2022年11月03日
ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール
CD:キングインターナショナル LDV-91
フォーレ:13の舟歌
第1番 イ短調 作品26
第2番 ト長調 作品41
第3番 変ト長調 作品42
第4番 変イ長調 作品44
第5番 嬰ヘ短調 作品66
第6番 変ホ長調 作品70
第7番 ニ短調 作品90
第8番 変ニ長調 作品96
第9番 イ短調 作品101
第10番 イ短調 作品104/2
第11番 ト短調 作品105
第12番 変ホ長調 作品106bis
第13番 ハ長調 作品116
バラード 嬰へ長調 作品19
ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール
ジャン=フィリップ・コラール(1948年生まれ)は、フランス、シャンパーヌ地方のマルイユ・スィル・アイ出身。パリ音楽院にてピエール・サンカンに師事。1969年「ロン=ティボー国際コンクール」5位入賞。1970年第2回「国際シフラ・コンクール」優勝。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルといった近代フランス音楽のピアノ曲の専門家として知られるほか、ラフマニノフの卓越した解釈によっても知られている。ソリストとして世界各地で演奏旅行を続けているほか、各国の数々の名オーケストラとも共演を重ねている。また室内楽の演奏にも卓越した演奏と繊細鋭敏な感覚を発揮して評価が高い。2003年「レジオン・ドヌール騎士章」受勲。
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2022年10月31日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
指揮:カール・シューリヒト
管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1952年5月3日、1955年8月4日(スイス・ロマンド放送によるモノラル録音)
CD:キングインターナショナル Altus ALT520
指揮のカール・シューリヒト(1880年―1967年)は、ドイツ出身の20世紀で最も重要な指揮者の一人。1923年から1944年までヴィースバーデンの音楽総監督を務め、マーラーの作品の解釈で国際的な名声を得た。また、ライプツィヒ交響楽団(現:MDR交響楽団)首席指揮者(1931-1933)、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者(1944)、ベルリン・フィルハーモニー合唱団芸術監督(1933-1934)を務めた。第二次世界大戦の終戦前にドイツを離れ、スイスに移住。以後、コンセルトヘボウ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などの客演指揮者として活躍。特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは親密な関係を築き、1960年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉指揮者に任命された。ザルツブルク音楽祭にも何度か出演し、海外ツアーでも国際的な成功を収めた。
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2022年10月27日
<CD 1>
ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
フレンニコフ:ピアノのための3つの小品 作品5から 第3曲:舞曲
ピアノのための5つの小品 作品2
ガーシュウィン:3つの前奏曲
<CD 2>
ショパン:夜想曲 作品62 第1番 ロ長調(第17番)
即興曲 第1番 変イ長調 作品29
即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
即興曲 第3番 変ト長調 作品51
スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
ポロネーズ 変イ長調 作品53 《英雄》
(アンコール)
メンデルスゾーン:無言歌集 作品38 第6曲 変イ長調 《デュエット》
キーシン:4つのピアノ小品 作品1 第2曲:ドデカフォニック・タンゴ
ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 第3曲:月の光
ピアノ:エフゲニー・キーシン
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45055~6
このCDは、2021年7月に98歳で逝去したキーシン唯一の師、アンナ・カントールに捧げた「ザルツブルク音楽祭」祝祭大劇場でのライヴ録音盤。
ピアノのエフゲニー・キーシン(1971年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。11歳で初リサイタルを開くなど、幼い頃から神童ぶりを発揮。12歳の時、ドミトリー・キタエンコの指揮するモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団で弾いたショパンのピアノ協奏曲が発売され、世界の注目を浴びる。コンクール入賞歴こそほとんどないが、現在、国際的ピアニストとして世界各地で演奏。1986年初来日以降、しばしば日本を訪れている。
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2022年10月24日
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ピアノ:辻井伸行
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
管弦楽:シドニー交響楽団
録音:2016年10月20日-22日、シドニー・オペラハウス コンサートホール(ライヴ録音)
CD:エイベックス・クラシックス AVCL-84139
このCDは、辻井伸行のCDデビュー10周年記念のボックスからの分売で、辻井が敬愛する巨匠アシュケナージとシドニーのオペラハウスで共演したコンサートのライヴ・レコーディング。ピアニストとしても指揮者としても完全にこの曲を手中に収めているアシュケナージによる万全のサポートの下、辻井の演奏がシドニー・オペラハウスを包み込む。シドニーの聴衆の心を打った演奏を余すところなく収めた録音。
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2022年10月20日
ショパン:幻想曲 へ短調 作品49
バラード 第4番 へ短調 作品52
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ポロネーズ 第7番 変イ長調 作品61 「幻想」
マズルカ 第49番 ヘ短調 作品68の4(遺作)
ピアノ:牛田智大
CD:ユニバーサル ミュージック UCCY-1115(ライヴ録音)
このCDは、2022年3月に東京で開催された「牛田智大デビュー10周年記念リサイタル~オール・ショパン・プログラム」をライブ録音したもの。
ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市出身、名古屋市育ち。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年東京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の2位となり、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。
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2022年10月17日
<CD1>
ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」Op.47
6つのドイツ舞曲WoO42より第1番 ヘ長調 【アンコール】
イザベル・ファウスト (ヴァイオリン) 、アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ)
ライヴ録音 : 2010年3月28日、シャトレ劇場 (パリ)
バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタト短調 Sz.117より第1楽章
イザベル・ファウスト (ヴァイオリン)
ライヴ録音 : 2010年7月23日、ペ・ド・ラ・メイジュ (フランス)
<CD2>
バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタト短調 Sz.117より第2楽章~第4楽章
バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
イザベル・ファウスト (ヴァイオリン)
ライヴ録音 : 2010年7月23日、ペ・ド・ラ・メイジュ (フランス)
CD:キングインターナショナル CDSMBA-100<CD2枚組>
ヴァイオリンのイザベル・ファウストは、ドイツ出身。1987年アウグスブルクの「レオポルト・モーツァルト・コンクール」、1993年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」で共に第1位。1997年には、バルトークのソナタのデビュー録音でグラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オ ブ・ザ・イヤー」を受賞した。古典作品に加え前衛的なレパートリーも持っており、世界初演も多い。室内楽奏者としても各地の音楽祭に定期的に出演。現在、世界を代表するヴァイオリニストの一人。
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2022年10月13日
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K. 279
ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K. 280
ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K. 281
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K. 282
ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K. 283
ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K. 284 「デュルニッツ」
ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K. 309
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K. 310
ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K. 311
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K. 330
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K. 331 「トルコ行進曲付き」
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K. 332
ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K. 333 “Linz”
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K. 457
ピアノ・ソナタ第15番 ヘ長調 K. 533/494
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545
ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K. 570
ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K. 576
[Music Video]
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調より「トルコ行進曲」
ピアノ・ソナタ第12番よりアダージョ[Music Video]
this is MAO FUJITA
藤田真央 in Tokyo
ピアノ:藤田真央
CD:ソニーミュージック SICC-30603~8(CD5枚組+特典BD1枚)
このCDは、2019年「チャイコフスキー国際コンクール」で第2位を受賞、ソニークラシカルとの専属ワールドワイド契約を結んだ若きピアニスト藤田真央の全世界デビュー・アルバムで、2021年のヴェルビエ音楽祭(スイス)でも絶賛され、録音が待ち望まれていたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集(CD5枚組)。
ピアノの藤田真央(1998年生れ)は、東京都出身。東京音楽大学で学ぶ。2013年第5回「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」日本人初の第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞。2015年第1回「若い音楽家のための珠海国際モーツァルトコンクール」ピアノ部門グループBで第1位。2016年第20回「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位。2017年第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」第1位、併せて聴衆賞などの3つの特別賞受賞。これは日本人では河村尚子以来、3人目の優勝者。2019年第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位。2020年第21回「ホテルオークラ音楽賞」、第30回「出光音楽賞」受賞。
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2022年10月10日
