2023年11月06日
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2《月光》
バガテル イ短調 WoO 59《エリーゼのために》
11のバガテル 作品119 第1番:Allegretto
バガテル ハ長調 WoO 54《喜びと悲しみ》
アレグレット ロ短調 WoO 61
ピアノ:アリス=紗良・オット
指揮:カリーナ・カネラキス
管弦楽:オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45084
このCDは、アリス=紗良・オットのベートーヴェン作品集。注目の女性指揮者カリーナ・カネラキスと、カネラキスが首席指揮者を務めるオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団と共演した協奏曲第1番を中心に、ピアノ・ソナタ第14番「月光」など若き日のベートーヴェンの作品を収録。
ピアノのアリス=紗良・オット(1988年生れ)は、ドイツ・ミュンヘン出身。父親がドイツ人、母親が日本人。ピアニストのモナ=飛鳥・オットは実妹。オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学で学ぶ。2003年バイロイト音楽祭に招かれ、ワーグナー愛用のピアノを使用してリサイタルを開催。2004年「イタリア・シルヴィオ・ベンガーリ・コンクール」優勝、同年中村紘子(1944年―2016年)の招きにより日本でのデビューを果たす。2005年「ヨーロッパピアノ指導者連盟コンクール」優勝。2010年「クラシック・エコー・アワード2010」にてヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。
指揮のカリーナ・カネラキスは、アメリカ、ニューヨーク出身。カーティス音楽院で学ぶ。2005年から2年間、カラヤン・アカデミーの学生としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でヴァイオリンを演奏。ヴァイオリンの演奏を続けながら、ニューヨークのジュリアード音楽院の指揮科に入学。2015年ヨーロッパ室内管弦楽団を指揮してヨーロッパデビューを果たした。2016年「サー・ゲオルク・ショルティ・コンダクティング・アワード」を受賞。また、2017年イギリスのプロムスに指揮者としてデビュー。2019年オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。2020年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任。