クラシック音楽 新譜CD情報


2015年5月14日

★小菅 優のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第4巻「超越」


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番/第6番/第7番/第11番/第21番「ハンマークラヴィーア」

ピアノ:小菅 優

CD:ソニーミュージックジャパン SICC‐10216~7(2枚組)

 若きピアニスト小菅優が、2011年から着手したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音(全5集<各2枚組>)の4作目。これまで、2011年2月第1集「出発」、2012年2月第2集「愛」、2013年4月「自然」をそれぞれリリースしてきた。今回のこれらに続く第4集「極限」は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの中でも難曲の「ハンマークラヴィーア」を中心としたアルバム。

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2015年5月11日

★最高齢の巨匠のひとりメナヘム・プレスラーのモーツァルト:ピアノ・ソナタ集


モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」
         ピアノ・ソナタ第17番
         ピアノ・ソナタ第18番

ピアノ:メナヘム・プレスラー

録音:2014年9月19~21日

CD:キングインターナショナル LDV-19

 1923年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラーは、1955年、ボザール・トリオを結成し、室内楽ピアニストとして世界で活躍を続けていたが、2007~08年のシーズンでトリオは解散。その後は、室内楽、ソロの両方でさらなる活動を展開している。2014年4月には、庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日、また、2014年末には、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートでモーツァルトのピアノ協奏曲第23番で出演するなど、最高齢の巨匠のひとり。2015年11月にはマリナー指揮NHK交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17番を共演する予定。

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2015年5月07日

★絶頂期のチョン・キョンファのシベリウス&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲


①シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

指揮:ズデニェク・マーツァル
管弦楽:フランス国立放送管弦楽団
録音:1973年5月16日、シャンゼリゼ劇場(パリ)<ライヴ録音>

②チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

指揮:シャルル・デュトワ
管弦楽:フランス国立放送管弦楽団
録音:1978年10月18日、シャンゼリゼ劇場(パリ)<ライヴ録音>

ヴァイオリン:チョン・キョンファ

CD:キングインターナショナル CDSMBA-011

 チョン・キョンファ(1948年生まれ)は韓国出身。12歳でジュリアード音楽院へ留学。1967年レーヴェントリット国際コンクール優勝。その後、ヨーゼフ・シゲティに師事。1970年、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団とチャイコフスキーの協奏曲を弾き、絶賛を浴びる。2005年より指のケガにより長期療養したのち、2010年に復帰。このCDは、チョン・キョンファ絶頂期1970年代のシベリウスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のライヴ録音盤。

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2015年5月04日

★バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)、モーツァルトのレクイエムに挑戦


モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(アイブラー、ジュスマイヤー~鈴木優人補筆校訂編)
        証聖者の荘厳な晩課(ヴェスペレ)K.339
        奇しきラッパの響き~レクイエムより(鈴木優人による異稿)

指揮:鈴木雅明

管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)

ソプラノ:キャロリン・サンプソン
アルト:マリアンネ・ベアーテ・キーラント
テノール:櫻田亮
バス:クリスティアン・イムラー

録音:2013年12月、神戸松蔭女子学院大学チャペル

CD:キングインターナショナル KKC-5414

 今回のライヴ録音は、モーツァルトの自筆譜に未完の作品を補筆したアイブラー及びジュスマイヤーの手稿譜をもとにして、鈴木優人が補筆校訂したバッハ・コレギウム・ジャパン版による。BCJは2006年12月のモーツァルト生誕250年記念特別演奏会で同プログラムを披露したが、7年を経ての演奏・録音となった。なお、鈴木雅明指揮の「J.S.バッハ教会カンタータ全曲録音」が、ヨーロッパ版グラミー賞ともいわれるドイツの音楽賞、「エコー・クラシック賞2014」を受賞(エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門)した。

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2015年4月30日

★エマニュエル・パユのフランス革命時代のフルート協奏曲集


フランソワ・ドヴィエンヌ:フルート協奏曲 第7番
ルイジ・ジアネッラ:フルート協奏曲 第1番
クリストフ・ヴィリバルト・グルック:フルート協奏曲 ト長調 作品4
イグナツ・プレイエル:フルート協奏曲 ハ長調 B.106

フルート:エマニュエル・パユ

指揮: ジョヴァンニ・アントニーニ

管弦楽:バーゼル室内管弦楽団

録音:2014年7月17~19日、スイス、ランドガストホフ・リーエン

CD:ワーナーミュージック・ジャパン

 フランス革命時期に焦点をあて、フルートのための曲が多く書かれたフランスのバロック後期から古典派にかかる作曲家たちの作品が収録されている。革命戦争後の1795年に設立されたパリ音楽院においても続いていたフルート作品のなかから、もっとも革新的で、美しいメロディをもつ4曲をパユが選んで録音。

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2015年4月27日

★世界的ソプラノ歌手 平山美智子 山田耕筰を歌う


松平頼暁(宇佐見英治):「歌う木の下で」(すべての猫族がいう、青いスピノザ、信州の泉)

