歌ってニューヨークシティ・オペラにデビューし国際的に注目された。モーツァルトやRシュトラウスから、ドイツリートをはじめ、コンサート歌手としてもマーラーの交響曲や宗教曲のソロで活躍。
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2020年7月30日
<CD1>
ベートーヴェン:アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 ハ長調 作品120
<CD 2>
アントン・ディアベッリ:ワルツ ハ長調
【アントン・ディアベッリのワルツによる新しい変奏曲<2020>】
レーラ・アウエルバッハ: ディアベッリカル・ワルツ
ブレット・ディーン: ルディのための変奏
細川俊夫: 喪失
クリスチャン・ヨースト: ロック・イット、ルディ!
ブラッド・ラブマン: RBのための変奏
フィリップ・マヌリ: 200年後…
マックス・リヒター: ディアベッリ
ロディオン・シチェドリン: ディアベッリの主題による変奏
ヨハネス・マリア・シュタウト: ディアベッリ…に関して
タン・ドゥン: ブルー・オーキッド
イェルク・ヴィトマン: ディアベッリ=変奏
【アントン・ディアベッリのワルツによる変奏曲(1824)】
ヨハン・ネポムク・フンメル
フリードリヒ・カルクブレンナー
コンラディン・クロイツァー
フランツ・リスト
イグナーツ・モシェレス
フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(モーツァルトの末子で四男)
フランツ・シューベルト
コーダ: カール・チェルニー
ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー
CD:ユニバーサルミュージック UCCG40103~4
このCDは、オーストリア出身のベートーヴェンのスペシャリスト、ルドルフ・ブッフビンダー(1946年生まれ)のドイツ・グラモフォン移籍第1弾で、ベートーヴェン生誕250年を記念した「ディアベッリ変奏曲」に基づいた新しいCDコレクション。ブッフビンダーは、今回、11人の現代の作曲家にディアベッリの主題に基づいた変奏を委嘱して録音し、同じプログラムで演奏旅行を行う。今を遡る1819年、音楽出版業者で作曲家のアントン・ディアベッリは、32小節のワルツ主題を作曲して、50人以上のオーストリアの作曲家に送り、それぞれに主題の変奏を書いてもらった。ディアベッリは、カール・ツェルニー、フランツ・シューベルト、モーツァルトの息子フランツ・クサーヴァー・モーツァルト、ヨハン・ネポムク・フンメル、わずか8歳だったフランツ・リストらから変奏を受け取った。ベートーヴェンは当初、変奏を書くことを拒否したが、4年後、ディアベッリのワルツ主題による33の変奏曲を出版社に送った。
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2020年7月27日
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番
ピアノ三重奏:葵トリオ
ピアノ:秋元孝介
ヴァイオリン:小川響子
チェロ:伊東裕
葵トリオは、ヴァイオリン:小川響子(奈良県橿原市出身)、チェロ:伊東裕(奈良県生駒市出身)、ピアノ:秋元孝介(兵庫県西宮市出身)の東京芸術大の大学院生と卒業生の3人により結成された。2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で第1位を獲得。同部門で日本からの入賞は初めて。「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に由来。第28 回「青山音楽賞」バロックザール賞、第29回「日本製鉄音楽賞」フレッシュアーティスト賞を受賞。現在はドイツを拠点に、ミュンヘン音楽大学でD. モメルツに 師事しながら国内外で活動している。
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2020年7月23日
シューマン:ロマンス 第1番 イ短調 Op.94-1
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
ロマンス 第2番 イ長調 Op.94-2
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121
ロマンス 第3番 イ短調 Op.94-3
予言の鳥 Op.82-7(「森の情景」より アウアー編)
ヴァイオリン:白井 圭
ピアノ:伊藤 恵
CD:フォンテック FOCD9835
ヴァイオリンの白井 圭は、1983年、トリニダード・トバゴ共和国に生まれる。東京芸術大学付属高校、同大学を卒業。2007年「文化庁新進芸術家海外研修制度」の奨学生として留学。ウィーン国立音楽演劇大学室内楽科で学ぶ。日本音楽コンクール第2位及び増沢賞(2001)、ARDミュンヘン国際コンクール第2位及び聴衆賞(2009)、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞(2015)などの受賞歴を持つ。2011年9月より半年間、ウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルの契約団員、さらにチェコフィルや、ドイツの放送響のゲストコンサートマスターも務める。2020年4月にNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターに就任。現在、拠点をウィーンに置く。