<DISC1>
1. ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
2. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40
<DISC2>
3. ハイドン:ピアノ協奏曲 第11番 ニ長調
4. ハイドン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
指揮:エットーレ・グラチス (1,2)
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団 (1,2)
指揮:エドモン・ド・シュトウツ(3,4)
管弦楽:チューリッヒ室内管弦楽団 (3,4)
録音:1957年3月7、8、10日 Abbey Road Studio, London (1,2)
1975年1月22~24日 Church of St. Johann, Thun, Switzerland (3,4)
CD:タワーレコード TDSA215(2枚組)
このCDは、ミケランンジェリの愛奏曲であるラヴェルのピアノ協奏曲と由来あるラフマニノフの同第4番という永遠の名盤に加え、1975年に収録された知られざる名曲、ハイドンのピアノ協奏曲2曲をSACDハイブリッドで復刻。オリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新機能でマスタリングを行っている。
ピアノのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920年―1995年)は、イタリア出身。10歳でミラノ音楽院に入学。1938年、18歳で国際イザイ音楽祭に参加。翌1939年「ジュネーヴ国際音楽コンクール」で優勝し、審査員長のアルフレッド・コルトーから”リストの再来”と賞賛された。第二次世界大戦中はファシズムに対するレジスタンス運動で活躍。戦後間もなくして楽壇に復帰。世界中でコンサートを開き、その圧倒的なテクニックと比類のない美しいピアノの音色で瞬く間に名声を確立した。また、「ミケランジェリ国際ピアノマスタークラス」を母開催し、多くの弟子を育成したことでも知られる。非常に強い完璧主義からコンサートのキャンセルを頻発するいわゆる”キャンセル魔”としても有名になり、次第に年間に演奏会が10回に満たないという例も珍しくなくなっていった。しかし、その貴重な演奏会が逆に評判を呼び、一層ミケランジェリというピアニストを伝説に押し上げて行った。初来日は1965年で、日本の音楽界に衝撃を与える。以降も数度来日している。生涯最後の演奏会は、1993年5月7日、ハンブルクにおいて行われた。
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2022年10月06日
ベートーヴェン:6つのバガテル 作品126
バエス:5つのバガテル
バルトーク:14のバガテル 作品6
クープラン:バガテル
ピアノ:高橋悠治
録音:2022年3月10日、浜離宮朝日ホール(ライヴ録音)
CD:マイスター・ミュージック MM4509
ピアノの高橋悠治(1938年生まれ)は、東京都出身。1962年フォード財団助成を得てドイツのベルリンに留学、ヤニス・クセナキスに師事。1966年ロックフェラーⅢ世財団の奨学金を得てニューヨークに渡り、コンピュータによる作曲を研究する一方、欧米各地で演奏活動を行う。1972年帰国。1973年には一柳慧、柴田南雄、武満徹、林光、松平頼暁、湯浅譲二とともにグループ「トランソニック」を組織し、1976年まで季刊誌の編集などの活動を行う。1978年にはタイの抵抗歌を日本に紹介するために水牛楽団を組織など、アジアの歌を演奏するなどの活動を行う。2002年コンピュータによる音響作品の制作を開始する。21世紀に入ってからも多くのピアノソロを収録している。
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2022年10月03日
シューベルト:
《CD1》
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157
ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566 (第1、2楽章のみ)
ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
《CD2》
ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
(+アレグレット ハ長調D.346)
ピアノ・ソナタ第3番ホ長調 D.459
《CD3》
ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
《CD4》
ピアノ・ソナタ第11番ヘ短調 D.625
(+アダージョ 変ニ長調D.505)
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
幻想曲ハ長調 D760 Op.15『さすらい人』
《CD5》
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894
《CD6》
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
《CD7》
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
《CD8》
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ピアノ:エリザーベト・レオンスカヤ
録音:2015、2017年、ブレーメン・ゼンデザール
CD:ワーナーミュージック・ジャパン 9029.628785
このCDは、ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い直輸入盤のみ、長井進之介 氏による書き下ろし解説と、スペインの音楽学者でシューベルトのピアノ曲の権威ミゲル・アンヘル・マリン氏の最新の研究に基づく解説の日本語訳付き。
ピアノのエリザーベト・レオンスカヤ(1945年生まれ)は、グルジア(現ジョージア)、トビリシ出身。11歳の時、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番でオーケストラと共演、13歳の時にはソロ・リサイタルを行うなど、幼いころから才能を発揮。1964年から1971年までモスクワ音楽院で学ぶ。この間、1964年、ブカレストにおいて開催された「ジョルジェ・エネスク国際コンクール」優勝、パリにおいて開催された「ロン=ティボー国際コンクール」第3位、など重要なコンクールで数々の入賞を果たす。 1978年には旧ソ連からウィーンに移住し、活動拠点を西側に置く。1992年に録音したリストの作品のCDは「黄金のディアパソン賞」を受賞した。また、シューベルトのピアノソナタや即興曲の録音は、シューベルトの内面の精神性を見事に再現しており高い評価を得ている。しばしば来日し、演奏会を通して多くのファンに親しまれている。
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