早坂文雄(佐藤春夫):「春夫の詩に拠る4つの無伴奏の歌」より うぐいす

山田耕筰:この道(北原白秋)
      かえろかえろと(北原白秋)
      かやの木山の(北原白秋)
      待ちぼうけ(北原白秋)
      赤とんぼ(三木露風)
      カッコ鳥(野口雨情)
      鐘が鳴ります(北原白秋)
      からたちの花(北原白秋)
      葱坊主(西條八十)
      六騎(北原白秋)
      青蛙(三木露風)
      曼珠沙華〜歌曲集「AIYANの歌」より(北原白秋)

湯浅譲二(長田弘):おやすみなさい

ソプラノ: 平山美智子

ピアノ:高橋アキ

コントラバス:ダニエーレ・ロッカート

録音:2013年12月、イタリア・アリッチャ、キジ宮

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD-28317

 このCDは、世界的ソプラノ歌手平山美智子が2013年、90歳の年に収録した日本歌曲集。2015年に没後50年となる山田耕筰作品を中心に、親族である早坂文雄の無伴奏曲、松平頼暁の委嘱作品、湯浅譲二の話題作を収録。

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2015年4月23日

★遠山慶子のモーツァルト:ピアノ作品ライヴ録音集


モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573
ピアノ四重奏曲 第1番

ピアノ:遠山慶子

<ウィーン弦楽四重奏団メンバー>

ヴァイオリン:ウェルナー・ヒンク
ヴィオラ:ハンス・ペーター・オクセンホファー
チェロ:フリッツ・ドレシャル

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD‐28318

 ピアノの遠山慶子は、1963年にパリで海外デビュー。以来、国際的に演奏活動をし、日本でもソロや室内楽などで活躍。1978年第5回日本ショパン協会賞受賞。ロン・ティボー国際コンクールおよびゲザ・アンダ国際コンクールの審査員。草津国際音楽アカデミー&フェスティバル講師。2010年モーツァルトのバイオリンソナタ選曲集で第51回毎日芸術賞受賞。このCDは、2014年に草津音楽祭で演奏したピアノ・ソナタ第15番、同年ウィーン弦楽四重奏団との共演で紀尾井ホールで演奏したピアノ四重奏曲第1番他をライヴ収録。

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2015年4月20日

★ムターの秘蔵っ子、ヴィルデ・フラングのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集


モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1&5番、協奏交響曲

ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング

指揮:ジョナサン・コーエン

管弦楽:アルカンジェロ

CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS-12939

 ヴァイオリンのヴィルデ・フラングはノルウェー出身で、ヴァイオリンの女王、アンネ=ゾフィー・ムターの秘蔵っ子。彼女にとって4作目となる今回のアルバムでは、イギリスの若手指揮者、ジョナサン・コーエンと、彼自身が設立した新進気鋭の古楽アンサンブル「アルカンジェロ」をバックに、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集。

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2015年4月16日

★ベルリン・フィルのクラリネット首席奏者アンドレアス・オッテンザマーのブラームス:クラリネット五重奏曲他


ブラームス:クラリネット五重奏曲
        2つのワルツ イ長調(ワルツ 作品39の15/ 愛の歌 作品52から ワルツ 第6番)
        ハンガリー舞曲 第7番<レメーニ編>
        ハンガリー舞曲 第1番 ト短調 (神聖なるチャールダーシュ)<ボルゾー編>
ヴェイネル:2つの楽章
トランシルヴァニア舞曲

クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー

ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス/クリストフ・コンツ
ヴィオラ:アントワーヌ・タメスティ
チェロ:シュテファン・コンツ
コントラバス:エーデン・ラーツ
ツィンバロム:オスカール・エケレシュ
アコーディオン:プレドラグ・トミチ

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-1693

録音:2014年10月、ベルリン

 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマー(1989年生まれ)は、2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席奏者に就任した。父エルンストも、兄ダニエルもウィーン・フィルの首席奏者を務めるという、クラリネット一家。このCDはソロ・アルバム第2弾。

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2015年4月13日

★田崎悦子のベートーヴェン、シューベルト、ブラームス最晩年至宝のピアノ曲集


<Disc-1>
ブラームス:3つの間奏曲 作品117
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第19番

<Disc-2>
ブラームス:6つの小品 作品118
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番

<Disc-3>
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番

<Disc-4>
ブラームス:4つの小品 作品119
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番

ピアノ:田崎悦子

CD:レーベル: 若林工房 WKPR-8011~14

 ピアノの田崎悦子は、桐朋女子高校音楽科を卒業後、フルブライト奨学金を得てニューヨーク・ジュリアード音楽院で学ぶ。その後ニューヨークに30年在住し、国際的に活躍。アメリカ建国200年祭ではアメリカ人として10人の若手ピアニストのひとりに選ばれた。20世紀の大指揮者ゲオルグ・ショルティに認められ、シカゴ交響楽団定期演奏会のソリストとして数回にわたり共演した日本人ただ一人のピアニスト。八ヶ岳ピアノマスタークラス”Joy of Music”総合音楽監督。桐朋学園大学音楽部および同大学院特任教授。現在、八ヶ岳山麓に居住。

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