ピアノの伊藤 恵は、名古屋市出身。桐朋女子高等学校、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー国立音楽大学で学ぶ。1983年「ミュンヘン国際音楽コンクール」ピアノ部門で優勝(ピアノ部門日本人初)。同年、サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団と共演。ミュンヘンでのデビューを飾る。1984年NHK交響楽団との共演により、日本での本格的な演奏活動を開始する。1993年「日本ショパン協会賞」を受賞。CDシリーズ「シューベルト ピアノ作品集」第6集で、第53 回「レコード・アカデミー賞」および第70回「文化庁芸術祭賞」を受賞。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。
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2020年7月20日
<ディスク:1>
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
<ディスク:2>
ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 op.34
創作主題による15の変奏とフーガ op.35「エロイカ変奏曲」
ピアノ:アンドレアス・シュタイアー
CD:キングインターナショナル KKC6166
アンドレアス・シュタイアー(1955年生まれ)は、ドイツ、ゲッティンゲン出身のチェンバロ奏者・フォルテピアノ奏者。ハノーファー音楽大学で学ぶ。卒業後にアムステルダムでトン・コープマンにも師事。1983年から1986年まで、「ムジカ・アンティクヮ・ケルン」の一員として室内楽演奏で活動。1986年からレ・ザデューの客演フォルテピアノ奏者として、室内楽演奏やリートの伴奏者として活躍を始める。1987年から1996年までバーゼル・スコラ・カントルムのチェンバロ講師を務める。2002年「ドイツ・レコード批評家賞」を受賞。
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2020年7月16日
<Disc 1>
モーツァルト: 交響曲 第39番
交響曲 第40番
<Disc 2>
モーツァルト: 交響曲 第41番 「ジュピター」
指揮:リッカルド・ミナージ
管弦楽:アンサンブル・レゾナンツ
録音: 2019年7月/ フリードリヒ=エーベルト=ハレ | ハンブルク (ドイツ)
CD:キングインターナショナル KKC-6161
指揮のリッカルド・ミナージは、1978年生まれ。ヴァイオリン奏者として、サヴァール率いる「コンセール・デ・ナシォオン」や「コンチェルト・イタリアーノ」、「アッカデミア・ヴィザンティナ」など、名だたるピリオド楽器アンサンブルで第1ヴァイオリンを担当。バルトリの「ノルマ」の録音ではオーケストラ指揮のアシスタント、第1ヴァイオリン、そしてキュレーターも務め、2017年より、「アンサンブル・レゾナンツ」(ハンブルク)のアーティスト・イン・レジデンツを務めている。ある時は超絶技巧のバロックヴァイオリン奏者として、ある時はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハやモーツァルトの交響曲を指揮する気鋭の指揮者として、またある時は名オペラ歌手を支える指揮者として、さらにある時はオペラの校訂譜を仕上げる学者として活躍する。
管弦楽のアンサンブル・レゾナンツは、ドイツ、ハンブルクを拠点に世界中で活躍するアンサンブル。1994年に創設。2014年10月に自らの拠点ホール元防空壕の”レゾナンツラウム”をオープン。若い世代の音楽家を中心とし、伝統と現代音楽の溝を埋める役割を担い、時代を融合した革新的でいきいきとしたプログラムを展開する。彼らが情熱を捧げているのは、新しい弦楽レパートリーのための促進と発展、また定期的に、今日の作曲家の作品と、クラシック作品の新しい解釈を実施。ハンブルクではライスハレのレジデントオーケストラとしてコンサートシリーズ「レゾナンツ」を発足。アンサンブルとその音楽をライブハウス感覚で音楽を都会に根付かせようと活動している。
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2020年7月13日
モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調 K.545
ロンドイ短調 K.511
ピアノ・ソナタヘ長調 K.332
メヌエット第1番 ト長調 K.1
ピアノ・ソナタイ短調 K.310
ピアノ:モナ・飛鳥
CD:キングインターナショナル KKC-4208
ピアノのモナ・飛鳥(1991年生まれ)は、ドイツ、ミュンヘン出身。父親がドイツ人で母親が日本人。2歳のときにピアノを始め、4歳で初舞台を踏む。「グロートリアン・シュタインヴェーク国際コンクール」第1位、「EPTA欧州ピアノ教育者連盟国際コンクール」第1位ならびに特別賞。2009年にはバイロイト音楽祭でリサイタルを行った。2011年、グシュタード音楽祭での優れた演奏に対し、「フィリップ・チャイナット賞」を受賞。ピアニストのアリス=紗良・オットは姉。
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2020年7月09日
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲より
第7番 「ラズモフスキー 第1番 Op.59の1(サン=サーンス編曲)~ 第2楽章
第6番 Op.18の6(サン=サーンス編曲) ~ 第2楽章
第8番 「ラズモフスキー第2番 」Op.59の2(バラキレフ編曲) ~ 第3楽章
第13番 Op.130(バラキレフ編曲) ~ 第5楽章
第16番 Op.135(ムソルグスキー編曲) ~ 第2楽章
第16番 Op.135(ムソルグスキー編曲) ~ 第3楽章
モーツァルト (ベートーヴェン編曲): クラリネット五重奏曲 K.581 ~ 第4楽章
ピアノ: 児玉麻里
録音: 2019年10月、オランダ、ヒルフェルムス、MCOスタジオ1
CD:キングインターナショナル KKC-6152
ピアノの児玉麻里(1967年生れ)は、大阪府出身。6歳の時に家族とともに渡欧。14歳の時にパリ音楽院に入学。同音楽院修了後、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演で本格的な演奏活動を開始。ピアニストの児玉桃は妹、夫は指揮者のケント・ナガノ。
児玉麻里は、これまでベートーヴェンのピアノ・ソナタとピアノ協奏曲全曲を録音し高い評価を受けてきた。今回のCDは、その補巻ともいうべきものであり、サン=サーンス、バラキレフ、ムソルグスキーの編曲によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲のピアノ版。原曲をただピアノに置き換えるのではなく、それぞれのピアニズムを反映させつつ完全なピアノ曲にしていることが聴きどころ。特に、ムソルグスキー編曲による第16番は、楽譜が極めて入手困難なため、ムソルグスキー研究家の間でも伝説となっていた。それがついに音になった。
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2020年7月06日
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136から第1楽章 Allegro
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」作品40
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
指揮:小澤征爾
管弦楽:水戸室内管弦楽団
録音:2017年5月、2019年5月、水戸芸術館(協奏曲のみライヴ録音)
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-40017
2019年5月に水戸芸術館で行われた水戸室内管弦楽団第103回定期演奏会で実現した、小澤征爾とアルゲリッチの共演をライヴ録音。2017年10月リリースのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番に続く今回は、ピアノ協奏曲第2番を収録。カップリングには小澤征爾が最も得意とするモーツァルトのディヴェルティメントK.136の第1楽章と、小澤征爾にとって初録音となるグリーグの組曲「ホルベアの時代から」を収録。
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2020年7月02日
ブルックナー : 交響曲 第6番<ベンヤミン=グンナー・コールス版>
指揮:サー・サイモン・ラトル
管弦楽:ロンドン交響楽団
CD:キングインターナショナル KKC6175
指揮のサー・サイモン・ラトル(1955年生まれ)は、イギリス、リヴァプール出身。ロンドンの王立音楽アカデミーで学ぶ。1974年「ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクール」に優勝し、ボーンマス交響楽団およびボーンマス・シンフォニエッタの副指揮者に就任。グラインドボーン音楽祭に最年少でデビューを果たす。1980年バーミンガム市交響楽団首席指揮者に就任。1990年には音楽監督に就任し、同オーケストラを世界的オーケストラへ育て上げる。1984年、大英帝国勲章コマンダー(CBE)に叙された。1994年、30代の若さでナイトに叙され、サーの称号を得た。2002年から2018年までベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督を務めた。2017年ロンドン交響楽団の音楽監督に就任。
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